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会社は"人生RPGの修行ステージ"

今回は、私の会社に対するスタンスについて、自分の人生をRPG(ロールプレイングゲーム)で喩えて書きたいと思います。最初に少し紹介しておくと、私は新卒で入社して4年目で、インターネット広告会社の営業職として働いています。

これから紹介する考え方は、あくまでも「いち社員」として働くケースです。自分が社長であったり、もしくは社長と同じくらいの熱量で会社を創っていくような立場だったりすると、また別の考え方になると思います。

会社とは修行ステージだ

RPGの序盤って、雑魚キャラがいっぱい出てくるステージで、ゲームを進めるための練習をするシーンってあるじゃないですか。社会人になって最初に入った会社ってそれに近いなと思います。

最初は、研修という名のチュートリアルがあって、色々教えてもらいながら社会人としての基礎を身につけて、レベルをちょっとずつ上げていって…みたいな。んで、そのステージで得るものを得たら、転職をして次のステージに行き、人生RPGを進めていくという流れです。

会社で働く1番の目的はスキルを習得すること

会社は修行ステージなので、私にとって会社で働く1番の目的は、お金でもやりがいでもなく、今後の人生で役に立ちそうなスキルを習得することです。

RPGで言えば、ラスボスを倒すための武器を手に入れたり、新しい魔法を覚えていくイメージ。 

会社って、黙っていても色んな試練が勝手に降ってくるじゃないですか。その試練をクエストのように淡々とこなしていことで、スキルっていつの間にか身についていくものだと思うんですよね。

私は、新卒で入社した会社で「営業職」として、お客さん相手に広告を提案する仕事を約3年間やってきました。その中で、色んな試練(クエスト)がありましたが、この仕事を通じて、「コミュニケーション能力」「思考力」「アウトプット力」なんかが身についたなと感じています。最初は怒られてばかりでしたが、今は頼られることも増えて、この仕事で得るには十分なスキルが身につきました。

自分のために働くというマインド

私は「会社のために働く」というマインドは持ち合わせていません。

会社のためでなく、自分のために働いています。会社は、自分が得たいスキルを得るためのステージなので。

RPGでも、いちステージの平和のために敵を倒すのではなく、自分がラスボスを倒してゲームをクリアするために目の前の敵を倒しますよね。そんなイメージです。修行ステージに対する特別な思い入れなどないはずです。

同じように、私にとって会社は、たくさんあるRPGステージの中のひとつに過ぎません。なので、たとえそのステージが滅びようと、正直自分には関係ないって思っています。

薄情な考え方ですが、結果的にこれが、仕事で辛いことがあってもへこたれないマインドなんです。

こういう考え方をすると、会社における失敗は自分の人生にとってはちっぽけなことなので、極度に落ち込むことがなくなります。落ち込むのではなく、「じゃあどうやったらこのクエストを達成できるかな?」と前向きに考えることができます。

やりがいのない仕事も、修行だと思えば淡々とこなしていくことができます。そもそも、修行にやりがいは必要ないですよね。RPGでも、同じような敵をただただ繰り返し倒すことでレベル上げしなきゃいけないフェーズってあるじゃないですか。効率重視で、数をこなすフェーズです。

つまり、会社を修行ステージだと捉えると、無駄に感情移入せず、物事を押し進めていくことができるのです。

会社と自分の距離感ってこのくらいがちょうどいいな、と3年間働いてみて思いました。

「会社のために」は不満につながる

先日、完全なる他人のためというのは、見返りを求めてしまう危険な行為だと書きました。

「会社のために」という愛社精神で働いている人は、「これだけ尽くしたのに、給料これだけ?」と不満を感じてしまう人が多いのではないかと思います。

私は、給料に対して不満を感じたことがありません。給料アップ交渉や昇格のための交渉もしたことがありません。

生活コストが低いからというのもありますが、先ほど書いた通り、自分のスキルアップのために働いているので、働くことに対する見返りは必要最低限で十分だと思っているからです。生きていけるだけの給料がもらえていればそれでいいっていう考え方です。昇格や給料アップをすることで、自分の時間がなくなったり、身につける必要のないスキルの仕事を強いられる方がリスクかなと思います。

レベル上げに最適な環境、それが会社

会社という環境は、本当に素晴らしいと思います。スキルアップさせてもらえる上に、毎月一定の給料がもらえるんです。

これって、RPGのステージ環境よりもだいぶ恵まれてると思いませんか?

RPGでは、自分の力でコインを稼がないといけないです。もし何も動かず、成果が出なかったらコインは0になります。でも会社では、失敗しても、成果が出なくても、ある一定の給料が保証されています。それはとてもありがたいこと。

しかも、休みもある程度自由にとれて、色々な福利厚生もあります。まさに、ぬるま湯修行ステージです。

会社が修行ステージだと考えると、そういう環境があること自体、幸せなことだなと感じます。

ステージクリアしたら次のステージに行こう

RPGで、いつまでも修行のための1stステージでレベル上げしてても、つまんないですよね?レベルも、ある一定のところまでしか上げられないと思います。1つの修行ステージをクリアしたら、次のステージに進むべきです。「もうここで得るものは得た」と感じたら、会社や職種を変えて、どんどんレベルアップして新しい武器や魔法を使えるようにしていきます。

そして、最強状態になったら、メインステージに向かいます。自分の人生の夢や目標を叶えられるステージです。

会社や仕事をそんな風に捉えると、会社で働くことがちょっと面白くなるんじゃないかなというお話でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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