見出し画像

【CBT完全攻略マニュアル】本当は教えたくない動画系講義に頼らない勉強法~85%の壁を越える~

こんにちは!医学生のちひろです。CBTの受験が終わり無事合格したので結果と勉強法、反省点について書いていこうと思います

CBTってそもそもなに??
なにをいつから勉強すればいいの??

CBTを受ける学年になったら誰しもが思うはずです

CBTの勉強をしなければ!!
良い成績が取りたい!!

と思って読んでくださっている方が多いと思うので、出来る限りCBTにまつわることは全て説明していきます

CBTってなに??


CBTがどのような試験なのかは調べれば詳しく出てくるので、ここではざっくり説明します。

CBTは医学生が臨床実習に出る前に必要な知識を問う試験です。
合否だけではなく得点率、IRT(偏差値のようなもの)も開示されます。
そのため、マッチングで成績を見るという病院もあるらしいので高得点を取っておくことに越したことはありません。
また、僕の大学では実習先はCBTの成績順で希望が通りました。
1ブロック60分の試験が6ブロックあるので、結構疲れます。
PCで行われるので、目も疲れます。。。
--------------------------------------------------------------------------------------

試験当日の流れ

僕の大学では待機室と試験会場のPC室とを行き来する形で行われました
各ブロックの間は10分休み時間があり、その間は強制的に待機室に戻されました。

待機室では電子機器の使用が認められているので、早めにブロックが終わったら途中退出をして次のブロックの勉強をする人もいました。

ここでの注意点ですが、次のブロック開始の5分前までには着席している必要があるのであんまりのんびり出来ないことと、休み時間使用していたスマホなどをうっかり持ち込んでしまうと失格になってしまうことです。
--------------------------------------------------------------------------------------

前日準備

数々の試験を乗り越えてきた皆さんならもう分かっていることとは思いますが、

前日はしっかり寝る事

これに尽きます。
ちらほら徹夜して詰め込む人たちも散見されましたが、試験中に限界を迎えて集中できなかったと口を揃えて言っていました。。。

大きな試験で緊張しますが、当日集中できるように前日はしっかり睡眠をとりましょう
--------------------------------------------------------------------------------------

心構え

問題数が多いため、諦めないメンタルが必要です

これも当然の事ですが、いかに当日まで試験形式を意識して勉強できるか、にかかっています。
僕は模試の際に、PCをずっと見ているので途中で気が狂いそうになって集中力が切れてしまったので、ブルーライトカットのメガネを使用しました

--------------------------------------------------------------------------------------

いつから勉強すればいいの??

CBTのイメージは何となく掴めたでしょうか

敵を知った後は、対策あるのみ!!
よし勉強しよう!! ……………
なにすればいいんだ…?

僕は完全にこの状態でしたw

先輩に聞いてみても、
先輩A「早めに始めておいた方が良いよ~」
先輩B「割と直前からでも間に合うよ~」
僕(どっちやねん…)
と様々な意見が返ってきて混乱した記憶があります

直前の数か月で効率よく勉強する人もいれば、

1年間しっかり準備してじっくり勉強する人もいる、というだけの話です。

あくまで僕の印象ですが、早く始めた人と、遅めに始めた人の勉強法と結果を紹介します

遅めに始めた人(勉強期間3か月程)

・CBTのやる気が出ない
・私生活、部活で忙しい
・CBTってなんすか?
・直前で受かった先輩いるし余裕だろう
こんな感じの人達だった気がします
では結果はどうだったかというと、合格はしても高得点を取れた人はあまりいませんでした。
取り敢えず高速でQBを解いたり、動画系の講義を倍速で見たりして勉強していました。
取り敢えず合格すればいいや!という方であれば直前の3か月程度ちゃんと勉強すれば合格は出来ると思います

早めに始めた人(勉強期間8か月程)

・高得点とりたい!
・実習前にちゃんと知識を入れておきたい
・直前に焦りたくない
・行きたい病院でCBTの成績がみられる
こんな感じの人達だった気がします。
では結果はどうかというと、軒並み高得点でした。
じゃあ早く始めればいいのかというとそういうわけでもありません。
早めに始めても目標とする得点に達する事が出来なかった人たちもいます。

一般的に85%を越えれば高得点と言われていますが、それを越えることが出来た人と、超えることが出来なかった人たちとでは、やはり勉強法に違いがあります。勉強法については後程説明します。

--------------------------------------------------------------------------------------

CBTの結果

ところでお前の成績はどうだったんだ??

