音楽ニュース:コンサート、制限付きで聴衆を入れて再開

コロナ封鎖解除が進む中、当初は秋から再開予定だったコンサートなどが5月30日から再開されるようになりました。ただし、様々な制限付きです。

5月28日、ケルンのギュルツェニヒ管は5月30日にケルン・フィルハルモニーでの聴衆を入れてのコンサートの発表をしました。ドイツ時間17時と20時の2回ですが、20時のコンサートはネット配信されます。 https://www.guerzenich-orchester.de/livestream 

ただ、私はすでに友人宅での食事に招かれているので(こういうこともやっとできるようになりました)、このコンサートには行かず、5月31日、デュッセルドルフ響のコンサートに行くことにしました。コンサートは以下の予定です。

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5月31日16時、デュッセルドルフ・トーンハレ
プログラム:マーラー≪交響曲第5番、アダージエット楽章≫
      ハイドン≪告別≫
指揮:同オーケストラ首席指揮者アダム・フィッシャー

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コンサートは当日15:50頃(日本時間22:50)から以下のサイトで、360度カメラを使ったライブ・ストリーミングで見ることができます。
https://www.tonhalle.de/orchester/konzerte-im-livestream/

コンサート再開とはいえ、様々な制限があります。まず聴衆者数は100人までです(トーンハレの座席数は1854)。また聴衆は事前に名前、住所、メルアドや電話番号の提出を義務付けられました。さらに同じ住居に住んでいない人は隣りあわせで座ることができません。

以下に『決まり』をざっと和訳します。

・チケットは第三者に譲渡することはできない(注:届いたチケットには名前と住所が明記されています)。

・入場の際のコントロールは接触せずに行う。印刷したオンライン・チケットか携帯にバーコードを入れたものを明示すること(注:ドイツでは係官がチケットを受け取って少し破るというシステムがまだまだあります)。

・マスク着用のこと。着席してコンサートが始まったら外しても良い。ただし、誰かが近くを通る、あるいは自分が通る場合は再着用のこと。

・メインエントランスのみ使用のこと。コンサート開始30分前に開場するので、入場したらすぐ席に向かうこと。

・自由に席を移動することはできない。

・クロークは使用できない。荷物は自分の席の下か、近くに置くこと。トイレは使用できるが、(廊下などの)外で待つこと。

・社会的距離(最低1.5m)を守ること。咳、くしゃみの仕方、衛生などこれまで言われてきたことを守ること(注:口を手でおさえず、肘の部分をあてるなど)。消毒剤はチケット売り場やフォワイエに備えられている。

・飲み物、スナックは提供していない。

・コンサートは360度でライブ・ストリーミングされるので了解のこと(注:聴衆も映る)。


お天気も良くなってきたし、なんといっても、ライヴのコンサートはとても楽しみです。

それにこのプログラム、とても粋で洒落ていると思います!





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