今更聞けないアンプのセンドリターン

1.理解に必要なアンプの知識 

マーシャルなどのスタックアンプはヘッドとキャビネットに分かれています。

またそこから3つのパーツに分かれます。

ヘッド部分はプリアンプとパワーアンプに、キャビネットはスピーカーに分かれます。

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プリアンプはアンプの各種つまみのことです。つまりEQのこと。

パワーアンプ部分は外側から見てわかりにくいですがギターからの信号を増幅させる大事なパーツです。これがないと人が聞こえる大きさの音になりません。

スピーカーは言わずもがな。

音の流れる順番としてはプリアンプ⇨パワーアンプ⇨スピーカーとなります。

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2.アンプの基本的な使い方

Inputのみを使った場合の音の流れをおさらいしましょう。

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音の流れは ギター⇨エフェクター⇨プリアンプ⇨パワーアンプ⇨スピーカー となります。

さてここまで理解できたらお待ちかねのセンドリターンです。

3.センドリターンの使い方

センドリターンを使うと次のような流れになります。

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音の流れは ギター⇨プリアンプ⇨エフェクター⇨パワーアンプ⇨スピーカー 

センドリターンを使うと プリアンプ⇨パワーアンプの流れではなくなり プリアンプ⇨エフェクター⇨パワーアンプの流れになります。プリアンプとエフェクトの順番を変えたい時に使えますね。

4.センドリターンの使い方(応用編)

センドリターンを上手く使うとエフェクターとプリアンプの順番を自由自在に変える事ができます。

次の図はその一例です。

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音の流れは ギター⇨歪みエフェクター⇨プリアンプ⇨空間系エフェクター⇨パワーアンプ⇨スピーカー

上記を参考にいろいろ試してみてくださいね。

5.リターンのみの使い方

主にアンプシミュレータ使用者のためのリターン活用法となります。

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音の流れは ギター⇨エフェクター⇨パワーアンプ⇨スピーカーとなります。

これは実際に音を出すアンプのプリアンプの設定を無視できるというメリットがあります。エフェクターの中のアンプシミュレータだけの特性を引き出したい時に使いましょう。

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