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#280 不況からの生き残り。ポートフォリオをいくつか持つことの重要性/シンガーソングライター、ラジオパーソナリティー、ふるさと大使、専門学校教師など様々な顔を持つ、清水孝宏さん

この記事は音声メディアVoicyで配信している台本を掲載しています。主にインタビューをお送りしている番組です。気になる方はぜひ 【アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオ】 ☞https://voicy.jp/channel/1718  ご視聴くださいませ。チャンネル登録どうぞよろしくお願いいたします。なお、LINEで話し方・発声アドバイスを始めました。ぜひ登録もよろしくお願いします。https://lin.ee/2K7B1ZZN9

1.不況からの生き残り。ポートフォリオをいくつか持つことの重要性

アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオ。
今日は ポートフォリオをいくつか持つことの重要性。そしてシンガーソングライター、ラジオパーソナリティー、ふるさと大使、専門学校教師など様々な顔を持つ、清水孝宏さんへのインタビューをお送りします。


改めまして、
このチャンネルを選んでくださってありがとうございます。
チャンネル名は アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオ
アナウンサープロデューサーとして30年近く放送局に勤め、音声の研究者として心地よい声の研究を続けています。またYoutube朗読チャンネルはフォロワー1万7千人を突破しました。

このVoicyでも聞き取りやすい声、また聞きたくなる声を意識しながら、
月~金曜日毎朝6時半から配信しています。よかったら最後までお聞きください。

不況に弱いメディア・エンタメ業界

さて、ここ15年くらいの間に、私たちが想像し得なかったことが起こりました。リーマンショック、東日本大震災、ようやく復興したと思ったら、コロナ禍、そしてロシアのウクライナ侵攻。
アフターコロナは世の中が明るくなってくるだろうと期待をしていたのに、まさかの戦争。
こういう時には、世の中が大きく動きます。ある業界が突然不況になったり、一方で陽の当たらなかった業界にバブルがきたり。

私がいる業界がモロにこの大波を被りました。

メディア・エンタメ業界は、不況や震災が来ると、最も先に切られる業界です。

スポンサー広告で収益を上げる放送局は、企業の広告費で成り立っています。不況になると、企業はこの広告費から削減します。当然、番組のスポンサーは消え、もしくは広告収入が減額、その皺寄せは、現場で働く、フリーランスのディレクター、パーソナリティのところにやってきます。
その現実を目の当たりにしたのは、実は私は今回が初めてではなく、バブルが弾けた後に体験しています。今からもう30年以上前になります。
その時、私20代。大学在学中からタレント事務所に入り、放送の仕事をしていましたので、月額の手取りは、いい時だと30万近くになることもありました。そこで、勘違いしたんですね。就職するなんて馬鹿らしい。
親の反対の声なんて耳もかさずに、就職活動せずに、放送の仕事を続けていたら、バブルが弾けました。

その皺寄せが来たのは、1年後くらい。
翌日の仕事が、前の日に。
明日の仕事、なくなったから。来なくていいです。
一本の電話だけでした。その仕事をするために、準備をして、美容院にも行き、洋服も新調してなんてやっていても、何の保証もない。

それは1回だけではなく、何度も。悔しさが滲みました。

フリーランスというのは、こういうことなんだとというのを身に沁みました。私が放送局のアナウンサーになることの重要性を感じた瞬間でした。

そこから数年後、開局する放送局の局アナウンサーの試験を受けて、正社員になれたのは、本当にラッキーだったと思います。息子が1歳になったばかりだったので。
離婚も経験していますので、一人息子を育てるために、正社員でいることは重要で、どんなに嫌なことがあっても踏みとどまることができました。そして、正社員とはいえ、必要とされる人材にならなきゃと、しゃべる仕事だけではなく、制作や、営業も学び27年在籍しました。

