おやつ日記　麦踏のチョコくるみパン

　湯河原へ旅行に行ってきました。

　参加者は、両親・兄夫婦、そして私たち家族４人。父の喜寿＆母の古希のお祝いのため、兄＆私で企画・出資を担当するという、記念すべき人生初の親孝行ツアーなのでした。

☆お久しぶりに３家族集合

　両親は同じ市内に住んでおり、じいじばあばとして育児の協力や夜ご飯の差し入れをしてもらっているので、よく行き来しています。
　兄夫婦も県内に住んでいるおり、その気になれば１時間ほどの距離なのですが、コロナもあるし、お互いに仕事と家庭があるし・・・で、すっかり疎遠に。
　実際に会ったのは３年ぶりでした。

　この兄が、なかなかの人物で。
　ＡＢ型で超理系の兄は、いわゆる探求型。子どもの頃から、マイペースが服を着て歩いているようなヤツでした。
　Ｏ型文系で興味も部屋も散らかりがち、そしてチーム内の空気を読みながら行動してしまう妹のワタシとは、全然タイプが違います。
　共通項があまりにも少ないので、ライバル関係にはなりません。そのため兄妹仲は悪くないですが、「ある程度距離感がある方が、お互いのためだな」という気がしています。

☆兄プランによる湯河原旅行

　今回の旅のスケジュールは、兄が組んでくれました。湯河原は兄夫妻のお気に入りの場所で、何度も行っているから、とのこと。

　鮮魚丼をランチにいただき、小室山の絶景と恐竜の遊具を楽しんでからお宿へ。温泉と上げ膳据え膳のお食事。中秋の満月がきれいに見えました。翌日は熱海でお土産を買い込んでからパン屋さん、豆腐屋さんを巡り、最後は和菓子作り体験をして解散となりました。

　さすがは探求型。兄おススメの観光スポットはどこもハズレがなく、充実した旅になりました。

　お兄ちゃん、頼りになるじゃん！

　今回の旅の主役である父母も、息子プランの旅は感慨深かったに違いありません。親孝行旅行、大成功です。

☆山の中の一軒家パン屋さん

　兄プランの中でも出色だったのが、「麦踏」というパン屋さんでした。

　「おいしいパン屋あるけど、行くか？」と兄に言われて「行く！」と賛成はしたものの、熱海駅からカーナビで検索すると、けっこうな遠距離＆山道。
　え、マジか・・・と思いましたが、兄が運転する車はどんどん進んでいきます。海沿いの道路からグルグルと山道を上ると、なにやら赴きのある日本家屋にたどり着き、そこがパン屋「麦踏」さんでした。

　帰宅した翌日。朝食にチョコくるみパンをいただくと、小麦の地味豊かなしっかりした味。
　チョコもくるみもザクザク入っていて、すごくおいしかったです。

　ああ、このパン。すごく兄らしいな、と妹は思ったわけで。

　とんでもない山道とか、日本家屋とか、ややお高めの値段とか、素材の実直さとか、惜しみないナッツ量とか、そういうところが。

　いい旅でした。