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【一般質問シリーズ】史上最も暑い夏を経て、「気候危機」メインで一般質問!

みなさん、おはこんばんちは。
無会派「グリーンな国分寺」の鈴木ちひろです。

国連のグテーレス事務総長は、「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が来た」と発言しました。今年の夏は本当に暑かった・・・。

「気候危機」の言葉通り、気候変動の影響をひしひしと感じ、未来に不安を感じずにはいられない夏となりました。


9月議会が終了

9月1日から28日まで行われた約1ヶ月間の国分寺市議会の「定例会」が終了しました。
年に4回ある定例会では、本会議(一般質問)や、常任委員会、特別委員会などが行われます。
一般質問は、市政全般に関して、行政になんでも質問することができますが、今回の一般質問は「気候危機」にフォーカスしました。

大きなテーマとしては、

①気候正義の視点で取り組むゼロカーボンシティに向けて
②脱プラへのまちづくり
の2点です。

気候正義って?

①「気候正義」という言葉について説明したいと思います。

ここで使われる「正義」は、正義か悪かということで はなく、公平さ、公正さを表します。
世界の温室効果ガスの6割近くは、日本を含む僅か5つの国によって排出されていますが、実際に地球温暖化による異常気象や自然災害でより大きな被害を受けるのは、化石燃料をこれまであまり使ってこなかった途上国、いわゆるグローバルサウスの人たちや、この問題に責任がない、次の将来世代の人たちです。こうした不公平さを是正していくという考えが気候正義です。

日本には、温室効果ガスを排出してきた歴史的責任があり、日本の中心部である東京の中で、地域から気候危機に関連するあらゆる課題に取り組んでいくことが大切だと考え、今回の一般質問でも「気候正義」という言葉を紹介しました。

2030年のCO2削減目標値を60%以上にすること、健康と省エネのため、建物の断熱化を進めること、まちのみどりを守り、増やしていくこと、「エネルギー貧困」層を理解し、支援すること。

などを取り上げました。

プラ有料化とセットで、脱プラを

②脱プラについては、来年度から国分寺市がプラスチックごみ袋を有料化することを受けて、そもそもプラごみが出ないまちづくりが重要だと強調しました。

国分寺市は燃やせるごみと燃やせないごみの袋はすでに有料ですが、プラごみ袋は無料。透明のビニール袋で出せていました。

燃やせるごみは、生ごみのコンポスト化などを意識することで削減可能ですが、プラごみはそもそも買い物すると自動的についてきてしまいます。

今のままの社会では、プラスチックを個人の努力で削減することは難しいのではないでしょうか。


量り売りのお店を増やしたり、テイクアウトの容器をプラスチックではないものにしたり、お祭りの容器をリユースしたり、とできることはいろいろとあります。

その中でも、ペットボトル削減のために、市内の公共施設にマイボトル用のウォーターサーバーを設置することを提案。
すでにたくさんの地域で、民間の水道会社と提携し、ウォーターサーバーをあらゆる公共施設に取り付けている先進事例が多くあります。

日野市役所の入口で発見!

水道栓に直線取り付けるので、電気も使わず、とてもエコなウォーターサーバー。マイボトルの啓発にもなります。

小金井市の宮地楽器ホールでも発見!

国分寺市の公共施設では、自動販売機は全て缶にするよう取り組みがなされているそうですが、33台ある自販機のうち、全て缶なのはたった4台のみ。

「たった4台」のうちの1台。市役所第一庁舎にて。

無料でみんなが飲み水が飲めることが一番ですが、自販機を脱プラするのも大切。スピーディに進めてほしいです。

2回目の一般質問を経て・・・


5月から議員としての仕事を始めましたが、議会の雰囲気はまだ慣れません。
特に議場では、これまでの生活や職場では聞いたこともなかった言葉がよく使われます。難しいし、堅いし、なんだかとっつきにくいと思うのです。
わたしは、拙い言葉遣いに聞こえるかもしれないけれど、すべての人にとって少しでもわかりやすいよう、これからも普段通りの言葉で発言、質問していきたいと思います。


引き続き、みなさんの声も聞かせてくださいね!

⬇️一般質問の録画配信はこちらから⬇️

市議会だよりも要チェック✨

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