白鳥装って いま消えたよ
黙示録(The Reveration)
原田真二(2007)
母の趣味で、実家の寝室では原田真二かドビュッシーか嘉門達夫が流れていました。
嘉門達夫を聴きながら眠りにつく小学生はおそらく私だけではなかったでしょうか。
黙示録はママのお気に入り。
ピアノを弾きながら歌われることもありました。
ママはとても勢いよく鍵盤を叩くので、その情熱的騒音にしばしば気が狂いそうになった。
夜は孤独を深める。
一人暮らしをはじめて、耐え難い孤独感に襲われる夜を幾度となく乗り越えてきた。
いまや私も孤独な夜のエキスパートですよ。
そこで、あんまり役立たないライフハック(矛盾)
〜ロンリーナイトを適切に過ごす方法〜
■孤独を孤独として受け入れる(屋内)
そもそも孤独から逃げようとするから辛くなる。
自分が孤独である状態を認識することで、落ち着いてその時空に浸ることができる。
具体的には、本を読んだり手紙を書く。
本を読むとき、人は誰しも必然的に孤独です。
そして映像や音楽と違って、読書は自分のペースでコントロールできるから、集中力が高まるひとりの夜が最適。
本を読めない気分のときは、ブログを読んだりラッパーのTweet(ポスト)を遡れなくなるまで全部読むとかする。
読書が難しい場合、手紙を書く。
読むより書く方が圧倒的に時間がかかるし頭を使う。
日記でもいい。明日のやることリストでも。
気持ちを整理して自己や世界に改めて向き合う機会が得られます。
単純に手を動かすとリラックス効果が高いのもある。
人に見せるには恥ずかしいポエティックな台詞も、
孤独な夜闇の中では、きらめく一番星のように心の深いところを照らします。(←こういうの)
■孤独を孤独として受け入れる(屋外)
家にひとりでいるのが辛い場合、外に出て家の周りを散歩します。散歩めちゃくちゃ好き。
夜中の散歩は特に楽しい。
街や通りが昼間と全然ちがって見える。
地上広ッ、地球デカッ。って相対的に自分の小ささを感じて、まあ人間こんなもんかって気持ちが楽になります。宇宙規模で見たら私の孤独なんて塵である。
皆、ひとりで生まれてひとりで死ぬ。
私が夜中ボロボロの顔と体で住宅地を散歩しているとき、繁華街の彼らは肩を寄せ合い永遠を約束するかもしれない。
しかし令和のシド&ナンシーも互いの存在すべてを奪い合うことはできない。永遠なんて存在しない。永遠に永遠なんてない(ゲシュタルト崩壊)!!!
悲しいかもしれないけどみんなそうだから。
そこは救いだし、大丈夫だよ。
■俺的NG:人に会う
人に会うことは私はだめです。
余計辛くなるし、すべてを浪費してる感覚になり罪悪感に苛まれる。
己が孤独を解消するために他人に頼らないよ。
そもそも孤独は存在し続けるものだから、一生向き合うしかないというのが持論。
だからこそネガティブに捉えず、孤独を孤独として受け入れることが大切かな〜。
あと夜中に人に会うと、変なことや余計なことを口走りそうになる。電話も結構危ない。
誰かと話したい夜に飲み屋やイベントに参加するのは大いにありです。でも孤独な深夜に思い立って人のところに行くのは、私的にはNG。
腹括ってひとりでいる方がいい。ソースは昔の俺。
それでもやっぱり人の気配が恋しくなったら、ラジオを聴きます。入眠前など、無音では落ち着かなくて誰かの声が必要なとき。
今はサブスクやインターネットでラジオの過去放送がいくらでも聴けて、超いい時代じゃな。
Podcast、Spotify、radiko、Amazon music
などを基本的に使っています。
あとは友達の友達あたり(ほぼ知らない人)がやってるツイキャスの雑談をたまに聴く。
友達の電話を聴いているみたいな感覚。
オタクたちの自語りを聴くのは面白い。
■結論:孤独は闇のなか潜み続ける
孤独な夜を消滅させることはできないので、
その状況を利用して読書や物書きなど内省的な活動をする。
家に居られなかったら外を歩く。
人が喋ってる音声を垂れ流しにして寝る。
他人をツール化して孤独から逃げようとしない。
以上。
でも夜中「さみしい」って一言LINEしてくるお友達のこと、かわいく思うよ。
朝日が昇っても送信取り消ししないでOK。
ただ距離感間違えると、めんどくさい奴になるから注意(自戒)。
みんな、孤独な夜を各々で越えていこうね。
寝る前に一杯のお水を飲むといいらしいですぞ。
それじゃあな。
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