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「もっと技術をアップしたい」
今年は、チャレンジの年と銘打って、
経営の大学にも通い出した。
いろいろな人にも逢って、
いろいろなところにも出かけています。
もちろん、大変な面もあるけど充実しています。
ただ、充実すればするほど、こう思います。
「目の前のお客様に、何ができるか?」
「どうしたらもっと技術で結果をだせるだろ?」
と。
・・・結果が出る技術って、どんな技術だと思いますか?
エステティシャンの先生方はいろいろな答えが出ると思います。
✔︎解剖生理学、皮膚の構造が分かっている?
✔︎手技をいろいろ持っている
✔︎肌が診れる
✔︎経験が豊富
その一つとして私は、
客観的に観て、”美しい”技術が、結果の出る技術であり、
それを追求していきたいと思っています。
代表例で言えばエルフラージュ、「軽擦法」と言って、一定のリズムで血液やリンパを流していく手技があります。これは、手のひらの”密着”がとても大事です。
どこかが密着していないと満遍なく力が入らず、圧が偏ってしまって効果が半減します。(違う手技であればいいですが)
ちょっと専門的になるのでこれ以上は語りませんが、
最近は、エステティックの手技に関わらず、
スポーツでも、楽器でも、なんでも同じで、
その結果の最大値が取れるのは、美しいフォームにあると思うようになりました。
===
実は高校時代、私は和太鼓をやっていました。
最近、当時のことをよく思い出します。
あれって面白いもので、同じ”太鼓”でも、叩く部分(面)によって音が違います。さらに、太鼓に対してバチの入ってくる角度によっても違うし、
スナップを効かせたり、
押し付けたり、
スライドさせたり…
一つの太鼓で
深い音
軽い音
伸びる音
切れるような音
瞬間的な音
響く音
いろいろな音を奏でます。
また、音だけではなく、その叩き方、音や音色の組み合わせによって、
舞うように優美に奏でる曲もあれば、
通称・喧嘩太鼓と言って強さを表現する曲もありました。
最近よく思うのは、
それらって、エステ手技ととても似ていて、
肌は太鼓と同じで、アプローチの仕方によって
変化します。
そして、その組み合わせが一つのメニューとなります。
私もまだまだまだまだなんですが、
でも、その一つ一つのレベルをもっともっと高めて、
美しい技術=結果
を出していきたいなって思います。
一方で、結果を出すにはもう一つ大事な要素があります。
それは、ハウツーだけのエステティシャンにならないこと。
だってね、相手は”人”です。
心を持っていて、結果=美しいを判断するのは、
その
”人の心”
です。
どんなにハウツーや技術レベルが高くてもそれだけでは人の心は動かせません。
===
今日お越しのお客様。
ボディとフェイシャルの両方を受けてくださっています。
7年前に体験でお越しになられて、初回に「私は体験だけなんです。すみません」とハッキリおっしゃいました。
私は、
「もちろん大丈夫ですよ。そんなの関係ありません。私の仕事は、今日お越しになった時よりも、今日お帰りになる時までに、いかに”美しくなった”と実感してもらえるか?だと思っています。頑張りますね」
とお応えしました。
いや、今でもそうですが、全お客様に対して、毎回この気持ちで入らせていただいています。
ただその後、このお客様は足立区から1時間以上かけて今まで7年間、ほぼ毎週通ってくださっています。
ちなみに、食べることが大好きで、『あもあも』ばっかり言うので、まもなく迎えるお誕生日に、と今日お渡ししました。
「あも」は、叶 匠壽庵さんの代表的な和菓子で、餡子とお餅たっぷりです。
エステなのに?
驚かれる方も多いと思います。
お客様も今日お渡ししたら、
「きゃーーーーーー!!!!ボディ受けに来て、これ頂けるとは思ってもみませんでした」と。
私もすかさず返しました。
「多分、エステサロンでボディ後に餡子お渡しするのは、世界中探しても私くらいですよ笑」
二人で大笑いしました。
これが私のスタイルです。
===
技術は、エステティシャンであるかぎり、レベルアップしていかなくてはいけないと思っています。
これには上限はありません。
そして同時に、上記で述べたように、それは”美しい施術(技術)”の追求でもあると思っています。
ただ、その技術を受ける相手は、”心を持った人”であり、
その人が、笑顔になる、心が幸せになることこそが、
真の美しさの提供だと思っています。
今日お越しにお客様にはこうお伝えしました。
「好きなものを我慢しては、本当の美しさは手に入れられないと私は思っています。好きなものを食べて、あとは私の技術に任せてください。私が美しく戻して差し上げられるよう、もっと成長していきます。」
お客様は、7年間のお付き合いで、1、2を争うくらい良い笑顔を返してくださいました。
この笑顔を、私と関わってくださった全お客様から見れるよう、
日々精進していきます。
エステティシャンになれて、本当によかった。
まだまだ私のチャレンジは続きます。
本日は、「ちなみに、叶 匠壽庵さんの”あも”は去年50周年を迎えて、粒餡しかなかったのが、こし餡が期間限定で誕生。人気で品切れしていたのに、昨日(私が行ったお店は)再入荷していましたよ。って情報入りませんね。笑 でも、これをお客様に話したら、『ものすごく好きなお菓子ですが、そんな情報は全く知りませんでした。いろいろ聞いていただいて、本当に嬉しいです。』ですって♪あぁー嬉しい」ってお話でした。
学び:人の喜ぶ笑顔ってなんて嬉しいんだろ
おしまいー
chihiro