と皆さん思っていると思うので公開します

ちひろの結果


ではまず僕の結果です。得点率は88.88%(ゾロ目!)で、IRTは647、学年順位は7位でした。体感では85%くらいだったので結構嬉しい結果でした。

周りでも体感より結果の方が良かったという声が多いです。
部活に力を入れていたため、隙間時間でコツコツ勉強していましたが、やはり9割の壁は高かったです。

CBTの勉強を始めた頃、遠の昔に勉強した基礎医学なんて微塵も覚えていませんでしたし、器官別も全く覚えていない状況でした

そんな僕でも部活と両立しながら勉強して結果的に学年7位を取れました。

臨床医学に関しては4ヶ月ほどしか勉強していません。

そんな僕でも高得点を取ることができたのは、やはり効率よく勉強できた、という点に限ると思います。

どの教材をどのように使えばいいのか、これを事前に知っておくだけでも周りのライバルたちよりも勉強が捗ると思います。


友人K君の結果

僕の勉強法だけでなく、もう一人くらいの体験談があったほうが皆さんの参考になるかなぁと思って友人Kにも書いてもらいました。
それにあたって友人Kの成績も公開します(了承済み)

ちなみに友人Kは僕がしていたような勉強法とは異なった勉強法で進めていたらしいので、参考になるかと思います。


--------------------------------------------------------------------------------------

85%を超える勉強法


さてこれからが本題です。

どのように勉強すれば85%の壁を越えて高得点を取ることが出来るのか

効率よく高得点を取るにはどうすればよいのか

どの教材を使って勉強すればいいのか

CBTの受験後、後輩やこれからCBTを受ける他大学の友人から聞かれたことです。

普段大学で受ける定期試験とは違ってクセのある試験なので、意外な人が不合格になってしまったり、勉強法次第では意外な人が高得点を取れたりする試験です。

おそらくこの記事にたどり着き、ここまで読んでくださった皆さんはCBTで良い成績を取りたい、とこれから努力をしようとしている方たちでしょう

これから紹介していく勉強法は出来るだけ詳細に、誰でも再現できるように時間をかけて作成した記事となっています。

・どの範囲をどの時期に勉強すればいいのか
・教材は何を使えばいいのか
・効率よく学習することが出来るアプリ
・動画系講義を使用しない効率の良い学習法
・各ブロックの対策
・力を入れるべき科
・基礎医学の勉強法
・公衆衛生の勉強法
・臨床医学の勉強法
・4連問のコツ

など、僕が勉強を始める前に知っておけばさらに高得点が取れただろうな、と思うような有益な情報をお伝えします。

教材


僕の勉強法で使用する教材を先に紹介しておきます

・病気が見える vol1‐15
・QB online
・基礎医学の教科書各種(詳細はのちほど)
・Anki(アプリ)
・公衆衛生が見える

病気が見えるはすでに持っている人が大半だと思います。

基礎医学の教科書は図書室に置いてあるものを使っていました。

QB onlineは全ての医学生が使う、必須の問題集です。個人で購入する大学もあれば、大学側で購入してくれることもあるらしいので、自分の大学はどちらなのか調べてから買いましょう。

僕の勉強で最も特徴的と言えるのがAnkiというアプリを使った学習法です。
これは多くのことを超効率的に覚えることが出来るアプリですので、僕がのちほどする説明通りに使用していただけたら誰でも飛躍的に成績が伸びると思います。
有料のアプリですので、僕もはじめは躊躇しましたが、いざ使ってみると値段に見合った効果があったので大満足しています。

それではこれから具体的な勉強法に入っていきます。

QBをベースに説明していくので、是非手元にQBを開いた状態で読み進めてください。

ここから先は

16,057字 / 15画像

¥ 1,000

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?