音楽ニュース:≪地獄のオルフェ≫、ベルリン・コーミッシェ・オーパーでのプレミエ(2021年6月)

昨日とりあげたザルツブルク・フェスティヴァル2019のプレミエのひとつ≪地獄のオルフェ≫は同フェスティヴァル、ベルリン・コーミッシェ・オーパー(KOB)、ライン・ドイツ・オペラ(デュッセルドルフとデュースブルク)の共同制作でした。ザルツブルクで先頭を切ってプレミエ公演が行われたわけですが、KOBでのプレミエが発表されています。

上演予定は、2021年6月5日(プレミエ)、11、14、19、23、25、29日です。https://www.komische-oper-berlin.de/

演出を手がけたバリー・コスキーはKOBのインテンダント(支配人、監督、総裁)兼主席演出家です。『ホーム』での上演は『アウェー』と違いますし、通常一緒にいる気ごころのしれた専属歌手たちとの共同作業で、ますます先鋭で楽しいものになるかもしれません。

またザルツブルクでもマックス・ホップ(Max Hopp、ドイツの有名な俳優)が出ずっぱりの素晴らしい演技だったのですが、KOBでの公演にも、もちろん出演します(というか、彼がいなくては成り立ちません)。

チケット料金は98~12ユーロです(ザルツブルクはこの3倍以上です)。

またプレミエの後は通常どこの劇場でも劇場内でパーティーがあるのですが、KOBは基本的に誰でも参加できます。
ちなみにザルツブルクは招待客と関係者のみで、参加は非常に厳しく制限されていました。

KOBのプレミエ・パーティーではコスキーが歌手など関係者を一人一人呼び出して功績を讃えます。この『呼び出し』がいつもボクシングやプロレスのような呼び出しで、劇場かリングサイドかというくらい活気にあふれ盛り上がります。

1年以上先の話ですが、その頃は憂いなく旅行ができるようになっていてほしいと思います。

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