名ばかり店長
婦人服店は首都圏にいくつか店があり、雑誌にもよく掲載される個性的な服が好きな若い子が集まる店だった。
そのブランドの新規の店でオープニングスタッフとして採用され、そこで店長をやるよう言われたが、アパレルの世界と雑貨店はまるで勝手が違うためどうしたらいいかわからなかった。
幸い、オープニングスタッフとして入社した同期の仲間にアパレル経験者がいてたくさん助けてもらった。
ディスプレイの仕方や在庫管理など、知らないことをたくさん教えてもらった。
同期ということで上下関係もなく仲の良い職場だったので楽しかった。
売上は思ったように行かなかったが和気藹々と楽しかった。
バイトの延長のような感覚で仕事をしていた気がするが人間関係で困らないことが重要だった。
居心地がとても良かったが、1年半くらいで別の店に異動となった。
また通勤に1時間以上かかる場所になってしまった。
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