株高の今、新NISAの成長枠で株を買うということは…

前回の投稿から日が空いてしまいました。
3月に入り、日経平均が4万円を超えた後、38,000円程まで下落しています。(今日は38,700円位まで戻りましたけどね)

さて、初心者の方が2月以降に新NISAの成長枠で既に高値圏内の個別株を買っていたとしたら、気持ち的に結構キツイんじゃないかなぁというのが正直なところです。含み損に耐えられているだろうか?と心配になります。

そこで今回は、株高の今、新NISAの成長枠で株を買うことについて、自分だったら注意することをダラダラと書いていこうと思います。

さて、新NISAで人気の銘柄の1位がJTだと、どこかで見聞きしました。いつもJTは人気ランキングの上位に入っていますけど、買うのは今ではない気がするんですよね。なぜならば、JTの配当利回りが5%超だとしても、株価が5%下がるはあっという間だから。

例えば、本日(2024/3/14)の14時前の株価が3,853円、年間配当が1株当たり194~200円なので、手堅く194円とすると利回りは5.03%。配当としては結構おいしいよね。だけど、ここ6か月間の株価チャートを見ると、最安値が2023年10月近辺の3,200円強。現在の株価より20%強、安かったのです。あなたは6か月で20%の値動き(特に下落)に耐えられますか?そりゃ、逆に20%上昇することもありますよ。株ですから。ただし、ここ20年の株価チャートを見ると、明らかに今の株価は高値圏内(現在の3,853円を下回っている期間の方が長い)だと分かるので、買う場合は慎重になった方が良いかなと考えています。まぁ、株かた下がったら買増しして取得単価を下げるのだ!という方は買っても良いとは思いますけどね。一般的には、40万円弱(100株単位で買った場合)を短期間に何度も支払える人って少ないと思うので、本当に注意が必要だと思います。

でも、これはJTをダメだと言っているわけではありませんよ。私だってJTを1,200株持っていますから。ただし、私の取得単価は2,100円弱です。私が買い始めた時から既にJTは高配当株で、確かその時、5後半~6%位の利回りでした。それが業績が上がるとともに、株価上昇や配当も上がっていったというわけです。そして、今や配当利回り9.2%ほど。いや、これは本当にありがたい。(自慢)

ちなみに、新NISAの成長枠で長期保有を目的とした高配当株を買うならば、最低10年チャートを見て、以下3点くらいは確認すべきかと考えています。
参考にしていただけると嬉しいです。
・今の株価が高いのか、安いのか。
・今の株価で買うとしたら、どこまで下がることが許容できるか
・会社の業績に対する株価のバランス(業績がさほど良くないのに、株価だけ上がっている、というアンバランスなものでないこと)

JT/6か月チャート
JT/20年チャート/もしかしたら一時的に4,500円位までは上がるかもしれないが、今から買うのはちょっと勇気が必要だな…


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