何かをやり遂げるということ
はじめまして、ちひたろです。
先日デジタルハリウッドSTUDIO主婦ママクラスを卒業いたしました!本来なら6〜9ヶ月(今は6ヶ月だけかな?)でこの言葉を言えるのですが、私の場合は休学とコロナを挟んで約1年2ヶ月かけて卒業しました。長い。ながかった。そんな私がたくさんの人に支えてもらって卒業できた話です。
デジハリに通う前ときっかけ
結婚前はアパレルメーカーの販売員をしていました。ジャンルは女性ランジェリー。一見華やかにもみえますが、使用している生地や商品のパターンによって見た目やつけ心地に大きく差があり、それをお客様のご要望と身体にあわせてご提案していく、割と職人みたいな仕事でした。
シーズンによってデザインが変わり、広告も変わる。販売員が要望に挙げていた部分をデザイナー、技術者さん達の手によって改善されて次のシーズンで出てくる。ものづくりの中にいた存在でしたが「自分で何かを形にする仕事がしたいなぁ」と思ったのがはじめ。
結婚後退職して出産。家の中で子供と2人でいるときに「これでいいのか」論が頭の中でぐるぐる。「お客様の役に立つあの感じは、もう一生こないのではないか…」と、産後によく聞く社会に取り残された感。
転勤族で、東京にいられるのもあと1年、この期間になにかできることはないか。と思ったときにデジハリという存在を知り、主婦でも勉強できる環境とPCがあれば遠方だって仕事ができると知り、「これだよこれ!」と思って入学を決めました。とても単純です。
デジハリ入学で得たかけがえのないもの
入学してからそれまでの生活は激変。毎日がデザインに遭遇するような感覚になりました。通学している電車の広告をゲシュタルト崩壊するまで見続けたり、それまでなんの気なしにもらってた名刺や見ていたサイトはデザインの先生になりました。クラスでの名刺交換は自分で作った名刺が手に渡るという、初めてでうれしい感覚でした。
主婦ママクラスは同じような環境の中で、お互いを励ましながら有益なものは共有していく、本当にママ友でも職場の同期でもない、大人になってできた唯一無二の大切なクラスメイトです。友達なんて言葉じゃ足りません。結構人見知りな私でも、人との交流の機会が多くあるデジハリでは、横のつながりがリアルでできたのは大きかったです。
クライアントワークではクライアントさんの想いを形にして、適切な情報をわかりやすいように表現していく、サイトをつくっていく上で大切なことを多く学びました。皆のサイトが途中経過から完成までできていくのを見てきて、喜びを分かち合ってより絆も深まりました。
休学期間の心を救ってくれた先生の言葉
休学をすることになったのは、娘の体調不良がきっかけでした。
1人も欠けることがなかったクラスの皆と卒業したかったけど、自分の勉強は家族が支えてくれるからこそ成り立っているというのをこの時に痛感し、卒業制作期間に休学を決めました。娘は今はとてつもなく元気なので、この時に決断できて良かったと今は思っています。
気づけなかった娘の体調不良への罪悪感や、人それぞれにペースがあるにせよ、先に卒業する皆の作品がどれも素晴らしくて少し残された感覚があった私。
復学する予定のクラスも同じ担任の先生だったので、クラスの制作発表後、お伝えすると「本当に誰1人も欠けずに卒業させることができて嬉しい!」とおっしゃってくれて、さらに
「最後までやり遂げるって本当にすごい事なんだよ。途中で辞めてしまうと『あぁ、あの時最後までできなかったな』って後悔が残るでしょ。だから、どんな形でも最後まで諦めずに頑張ったことに意味があるんだよ。」
この言葉に本当に救われました。
まだ、諦めたくない。休学は悪い事じゃない。私は私の精いっぱいの形を残そうと心に決めて、復学までトレースや勉強を自分の出来る限りでやりました。
復学早々コロナで卒業延長でも、支えてくれたトレーナーさんやクラスの皆
4月に復学早々に、コロナでSTUDIOも閉館、卒業は2ヶ月延長になりました。そしてコロナきっかけで、私の至らない点も多くあった事で、以前から進めていた卒業制作のクライアントさんのお話も白紙になりました。でも、実在のクライアントさんのサイトを1から構成すること、一緒に情報整理してきたことは本当に貴重な経験でした。
心の灯火が弱くなった時に支えてくれたのはトレーナーさん達が企画してくれたイベントや、卒業したクラスメイトとのzoom、閉館の中でも制作を一緒に続けていた復学クラスの皆さんの存在でした。
トレーナーさんに心境を相談した時に「『勉強する事は当たり前』と習慣になるまで続ける」と言われた事で、「自分の環境にあった勉強方法」を模索。夜更かしするより早朝勉強のほうが合ってることを発見し、朝4:00起きを習慣にしました。
合わせて筋トレも習慣にしました。おかげで自粛太りも改善!
それまで後ろ向きだった考え方もいつの間にか前に向いていて、webデザインの勉強で自分のメンタルの持ち方まで変わりました。人生ってフシギ。
6月の自粛解除から復学されたクラスの皆さんと共に同じ目標に向けて頑張って、時に卒業したクラスメイトにアドバイスをもらい、トレーナーさんにやりたい事を実現するために沢山質問をしました。
たくさんの出会いによって、卒業できたものです。
何かをやり遂げるということ
「デジハリを卒業しました」の一言に、これだけの支えがあって卒業できたことは感謝してもしきれません。
「やりたいことやり遂げていくことに意味がある」これがwebデザインを勉強した中で大切にしていきたいことでした。続けるって本当に大変。でも、卒業したこの先もやりたいことのために諦めないで続けることは、きっと大きな意味があるんだと思います。
私はまだ夢半ば。webデザイナーになって、またその先の夢の為にひとつひとつやり遂げていきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?