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令和4年度公認会計士試験5→8合格体験記

初めまして!!この度、令和4年度公認会計士論文式試験に合格したちひろと言います!

○はじめに

私は関西学院大学商学部3回生です。
1回生の夏、22年合格目標2年SコースでTAC京都校に入学しました。
私は令和3年12月の短答式試験に不合格で、その後令和4年5月の短答式試験に合格し、同じ年の8月の論文式試験に合格しました。
先日の12月短答の結果を受けて今の時点で5→8が決定した方や、ボーダー次第では5→8になる方、これから短答を受験する方の参考になればと思い、noteを書かせていただきます!

○12月短答まで

私はTAC入学当初から大学の授業がない日は自習室に通って財務計算のトレーニングを解いており、分からないところは講師に質問して解決していました。早期から演習を繰り返していた結果、財務計算は短答論文共に得意科目になりました。
管理や企業、監査もライブ講義を日程通りに受けて、その都度復習をしていました。
上級期に入っていよいよ短答に向けての勉強を開始した頃、私はテキストを蔑ろにしてひたすら問題集を解くという方法で理論科目の勉強をしていました。この勉強方法が私には合わず、なかなか成績が伸びませんでした。
しかし、当時テキストベースの勉強の仕方が分からなかった私は10月末頃までこの勉強方法を続けてしまい、その後TACの先生からテキストベースの勉強の仕方を教えてもらったのですが12月短答には間に合いませんでした。

○1-3月 論文勉強期

私はボーダーマイナス3%で不合格だったこともあり、1-3月はとりあえず論文の勉強をするよう講師の方々に言われたため、論文の勉強を開始しました。短答直前に理論科目をテキストベースの勉強方法に変えたため、論文の勉強はそのテキストベースで理解して詰め込んでいた知識を自分の言葉で説明できるように暗記するという方法で行いました。
これが私の5→8の鍵だとも思っているのですが、5→8になる以上は論文の勉強時間が12月短答合格者よりもかなり少なくなります。そのため、一つのテキストを使用してそれを隅々まで理解すること、そしてそれを自分の言葉で説明できる精度で暗記することという二段階で短答と論文の勉強をすることにより、どの科目も論点の理解がとても深まりました。
また、租税は全講義を受け、経営は理論講義以外の講義を受けて復習をしていました。租税は講義は全講義受けたものの、優先順位を付けて頻出論点に重きを置いて復習しました。
あと私は5月短答にかなりの不安を抱えていたため、2月からは週に一日か半日短答の日というのを設けて、その一日は短答に向けての勉強(テキストを隅々まで確認、確認程度に問題集や理論アクセスや答練を解く)をしていました。

○5月短答直前期

4月の論文応用答練(財務、管理、監査、企業の四科目)が終了した頃から短答の勉強に専念しました。計算科目はアクセスやこれまでの答練(全て短答用)を論点ごとにファイリングしていたため、一週間で論点を一周することを目標にメンテナンスしました。
理論科目はこれまで通りテキストの細部まで理解して暗記し、問題集を使用して確認しました。
私は本当に5月短答前日までテキストベースで勉強しており、テキストの隅々まで確認し、論点ごとの体系的な理解も確認していました。
その結果、私は80.6%で5月短答を突破することが出来ました。

○論文直前期

短答科目は1-3月に論文の勉強をしていた時と変わらず、テキストベースで勉強を進めました。また、5→8は計算科目が取れるとかなり合格可能性が上がると考えていたため、短答論点だからと切り捨てたりせず、短答直前期と同様に全ての論点をメンテナンスするようにしていました。
しかし租税の勉強時間がどうしても足りず、どの論点も薄い理解と暗記のままでどっちつかずになると感じたため、租税は計算を5月短答後に実施される圧縮講義の範囲のみに大幅に絞り、理論で点数を稼ぐという作戦で本試験に挑むことにしました。理論を毎日1時間近くテキストを読んだり条文表を見たりして勉強し、絞った範囲の計算を固めることで結果として租税で偏差値53を獲得することが出来ました。
また、私は数学の式展開などに苦手意識があり、経営の計算がとても苦手で本当に全然成績が伸びませんでした。しかし、諦めずに分からないところを講師に聞いて解決させて繰り返し演習し、最後の1ヶ月は毎日2時間ほど経営に時間を使って理論の詰め込みもしました。その結果、答練や模試で一度も偏差値が40を超えたことがなかったものの、本番で47まで持っていくことが出来ました。

○これから5→8を目指す方へ

これから5→8を目指す方へ伝えたいことがあります。まず、12月は租税の計算を財務計算の学習を始めた当初並のペースで復習して欲しいです。私は12月休みすぎたため、3月に他の5→8の子と比較して自分の租税の出来なさに絶望して涙しました。もちろん5→8は本当にメンタルがきついため、12月短答を終えた今少し息抜きする時間は必要です。しかし、今後の自分のためにも租税の計算の復習は疎かにしないで欲しいなと思います。
また、5→8は厳しい戦いにはなりますが不可能では無いです。先程も述べたように、私はテキストベースで短答と論文共に勉強することで、1-5月の間にかなりの実力がつきました。5月短答を受けたことによって、論文受験の時に受験の日のペースなどを早めに取り戻すことができ、短答用に詰め込んでいた知識を論文の答案に書いて点数を貰えた場面もありました。そのため、5→8ならではのメリットを最大限に出すことが出来れば5→8は不可能では無いので、あとは諦めない気持ちを強く持つことが大事だと思います。

○これから短答を受験する方へ

これから短答を受験する方は、講師やチューターなど信頼出来る合格者の人にたくさん相談して自分に合った勉強方法を見つけて欲しいです。私はテキストベースの勉強方法が合っていましたが、全ての方がそうだとは思っていません。そのため、たくさんの合格者と関わって自分にベストの勉強方法を考えて見て欲しいなと思います。そして、私もチューターとして受験生のみなさまに一つの案として私の勉強方法や体験が役に立てばと思っています。

以上が私の5→8体験記になります!TACの合格体験記に書いたことと重複してる所もありますが、私なりに自分の体験をより詳しくまとめました。
また何か質問があればTACチューターの待機の時間などに来てくださいお待ちしております!!

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