雨垂れ石を穿つ~私の意識を変えた一冊~
MACO 著 柏屋 コッコ 漫画 中経☆コミックス
『マンガでわかる ネガティブでも叶う すごい「お願い」』
この本と出会った頃の私は、自分の感情に押しつぶされる寸前でした。
積み上がる仕事、上司からのプレッシャー、仕事の延長で増える付き合い。
それらに圧迫され、逃げ出すこともできず、死んだように生きていました。
苦しくて、辛くて、どうしようもなくて。
でも、どうにかしたくて。
疲れ切った中で、ふと目に留まったのがこの本でした。
この本のタイトルを見たとき、すぐ湧いてきたのは
『そんな訳はないでしょう』
という否定的な思いでした。
仕事上で求められるものが、自分とあまりにもかけ離れていて、
いつも自分が情けなくて、惨めで、仕方がなかった。
それなのに、この負の感情を持ったままで願いが叶うはずがない。
願いが叶う人は、常にキラキラしていて、前向きで、積極的な人であって、
私のように、常によれよれで、後ろ向きで、消極的な人である訳がない。
そう思うのに、どうしても気になって購入したのを覚えています。
どうせ、読んだって何も変わらない。
結局、私にはできない。
でも、
今のままじゃ辛くて仕方がない。
一握りの希望を心に秘めながら、恐る恐る読み始めました。
文字だけの本を読む気力すらなかった私に、漫画で描いてあるこの本は、苦もなく読めました。
ただ、読んですぐ何かが変わった。
そういうことではありませんでした。
それなのに、
時間が経つにつれて、
じわりじわりと心の中に染みこんでいく何かが、
確かに私の中に生まれました。
傷つきやすい上に頑固な私の硬い殻の中で、
徐々に、本当に少しずつ、
私の意識が変わり始め、
心の中に巣くっていた負の感情が溶けていきました。
『雨垂れ石を穿つ』
その言葉のように、
MACOさんの言葉は優しく、さりげなく、
それでも、確実に、
私の固い殻を破いてくれました。
そのおかげで、
『負の感情を持ったままの私でいいし、このままで願ってもいい』
と思えるまでになりましたし、
その負の感情も徐々に少なくなってきました。
私のように頑固な人や強い刺激が苦手な人、
またコツコツ何かに取り組むことが好きな人には、
お勧めの本です。
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