一生忘れない、30分の「よさ会議」
〜クルーズ物語⑩〜
マツダ ミヒロさん・伊勢隆一郎さんが企画された未来型社会貢献プロジェクト「Life Startup」。
で、まさかまさかの豪華クルーズに当選!
クルーズ物語①〜⑨は、マガジン「クルーズ物語」で。
---------
クルーズは3泊4日。
その間、数日の出来事とは思えない、溢れるほどの体験とそれぞれの体験への感情の動きがあった。
ひとつ自分に収まる前に、次の体験がやってきて心が大きく動く。
それを整理する間もなく、また次の出来事が…
というのが数時間おきにやってくるという感じ。
まだ今も、時系列を追って整理してすべてを自分に納めて、というのはできそうにない。
インパクトの大きかったことから、とにかく綴ってみようと思う。
---------
Life Startupでクルーズの旅に当選したのは全部で6チーム。
1チーム3人、全部で18人が招待された。
クルーズ船のあれこれを楽しみながらも…
(ウォータースライダーとか!)
主催のミヒロさん・伊勢さんは チームで取り組むミッションを用意してくれていた。
船に乗った日、ミヒロさん・伊勢さんと6チームの全員が顔を合わせる場で、そのミッションの内容が知らされた。
**「ひとつのチームを応援すること」 **
応援するチームは、くじ引きで決まった。
(同時に、応援してもらうチームも決まる)
わたしたち よさがみえるラボが応援することに決まったのは、Life Startupを機に(つまり数ヶ月前に)結成したチーム。
オンラインで話し合いをしながらプロジェクトを進めてきていて、3人がリアルで初めて会ったのは、なんと、今回のクルーズに向かう成田空港だったそうだ。
プロジェクトを経て
「今、これから先が見えていない」
というようなことも話してくれた。
そのチームに、わたしたちの応援として、30分ほどの短い「チームのよさがみえる会議」をさせてもらうことにした。
たまたま、ミヒロさん・伊勢さんによるセミナーの時間の直後だったこと。
そして、クルーズ船の、海が見える素敵な席という環境。
そんな後押しもあったのだろう。
そのよさ会議は、とても心に響く、一生忘れられないものになった。
**「正直、こう思っていた」 **
**「実はこう感じていたの。言ってなくてごめんね」 **
そんな、言えずにいた大切な想いが伝え合われることが、ほんとうに繋がりあっていくこのチームが、とてもとても尊い。
そう思った。
そして、いろいろな想いを抱えつつも、1枚のカードから
「それぞれの存在をさらに大切にしたいんだ」
という気持ちが場に出てきたとき、そこにいた全員が涙した。
そのチームの3人も、わたしたち3人も。
今でも思い出すと、じーんとして涙が出そうになる。
*
いつもは、あるチームに対してよさ会議の場をつくるとき、ファシリテーターを務める誰かひとり(その多くはわたし)だけがそこにいることがほとんど。
「こんなよさ会議になったよ」
「こんなことがあって感動したよ」
と、出来事や感情をシェアするけれど、どうしても体験そのものは伝えきれていないだろう。
こうして同じ場を、心の揺れを、リアルタイムで共有できたことは、わたしたち よさがみえるラボにとってとても大きな経験になった。
そして、相手チームからいただいた
「想いが自然に出てくる」
「すごくいい!」
「この活動、広まってほしい!」
という、よさ会議についての声をその場で一緒に聴けたことも。
たった30分(ちょっと延長したかな、40分ぐらいかも)。
ものすごく濃い、30分。
こんな時間を、仲間を大切にし合いたいチームにたくさん届けていきたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?