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RESEARCH Conference Pop-up in NAGOYAをグラレコしてみた 

こんにちは。グラフィックレコーディング(以下、グラレコ)上達を目指し、トレーニング中のUXリサーチャーのがみです!

RESEARCH Conference Pop-up in NAGOYAをグラレコしたので、レポートします。


リサーチカンファレンスとは?

リサーチャーの方は、よくご存じのカンファレンスだと思います。
リサーチに精通するスピーカーの方々が、様々なテーマでご自身の経験と知識に基づいた話を共有してくださるカンファレンスです。

RESEARCH Conferenceは、デザインリサーチやUXリサーチの実践知を共有するカンファレンスです。

https://researchconf.jp/

カンファレンスの冒頭でも、モデレーターであるメルペイの草野さんからリサーチカンファレンスの目的について説明がありました。

カンファレンスの目的は、より良いサービス作りの土壌を育むためにデザインリサーチやUXリサーチの知見を共有し、価値や可能性を伝える事

今回は、RESEARCH Conferenceのポップアップイベントでした。会場は、スポンサーであったトヨタコネクティッド株式会社の名古屋オフィスで開催されました。

カンファレンスのスピーカーであった6名とモデレーターの方1名のイラストを記載

今回のリサーチカンファレンスもとても面白かったです!!!
10分~15分のセッションの中に内容が盛り沢山でした。6名のスピーカーの方から「日頃どんな場面で、どんなリサーチをしているのか?」などご経験をもとにしたお話がありました。

今後、運営の方からアーカイブが公開されるとは思いますが、当日視聴できず内容が気になっていた方や、参加できた方の振り返りなど、ご活用いただける場面があればうれしいです。

ひとりずつ、グラレコしてみた

天城 裕之さん / トヨタコネクティッド株式会社

タイトルは、「UX,UIデザインリサーチプロセス」
デザインリサーチの3つのプロセスについて解説。
最初のステップでは、チームの意識を未来へ導き、理想の姿を思い描くことが重要。
UXアイディエーションでは、現在と比べて未来の環境がどう変化しているか?について触れる。
続いて、ユーザーリサーチを通じてお客様にとって価値ある商品に絞り、付加価値の効果を確認する。
最後に製品を売った後もお客様の声を聞いてアップデートする流れである。

高須 拳斗さん /株式会社エスケイワード アクセシビリティスペシャリスト

タイトルは、「アクセシビリティにリサーチ力を分けてくれ!」
2024年4月に障がい者差別解消法が施行することもあり、アクセシビリティのニーズが増加している。
アクセシビリティは課題は、ユーザー特性・価値観が多様で「これをやっておけばOK!」という解決策が見当たらない。
向上させるためには、調査が不可欠である。

関 崚平さん / 大手メーカー デザインエンジニア


タイトルは、「ChatGPTを活用したリサーチの緩和」
ChatGPTは、調査から評価のプロセスのなかで多く活用できる機会がある。
UI設計を除くが、調査/分析/評価を1時間を行うことが可能。
具体的には、インタビューの練習相手として壁打ちができる。
また、人的コスト削減につながるが、本物のユーザーに意見をもらうことも重要である。

山田 航さん / Qiita株式会社 Webアプリケーションエンジニア


タイトルは、「Qiita株式会社におけるユーザーインタビュー活用事例の紹介」
Qiitaではエンジニアにとって使いやすく改善していく必要があり、そこにユーザーインタビューを活用している。
インタビューをはじめたきっかけは、ユーザーの要望に応えられていないことからUXにフォーカスしたグループを設立しスタート。
インタビューにエンジニアとデザイナーが同席することで、ユーザーが利用するイメージを持ち開発できることにつながった。
更には、価値を改善でき、開発者とユーザーのズレに気付く事ができた。

浅野 翔さん / デザインリサーチャー

タイトルは、「「未来の産地」はいかにデザインに可能だろうか」
リサーチの際には、バックキャスティングでフェーズを分けながらアプローチしていく。
具体的には、「在りたい姿」→「達成すべきこと」→「キックオフ」の順番である。
また、他にも様々なアプローチをすることで表面的なことの裏側にあるユーザーニーズ・未来ニーズを探っていく。

村尾 真さん/ トヨタ自動車株式会社 プロジェクトマネージャー/UXリサーチャー

タイトルは、「エンジニアから始めるデザインリサーチの導入と考え方」
プロジェクトを進行していると、設計者とリサーチャーの意見があわずにプロジェクトが止まることがある。
それは、調査先が異なることが原因であり、
設計者は、ベンチマーク調査をしている一方でリサーチャーは、UXリサーチを行う。
ベンチマークは、数年前にリリースされたものを対象に調査するのに対して、UXリサーチは今から未来を予測する。という観点から調査しているものの時代が異なる点が意見が合わなくなる理由としてある。
ギャップを埋めるためには、事実と事実に基づく推論を重なることが重要。

さいごに

わたしは日頃リサーチに関わっていますが、会社を超えてリサーチについて共有し合う時間はなかなか無いものです。
リサーチカンファレンスのように様々な業界/企業の方のリサーチ活動を知る機会は貴重です!
リサーチに関わる全ての人にとって貴重な情報交換の場であり、新しい視点を取り入れたり、リサーチ活動をスタートさせるきっかけに繋がっているのではないかと感じました。

次回は、5月18日にRESEARCH Conference2024があるようです。すでにティザーサイトが公開されていました。たのしみですね!


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