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医療コーチング事始め〜言語聴覚士が考えるコーチング〜正解を言わなくてもいい

(この文章は好きな人はすぐに読めるし、嫌いな人はすぐに読むのをやめるので結果的にすぐ読めます)

言語聴覚士がコーチングについてのアウトプットをするページです。

コーチングを良く知らない人にセッション練習を手伝ってもらうと、こちらが色々質問することを嫌がる人がいます。

先日も練習に付き合ってくれた人が、こちらの質問に対し1人で喋りまくって「でも結局自分でなんとかするしかないですから」と自己解決して終わってしまったことがありました。

実際のセッションでもよくあると思います。

今回は練習での事例ですから、何故そういうことになったのかについていくつか考えてみました。

理由①コーチングのことが良くわかっていない

コーチングが自分自身との対話であることが良くわかっていないため、質問だけされる状態に嫌悪感を示すかもしれません。

これに対してはコーチ側がコーチングについての説明をしっかりすることで解決できるのではないかと思います。

理由②自分自身との対話に慣れていない

自分が本当はどのように感じるか、本当は何を考えるかが意識できていないかもしれません。もしくはそれを意識しないようにしているかも。

これに対しては、コーチングが自分自身の本当の気持ちに気づくためのプロセスであることを知り、少しずつでも自分自身との対話をすることによって変わることがあると思います。

理由③正解を求めてしまう、正解を言いたい、自分の本心を知られたくない

自分自身について自由に語るセッションでは、ある意味正解がない場所であるのに、コーチに良く思われたい、ネガティブな考えを持つ自分を見せたくないという理由でこうなることがあるかもしれません。

コーチの評価や社会一般的な正解を言おうとしてしまうなどをしてしまうかも。

また、コーチに自分の弱さを見せたくない、コーチより自分はできる存在だと無意識に張り合ってしまうなどの心理が働く場合もあると思います。

これに対しては、何を言っても間違いではないこと、自由に発言できる場であること、コーチ側の受容的な態度が必要な気がします。またコーチとクライアントとの信頼関係を見直してみる必要があるかもしれません。

私はリハビリ業界の医療従事者ですが、

自分も含めセラピストの方の多くは、

・専門職として誇りを持っている

・悩みや問題は自分で解決したい、相談下手

・人間関係の悩みと臨床業務の悩みを混同していることがある

・患者さんの課題と自分自身の課題を混同していることがある

・科学的根拠を重視するあまり、非科学的な自分自身の夢や希望の想像ができない、非科学的な手法を軽視する

・悩みが多く自信が持てない

といった特徴を持つ人が多い気がします。

あくまで私の主観ですが。

コーチングが良いことはなんとなくわかるから、それも学問として学び、確実に実践したいという方が多いと思います。

でも私がコーチングセッションを受けたりして気づいたのは、

・もっと自分の気持ちに正直になってもいい

・もっと自分を大切にしてもいい

・もっと自分のやりたいことをやってもいい

ということでした。

もっと自由に考えたり、楽しく考えてもいい気がします。

セッションだって、楽しんでいいんです。

自分のことだから、難しく考えることはありません。

皆さんはどう思いますか?

もしも自分自身との自由なコミュニケーションを楽しみたいと思ったら、ぜひご連絡ください。

お待ちしております!

☆コーチングについての質問、セッションのこと、その他お問い合わせはこちらまで

tmcf2020@gmail.com

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