読み聞かせの卒業宣言
「ねえ、本読むの、いつまで続けるの?」
とうとう言われてしまいました!
この春から3年生になるムスコ・アユムンから、突然の読み聞かせ卒業宣言。
2歳ぐらいのときから寝る前の儀式として1冊ずつ絵本を読んできた我が家。小学2年生になってからは児童書に切り替え、「エルマーのぼうけん」「大どろぼうホッツェンプロッツ」のシリーズがそろそろ終わっちゃうなあ、次はどうしよう・・・と思っていた矢先に、あぁあぁあ、とうとうか・・・。
どどどど、どうして? もう読み聞かせイヤなの?と聞いたところ、
「だってさ、自分で読むほうが早いもん」とのこと。
それはその通り。
アユムンよ、成長したのう。
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ムスコが生まれて1年ぐらい経ったころから、正直に言うけれど、ハハは途方に暮れていたのでした。
なぜなら、元気すぎるから。
朝5時に「おなかがへったよ」と目が覚め、休日は1日に3回も公園に行こうぜ!という信じられない体力の我が愛するムスコくん。
基本的にインドア派な上に体力がないハハとしては、平日フルタイムで仕事&子育てをしているだけでそこそこハードでして・・・・。
ハハだけでは手に負えない。
週末は、夫くんが中心となってムスコのパワーを発散させるのが我が家のスタイルとなりました。今やアユムンの毎日に欠かせないサッカーの練習も、むしろ夫くんのほうが熱が入り、気がついたらコーチのポジションに登りつめている。夫くんが元気なヤツで良かった、と心から感謝。
というか、こういう夫くんだからアユムンみたいな子が生まれたのだな。
イクメンの大活躍はとても助かるのだけど、なんとなく「親失格」という後ろめたさが残るのが、ハハ心というもの。
その後ろめたさをちょっと解消してくれるのが、「毎晩、一緒に本を読む」ということでした。
夫くんがサッカーを楽しめるのと同じく、ワタシにとって絵本は我が領地。なんとなく「いいハハしてる」という満足感もあり、長く続けることができたのでした。
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本を読む習慣は、ムスメいっちゃんの妊娠中、そして誕生してからのドタバタした時期に、アユムンと過ごす貴重な時間となりました。
ちょうどこの頃、絵本の専門家・内田早苗さんのお話を聞く機会があり、「読み聞かせは上の子にイイわよ!」とにっこり言っていただいて、心が軽くなりました。本を読んでもらう時間は、子どもにとって親の手と心を独占できるだから、すごく満足度が高くなるとのこと。
ひさしぶりの授乳生活でへとへとだったけど、寝る前の15分だけはがんばるべし、と決意しました。
妹誕生によって王座を追われ、不安感マックスのムスコに、ハハとしては「だいじょうぶだよ」と伝えたい。だから、寝る前の本を読むときはいっちゃんを夫くんの腕の中へ預けて、今まで通りにハハ&アユムンの「二人きり」を演出。
「妹が生まれても、何も変わらないよ。君との時間が大切だよ」というメッセージに、なったかな?
そのうち、アユムンのほうから「いっちゃんも一緒でいいよ」と言ってくれるようになり、今はムスメを抱っこしながら、3人で「大どろぼうホッツェンプロッツ 三たびあらわる」を読んでいます。
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ああ、それなのに。
そうか、そうか。もう自分で本を読む年齢になったね。そうだよね、もう3年生だもん。
とか言いつつ、今の本を読み終わった時に備えて、「エーミールと探偵たち」をこっそり買ってしまったハハなのでした。
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