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発信する前の「宛先」確認

こんにちは、トミモリです。今日は「私の発信は無人島から届いているのか?!」というお話です。

「発信する」とはなんなのか、を考える

先日の私の気づきの話

先日、ある方の「起業したい方向け講座」の中で、
「いくら商品が良くても、「相手にいかにして届けるのか」の部分ができていなければ、売り上げは0点です」
というお話がありました。

なるほど、言われてみればそうですよね。
どんなに商品がよくても、
自分が売る気満々だったとしても、

「その商品、いいね!」
といってくれる人に出会えなければ
商売として成り立たない、
ということは、改めて言われると納得できます。

それができないから、
みんな集客に困っているのかも。

それをしたいから、みんな
「どうやったら自分の商品を見てもらえるのか」
に悩むのかも。

そうしていく中で、それが時には、
集客の問題から、
商品の問題へとすり替わってしまい、
結局今必要な、努力の方向性がずれてしまっているのでは?

本当に必要なのは
「こんなことできます!」
を伝える部分だったのに、
「もっといいものを作れば売れるはず!」
にずれてしまっていませんか?

なんだか難しいよね、と思いつつ、
納得いくようなお話でした。


他の方の「発信とは」について

もう一人、他の方の「発信とは」という考え方について、
最近なるほどな〜と感じたものが、

「発信とは、無人島から
「私はここにいるよー!!」
とアピールしていくようなもの」
というものがありました。

無人島に自分一人、誰もいない。
最初は他の島との繋がりもない、
連絡船もない、
できることは
「私はここにいます!こんなことをしています!」
を島の外へ発信してアピールしていくことだけなのかも。

そのアピールを繰り返すことで、
徐々に周りの島の人と繋がりができたり、
船に乗って島へ行ってやりとりをしたり、
逆に自分の島にきてもらったりすることもできるようになるかもしれませんし、

島の外の人たちにも
「私の島ではこんなことをやっているよ!」
が伝わるようになっていくのかもしれない。

「私はこんなことをやっているよ!」
が伝わっていった先で、
「それ、いいね!!」
と求めてくれる人がいるから、
自分という人がようやく誰かの役に立つことができる。

そして、
自分が一人、自分の島で
どんなにいいこと、
誰かの役に立つこと、
「そんなのを待っていたんだよ!!」
と誰かに大喜びされるようなことをしていたとしても、

それをその必要な人に
知ってもらわないことには、

実際その人のところへ
それを届けることすらできない、
ということでした。

それも、
「それはそうだよね」
と、とても腑に落ちたお話でした。


じゃあ、島の外に発信できてる?

そんな話を聞いて、自分を振り返ってみた時に、
「まあそんな私、起業とか考えていませんから」
と考えるのは、それはそれで構わないのですが。

読む専門ではなくて、
少しでも自分で発信している人は、

「自分はこの無人島から
何を発信したくてやっているのか」

が明確になっている方がいいんだろうな、
と思ったんですよね。

それこそ自分でお仕事する人は
「詳しいペルソナを定めて、
その人に向けた発信を!」
というのはよく聞く話かもしれません。

「誰に、何を(どんな話を)届けたいのか」
が明確になっていた方が、
自分の意図は届きやすくなっていくのかも。

それは、特にその後のお仕事を想定していない人だったとしても、

「こんな素晴らしい自分の商品を買ってもらいたい、
こういう悩みを抱えているこんなお客さんを想定した、
こういう発信内容のものを伝えていけば、
自分の商品を求めてくれる人に
出会えるかもしれないから
この方向でいくぞ!」

•••というほどには、
商売気がなくてもいいのですが、

ただ、
「自分がこういう意図を持って話している
この発信を、こんな人に届けたいな」
という、

想定読者さんというか、
目的地というか、
「発信の宛先」
みたいなものが明確であればあるほど、
そのピンポイントの相手に
届きやすくなるだろう。

という気持ちは持っておいた方が
良さそうだぞ、
と気付いたという話です。


郵便物だって、
「この街のこの辺に住んでいそうなトミモリさんあて」
では届かないのですが、

「この住所に住む 富森千尋(仮)さんあてで」
と書いてあれば、ちゃんと届くのと同じように、

明確であればあるほど、
しっかりお届けできるのではないでしょうか。


まあもちろん
「私の日常をつづったものを楽しんで読んでくれる方宛」
とかでも構わないのです。

ただ、もし明確なお届け物(=商品)を考えているのであれば、
「こんなことに困っている人へ、
私はこんなことができますよ!」
が伝わるような発信も時にはないと
そのことが伝わらないのかもね、
とも思っています。

私の発信の宛先は?

ということを考えたときに、
私のこのnoteの宛先は一体どこなのか。
どんな人にどんなことを伝えたくて書いているのか。

そこを振り返ってみると


うーん、そんなに明確じゃないかも。
なんとなく思ったことを、
その時に書いているだけだったかも。
え、私、誰に何を伝えたかったの……??

そんな状態では私は無人島から脱出!
•••はしないけど、
「ここにいるよ!!」
は伝わっていなかったのかもしれないですね。

ただ、発信する人みんなが商売気を出して発信する必要はありません。
「私こんなこと思っているよ!」
を、ただただ発信する島があってもいいよね。

その思っていることに対して
「それもいいんじゃない?」
と思ってもらえたらそれでいいかな。

そんなことを思いつつ、
誰かが私の発信を見て、
気づきがあったり励まされたり、
ちょっとお役に立てたら嬉しいな、
なんて日々思っているのでした。


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