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津軽あいや節

アイヤアーナ アイヤ唄が聞こえる
津軽の唄が よされじょんがら
ソレモヨイヤー あいや節

以下、ネットからの引用ですが、背景を知るために使わせてもらいます。

「津軽民謡には珍しい三拍子。その源流経路としては朝鮮半島と北海道とが挙げられる。特に後者は、アイヌのギリヤークの唄といって、呪文を唱える時に鳴らす太鼓のリズムが三拍子であることから、津軽の人々は潜在的に三拍子の音感を持っていたと思われる。
この唄は、句の切れが悪いために、門付けには向かなかったが、舞台芸として踊りがついた。三拍子系特有の情緒と、何とも物寂しい節回しは、津軽五大節には欠かせない。

歌詞に目出度いシチュエーションのものがあったり、いわば「おらが自慢の~」的に謳歌している内容もあります。曲想もかなりアップテンポで、行け行け!
津軽三味線も唄も極めてテクニカル! 

「アイヤアーナ」の歌い出しは非常に大切で、独特の節回しでしかも三拍子による調子は聞く人の心に響きます。」

今日は民謡のお稽古日でした。
津軽あいや節を練習していますが、なかなか思うようには唄えませんね💦

唄えば歌うほど、泥沼にハマっていきます。自分の中で理想がどんどん高くなってしまって力が入ってしまうのです(*_ _)
力を抜いて、って理屈はわかってるのに暴走してしまうのはなんでしょうね。

自分の歌を始めたところから遡って考えてみよう。
①祖父も民謡を歌っていた。
「昔はマイクなどなかった」と言われ、とにかく全力で大きい声で歌えと教えられた。
②父も民謡を歌っていた。
変なビブラートを教えられた。

ウン十年ぶりに民謡歌ってからまだ数年。小さい時に教えられたことをそのままやってしまうんですね。わかってるのに、よっぽど意識しないと変えられない。むしろ真っ白なままのほうが良かったかも😢実際、師匠の指摘も「ビブラートいらない」「もっと軽く歌って!」が多いです。基本、そこから死ぬ気で矯正しないとダメかもです。

それはがんばるのみですが、歌い手というアスリートとして分析してみよう。

あーーいーーーーー
いぃぃ いぃぃ やあぁーーー
あぁあぁあぁぁーー
あぁぁあーーなぁぁあーー
ああああぁぁぁ ああああぁぁぁ
あぁぁあぁぁあーーーーー

こうしてみると、だんだん記号に見えてきますね。
短い歌詞で母音押せ押せ!!なのが特徴。
歌いだしはとにかくインパクト!
とはいっても力を入れてしまっては音もずれるし大変歯切れが悪い( >_< )

以下、自分へのダメ出し。
リラックスして息を思い切り吸いましょう。そして溢れそうな息をタイミング良く鼻腔に当て頭蓋骨に共鳴させましょう!
はい、スカーンと声が抜けたでしょうか?
口は横に開いたまま音色は変えず、伸ばすところは節を入れずにまっすぐ出したほうが気持ち良く聴こえます。外側に空気を漏らしてしまうと息が続かず力んでしまうので、どちらかというと息を引いて歌ったほうが高音がきれいに出ます。
小さいひらがなのところは節なのですが、絶対に喉で揺らさないように。超絶にダサいです。津軽ものは早くて力強い節が魅力ですからちゃんとやりましょう。横隔膜を上下させて節を作ります。ここで重要なのがインナーマッスル。横隔膜を動かすお腹の内側の筋肉を鍛えましょう!といっても、常に歌を練習していれば自然に鍛えられているはず。
お腹の外側に筋肉を付けるとしなやかさがなくなるのでNG!

これだけでも民謡を歌うのがどれだけ大変かわかりますね💦

ちなみに自分へのダメ出しはすごく大事ですので録音するとか動画撮るとか必ず記録は取りましょう。

民謡のコンクールに出る方たちは全員スーパーボーカリストだと思ってます。(私以外ね😅)
ちゃんと発声やってないと出ない声ですからね。甘く見るとすごく恥ずかしい思いをします。そのプレッシャーに耐えつつ、緊張しつつ毎回挑んでいるのです。
色んなジャンル歌い分けって本当にハードル高し。じゃあなぜやるのか?
そこに唄があるからです!なんてね。

今日の写真はうちの長男隠し撮り。
あとで怒られるかも‥

今日はこんなとこで😊


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