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「休学体験記Vol.2」~SUNNYSIDE編①~

2020年11月3日~12月1日。
香川県にある企業、SUNNYSIDEが運営する、SUNNYDAYHOSTELでインターンをさせていただきました!

なぜそこに?

きっかけは、SMOUTというサイトで発見したワーケーションプラン。
高松のホステルで、旅するように暮らしてみませんか?て内容の。
そこにあった、

学生インターンも大歓迎です!

という一文を見たこと。

瀬戸内に一度行ってみたかったこと、
ゲストハウスで働いてみたかったこと、
「旅するように暮らす」というコンセプトに惹かれたこと、
それらが重なってつい申し込んでしまった。

申し込みまでのいきさつはそんな感じだけど、
まず一度zoomで担当の方とお話させていただいたときのテンションのあがりようがすごかった。
以下その日の日記の引用。

しあわせかもしれない・・・!
わくわくが止まらない
わけわからんテンション上がってる
びびびびびって感じ。

なにがそんなにわくわくしたかっていうと、

・・・あれ?なんだっけ。
まず、企業の理念への共感度合いが高かったことはまちがいない。
「個性が共生し調和が発展を生む」
そんな企業理念をもつ会社だとは知らずに応募していた。
社会のいろんな領域での分断をつなぎなおしたいと思っていた私にとって、この出会いは奇跡的だった。と思う。

あともうひとつは、私のことを知ろうとしてくださったこと。
どんな背景があってどんなことに関心をもっているのか、それを話した上で、じゃあこんな仕事どうかな?と提案してくださった。
たしか、それがすごく嬉しかった。
今考えてみると、後にも先にもこんなに丁寧にお互いの自己紹介をさせてもらったのはSUNNYSIDEだけかもしれない。

でもまあ、なんで自分がわくわくするのか把握しないまま、
なんかよくわからないけどおもしろそう!!
といういつもの直感が働いたんだろうな。

経験したこと

で、実際に何をさせてもらったかというと、、、

①SUNNYDAYのつくり手を紹介する取材記事の作成

ホステルのスタッフさん3名と、
ホステル1階のカフェで提供しているパンのパン屋さん2軒、
カフェで食器を使用させてもらっている陶芸作家さん1名
を取材させていただきました。

今まで、取材というものも、記事を書くということもしたことがなく、かなり緊張した。それに、記事という一つの形にまとめるのがめちゃくちゃ難しかった。

それぞれの方について書くと長くなるのでここでは省略するけれども、どの方のお話もとても興味深く、取材という口実でその人の人生を聞くことができるのはお得だった。

ちなみに実際に完成した記事はこちら

②SUNNYDAYの業務の見学・体験

取材記事以外には、毎週のmtgに参加させてもらったり、ゲストの案内の仕方を教えてもらったり。
あとは、一階にある街のマップにおすすめスポットを追加したり!

③その他SUNNYSIDEの事業の見学・体験

SUNNYSIDEのメインの事業は、清掃事業。
いわゆる就労弱者と呼ばれてしまうような方々も、主婦や学生さんも、みんな一緒に仕事をしているカオスな現場。そこで私も一緒にホテルの清掃に参加させてもらった。
ポイントは、ひとりあたりの仕事を細分化すること。それによって、それぞれができることだけをすればいいような仕組みになっている。
私はひたすらコップ、シャワー、トイレを洗う係だったけど、その仕組みを体験できたのは良い経験だった。また、ホテルの清掃という、普段見ることのない裏側を見られたのもちょっとわくわくした。

それからSUNNYSIDEは、農業もやっている。
農薬も化学肥料も使わず、試行錯誤の結果独自の炭素循環農法で野菜を育てているそう。その収穫や、草刈りを体験させてもらいました!

