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3歳娘と夫の3人家族。とある企業の人事を担当して早10年。娘との忘れたくない話と、自分…

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3歳娘と夫の3人家族。とある企業の人事を担当して早10年。娘との忘れたくない話と、自分自身の成長記録。

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大事な人が亡くなるとなぜ悲しいんだろう。

勤めている会社の創業者が亡くなった。 お別れには約1,000人の人が参列し、涙を流した。 昔馴染みの顔を見つけるたびに、彼の顔が向こうに見えて泣いた。 通夜式でも葬儀でも、化粧が崩れるどころか、顔の一部が溶けてなくなるのではないかと思うほどに、泣いた。 愛情深く、行動力とスピードと決断力が抜きんでていて 楽しいことがだいすきで、ゴシップがすきで、 たまに理不尽で、(誤用の方も含めて)破天荒ですてきな人だった。 「本当に死ぬんだ」って思った 亡くなった知らせを受け、悲し

    • かつて誰かのお嫁さんを目指したわたしが、会社員でよかったこと。

      専業主婦になるのが夢だった。 子どもの帰りを家で待ち、お腹を空かせた子どもたちに、手作りのおやつを振る舞う。 お味噌汁の具材をリズム良く刻みながら、音読に付き合って、「スイミー!懐かしい~!」とか言っちゃったりするのだ。 学生時代、働きたいなんて一ミリも思っていなかった。 こい願うは、誰かのお嫁さん。 御社の志望動機は書けないけど、お嫁さんの志望動機なら、原稿用紙100枚書ける。 そんなわたしが、新卒で入社した会社にうっかり16年も勤めている。 とりあえず就活、15文字

      • 3歳娘が人生の大半を費やした指しゃぶりを卒業した話。

        3歳6ヶ月の娘。 3年2ヶ月という彼女の人生の90.5%を占める期間続けてきた指しゃぶりを卒業しました。 0歳4か月から始めた指しゃぶり。 歯並びのために良くないことは当然知っていたし、いつかやめないといけないことも理解していた。 でも、眠るとき、不安なとき、彼女の安定剤になることもよく理解していた。 3歳になる少し前、「娘ちゃんは3歳になったら、おててちゅっちゅするのやめる?」と聞くと 「じぇったいおててちゅっちゅする。じゅーっとじゅーっと、おててちゅっちゅする」と、そ

        • 愛する娘を吐くほど泣かせてまで、仕事に行く意味があるのか、と自分に問う。

          3歳の娘は、ここのところ保育園に行くのを泣いて嫌がる。 「あと何回行ったらおやすみ?」と、ただの土曜日を、クリスマスかお誕生日かのように指折り数えて待ち焦がれている。 保育園に着くと、娘の気持ちが整うまで、できる限り待つ。 私の遅刻はすでに確定している。 絵本ルームに向かい、「ご本2冊読んだら行くの」と大きな目に涙をためたまま宣言し、毎日通って見慣れたはずの本棚で、時間をかけて吟味する。 おもむろに踏み台を持ってきて、上の棚にある分厚い図鑑を2冊手に取った。 さして読みた

        大事な人が亡くなるとなぜ悲しいんだろう。

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          おしくらまんじゅうの今。

          我が家の娘、3歳。 0歳児から保育園にお世話になっていて、ほとんどの新しいことを保育園で学んできている。 その吸収力たるや。 母の適当な鼻歌さえ、あっという間に覚えて口ずさむものだから、鼻歌のチョイスにも気が抜けない。 (たぶんHYとジュディマリは年代がばれるからやめたほうがいい) あるとき、娘と“おしくらまんじゅう”をしたのだけど、 おしくらまんじゅうって 「おしくらまんじゅう♪押されて泣くな♪」だったように記憶していたけど 娘は「おしくらまんじゅう♪押されてぐにゃ♪ふ

          おしくらまんじゅうの今。

          “思い立ったが吉日”を素直に実行してみる。

          noteで日記。 一行でもいいから発信。 とにかく発信。 そう思ってとりあえずnoteを立ち上げた。 タイトルを入れてみるところからスタート。 思い立ったが吉日。 思い立った日、それが吉日だから、スタートするには最適。 今年のわたしのテーマにもなりそうだし、好きな言葉ランキング上位に食い込みそう。 でも、タイトルを見ているとゲシュタルト崩壊を起こす。 思い立ったが何か?みたいな感じで「思い立ったが?」って何か偉そうにしてる人の顔が浮かんでは消える。 この「が」は、「~

          “思い立ったが吉日”を素直に実行してみる。

          きっかけはこれやねん、のつづき。

          人生が変わった、と、わかる瞬間っていつだろう。 自分の人生が変わる瞬間を体感した人はどのくらいいるんだろう。 ターニングポイント、という言葉があるけど、まさにポイントになるような、明確なきっかけがある人ってどのくらいいるんだろう。 人ってそんな簡単に変わらないけど、変わってもいいんじゃない?って思えるようなことがいくつかあった。 ひとつめは「きっかけはこれやねん」を。 次は、かっこいい大人をごく身近に見つけたことかもしれない。 大谷翔平みたいなスーパースターじゃない、

          きっかけはこれやねん、のつづき。

          「きっかけはこれやねん」

          いつの日か「どうやって夢を叶えたの?」と問われたときに、「きっかけはこれやねん」と言う未来が見えるほどに明確なきっかけがあった。 背中を押してくれるかのように、そんなきっかけがいくつか重なった。 中でも大きかったのは 「今さらだけど、アドラー心理学を実践してみたらすごかった!」を読んだこと。 アドラー心理学については、もともと少しだけ知っていた。 それこそ「嫌われる勇気」が注目を浴びていた真っ最中に読み、衝撃を受けて何冊か本を読み、自分の中に落とし込もうとしてはいたけどい

          「きっかけはこれやねん」

          準備は何もできていない。

          “あれができるようになったらこうしよう”だとか、”準備が整ったら始めよう”だとか思っていたら、いつの間にか38歳になっていた。 自分が臆病なタイプだという自覚はなかったけれど、3歳の娘を観察していると、新しいものや場所、人、ことに対しては、とにかくじっと観察して、見守る時間が長い。石橋を叩いて叩いて、その上で渡らない。 あれは、わたし譲りなのかもしれない。 わたしも、石橋を叩いて叩いて、その上で渡ってこなかった。 でも、娘にはチャレンジして、試行錯誤して、自立した大人にな

          準備は何もできていない。