つまり、会社に在籍にしながら、自分なりにポートフォリオを増やしていけたんですね。
地方局では、しゃべる仕事と番組制作は多くの局アナが経験していますが、がっつりやっている女性アナウンサーは少ないかもしれません。
私は、スポンサーを獲得するところから取り組みましたので、営業経験も積み重ねながら、ニュースも読み、ワイド番組を喋って作って、災害現場にもいくし、海外の取材も積極的に行いました。
時にはそれを疎まれることもありましたけれど、後押ししてくれる、上司にも恵まれ知識を積み重ねることができました。

表に出る華やかな仕事の裏方の仕事は、集客やら、荷物運びもあるし、発送作業や、マーケティング。放送業務をこなしながらで、効率よくやらないと、終わらない。。。同じ給料なのに、人の2倍3倍働くことに、なんで私が・・・と思ったことがありましたけれど、他の会社の経営者たちからは、
鹿島田さんは、今そういう経験ができるとがラッキーなんだよ!と励ましてもらいながら、そうか!と単純なんで、前向きに取り組めたのも良かったと思います。

そして2年前起業するときに、実はその時、動画をやるつもりは一切なかったのですが、お世話になっているWEB会社の社長さんに、
鹿島田さん、音声やっても、稼げないよ。
動画をやりなさい!YOUTUBEだよ!

強く勧められました。

私が趣味程度で商売になるなんて、無理!と言ったら、

ならば応援しない!。動画をやるなら、応援する!

と言われて始めたのが動画編集の世界。

そこから20代の若者たちと共に学び、収益化できるようになるまで3ヶ月。
必死で高速に学びました。

これが動画編集の魅力です。

こんなに早く収益化できたのは、動画への需要がとんでもなく大きい。動画バブルがきていたからです。

世の中不況で、メディアへの広告費を削減する中、それでも告知しなきゃいけない人たちは、自社のオウンドメディアを充実させようとします。
そこに、WEBや、SNS、YOUTUBEを作りたいというニーズが高まって、バブルがきたというわけです。

そんな簡単じゃないだろう!と思われるかもしれませんが、
メディアの経験ががありましたので、動画制作には大きく貢献しました。

現在、自社のポートフォリオは、ラジオや音声メディアの制作、Youtubeなどの動画制作、運用、こちらは収益化まで。
さらに、企業のメディアプロデュースとして、広報誌などの紙媒体、プレスリリース制作など、今まで放送局で培ってきた全ての仕事が生かされています。
どの仕事も、苦労しながら、ゼロからやってきて良かったと思います。

動画編集を事業にして行って本当に良かったと思います。
ただ、これで落ち着くのではなく、またいつくるかもしれない、災難に対応するためには、違うディメンンションのポートフォリオを作っていくことも必要なんでしょうね。
そこには、プロデューサーとしての力量、プロ集団を集めるためのコミュニケーション能力、情報収集能力、そして人として好きになってもらうための、誠実さなど数えたらキリがないのですが、私もまだまだ道半ば。
スキルアップしていきたいと思っています。

さて今日は、ポートフォリオをたくさん持つ、すごい人!

シンガーソングライター、ラジオパーソナリティー、ふるさと大使、専門学校教師など様々な顔を持つ、清水孝宏さんへのインタビュー前編をお送りしいます。


2.シンガーソングライター、ラジオパーソナリティー、ふるさと大使、専門学校教師など様々な顔を持つ、清水孝宏さん


3.まとめとお知らせ

今日は シンガーソングライター、ラジオパーソナリティー、ふるさと大使、専門学校教師など様々な顔を持つ、清水孝宏さんへのインタビューをお送りしました。来週は後編をお送りしますので、ぜひお聞きくださいね。

来週月曜日は、教師から動画編集者 へ みぞさんインタビュー後編をお送りします。
車に関わる人にインタビュー。HONDA人気のSUVヴェゼル開発責任者 チーフエンジニア 井橋祥共さんへのインタビューをお送りします。

お願いがあります。
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アナウンサー鹿島田千帆のコミュラジオ、お相手は鹿島田千帆でした。ハピハピスマイルでまた明日!


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