④SUNNYDAYHOSTELの、環境配慮の提案

最後に、ホステルで使っている洗剤や、アメニティなど、もっと環境に配慮できるのでは?という提案をさせてもらった。
それぞれの商品の特徴、入手方法、コスパを調べてまとめてみたけど、調べても調べても本当に負荷が少ないのかはわからなくて難しかった。

でも、しばらくしてまたホステルを訪問して、いくつもの部分が改善されているのを見たときはとても嬉しかった。
何を買うのがエシカルなんだろう?とよく頭を悩ませていた成果が思わぬところで発揮された気がする。

収穫

自分にとって何が収穫だったのだろう?

まずひとつは、SUNNYSIDEという会社について知れたこと。
どんな人がどんな想いでどういった働き方をしているのか、
どんな事業をどう実施しているのか、
それを間近で見られたことはとても大きい。

もうひとつは、自分が何をしんどいと感じるかを知れたこと。
期間中、実は精神的に相当まいってた。
その原因は、主に「もらいすぎてる」って感覚からだけど、他にもいろいろと。
話しかけたり話をふることが苦手で、ちょっとした迷いを聞けずにひとり悶々としていたり、
無理にテンションあげようとしたり(それでも外からみたら平坦だっただろうけど)、
どこか遊びにいっても、まだ記事編集できてないんだよなーって思うと全然楽しめなかったり。

今までも知らない環境で知らない人と活動する機会はあったから、行く前はそんなに心配なこととかなかったんだけど、実際にはじまってみれば苦しいことも多々あった。
同じ立場の人が他にいなかったり、仕事の内容と時間がかちっと決まってなかったり、今までと全然違くて。そういった初めての環境に身を置くことで、自分が何をどう感じるのか、新たな発見がたくさんあったのは、確実に収穫。

番外編

インターンの時間以外に、いろいろなところに行った。

インターンが始まる前は、optionつながりで、四国のサステナスポット巡りに1泊2日だけ合流。神山を見てまわったり、上勝のゼロウェイストセンター行ってみたり、丸亀の廃材エコビレッジを眺めたり。
全員現地で途中合流途中離脱のカオス旅。楽しかったなー。

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あと、一番印象的だったのは、豊島に行ったこと。
豊島の産業廃棄物不法投棄事件についてのツアーを紹介していただいて、参加してきた。前線で戦ってきた方から直接お話を聞いてこころが揺さぶられたし、こんなに大きな事件のことをどうして自分は知らなかったのだろうと考えた。
そしてそのツアーの後は、なんと豊島の案内もしていただいた。
島の頂上から瀬戸内海を見渡して、島の地理を知るとともに空間や時間の流れを感じたり、
空が葉で覆い尽くされた極相林の中を歩いたり、
もう後継者のいない棚田を見て、保全ってなんだろうと考えたり。
とても豊かな時間をすごした。
案内してくださった石井さんには、感謝してもしきれない。
ぜひ、ぜひまた行きたい場所。

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それから、高知にも行かせてもらった。
四万十町のシマコンというイベントに参加させてもらい、
帰りにひろめ市場でかつおを食べてきた。
ひろめ市場、シンガポール行ったときのホーカーセンターみたいなカオスさでおもしろかったけど、インターン最終週胃腸炎で寝込むはめになった原因でもあるかもしれない。

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SUNNYSIDE×GREENZ

最後に、奇跡的なご縁がありました、てお話。
ちょうどSUNNYSIDEでインターンをしていた時期に、NPO法人グリーンズでもリモートのインターンを始めた。
そしたらなんと、SUNNYSIDEとグリーンズで一緒になにかやりませんか?というお話が進んでいたタイミングで、ミーティングや視察に参加させてもらえることになった。
そうして始まったのが、「共生と調和をめぐる旅」
私の関心にどんぴしゃのテーマで、これは意地でもついてくぞ、と取材にも同行させていただいています。

「共生」も「調和」も、よく耳にする言葉。でもきっと思い描くあり方はそれぞれだし、実践するとなると当然ギャップも生まれてくる。いったいどのようなあり方があるのか、どのように実践していくのか、全国各地の実践者のもとをめぐりながら、探っていきます。
これをきっかけに、いかしあう関係性が広がっていったらいいな。
ぜひ読んでみてください~


関わってくださったみなさま、本当に、本当にありがとうございました!!

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