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「東京の富士山」に憧れて。番台アルバイトも始めた、いそっぷさんを取材【銭湯LOVERインタビューVol.6】

こんにちは!IT系銭湯ブロガーのちーさんです。
今回は恒例となりました「銭湯LOVERインタビュー」6回目。都内会社員のいそっぷさんに話を聞いてきました!

インタビューの経緯はこちら。

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さっそくですが、銭湯を好きになったきっかけは?

それがよく覚えてないんですよねー。ずっと愛知に住んでいて、テレビかなんかで東京の銭湯が写ってた気がするんですよ。富士山が描いてある昔ながらの。んで、母親に「うちの近くにも銭湯ないの?」と聞いたら連れていってくれました。それが大学生くらいのとき。でも、その銭湯には富士山は描いていなくてがっかりした記憶があるのですが、それからは実家から離れて一人になるために、銭湯をよく利用していました

ずっと愛知にいたんですね。いつから東京に?

東京には4年前、会社の転勤で来ました。東京に来た頃は、銭湯に行こうという発想がなくて、ずっと行っていなかったのですが、散歩をしていた時にたまたま銭湯を見つけたんです。そこは休業中だったのですが、自宅の近くの銭湯を調べて、1軒あることがわかって、また銭湯に通うようになりました。

それも、一人になりたくて?

いえ、逆ですね。東京では、一人でいることが多かったので、逆に人恋しくなってしまって、銭湯には人の温もりみたいなのを求めて行っていました。番台のおじいちゃんと喋ったりして。その銭湯では、お惣菜とかも売っていてよく買ってから帰ってましたね。このときは、まだ水風呂には出会っていません(笑)

いつ水風呂が出てくるか気になりますね。それで、そのあとは?

それから、銭湯関係で友達が欲しいなと思って、「TOKYO SENTO」が主催するイベントに行きました。そこで膨大な数の銭湯をおすすめされまして。1軒しか行ったことない私にとっては驚きでしたが、それから色んな銭湯に行きたいと思って調べるようになりました。銭湯のお遍路というスタンプラリーも始めました

スタンプラリー用紙も入れている銭湯セット

なるほど。そういやってハマっていったんですね。水風呂との出会いは?

まだです。水風呂は、銭湯再興プロジェクトに入ったあとです。銭湯図解を描いている塩谷ちゃんのTwitterで銭湯再興プロジェクトを知って、「これだ!」と思って入りました。

銭湯再興プロジェクトについてはこちらの記事で。

そのミーティングが銭湯で行われたのですが、女性が私と塩谷ちゃんしかいなくて、マンツーマンで交互浴(サウナ/あつ湯と水風呂を交互に入る方法)を教えてもらいました。それが私と水風呂の出会いですね。

交互浴についてはこちらの記事で。

じゃあ割と最近なんですね!今はどのくらいの頻度で銭湯に?

毎日です(笑)小杉湯が好きすぎて、小杉湯の近くに引っ越しました。

いそっぷさん的におすすめな銭湯の楽しみ方を教えてください!

土日とかに、明るい時間帯に行く銭湯は最高に贅沢です。開店と同時に入るのがおすすめ!あとは、家の近くの銭湯に行って上がってから10分以内に布団に入ること。かなりぐっすり眠れます。交互浴の合間に歯を磨くのも、スッキリしておすすめですよ!

交互浴の玄人ですね(笑)いそっぷさんは、小杉湯で番台のアルバイトを始めたんですよね。きっかけはなんだったのでしょう?

銭湯再興プロジェクトに入って、小杉湯によく行くようになって番頭の子と話してたら「人が足りない!」って言ってて、「じゃあ私入ろうか?」と言ったらそのまま雇われました(笑)

えーすごい!あっさり(笑)でも会社員もやってるんですよね?

はい。普通にフルタイムで働いて、平日の夜や土日に、週に1〜2時間くらいやってます。常連の方とかに顔を覚えられて話しかけてもらえるので楽しいですよ。

銭湯のアルバイトも副業になる時代が!

小杉湯でアルバイトを始めたのがきっかけで、色んな銭湯に行くようになりました。小杉湯はほっといてもたくさん人がきますが、そうじゃない銭湯もたくさんあるじゃないですか。銭湯という文化自体なくなって欲しくないので、色んなところに行こうと思って。とりあえず直近の目標は「銭湯図解」に載っている銭湯全部行くことです!

銭湯図解本(2019年2月20日発売)予約受付中!

色んな銭湯に行く中で、印象に残っているエピソードはありますか?

浅草の銭湯に一人で来ていた小学生くらいの女の子が印象的でした。無駄のない動きで水風呂に入っていて、話しかけたら小さい頃から来ていて一人でもよく来ると。小学生の頃から水風呂の魅力を知ってるなんて、羨ましい!と思いました。

では、最後におすすめの銭湯を教えてください。

私が銭湯を好きになったきっかけの愛知にある「鳴海温泉」です。番台のおばさんがとにかく元気なところがおすすめです!

都内だと、梅の湯です。休憩室も過ごしやすく、サウナが無料なんです!併設してる焼き鳥屋さんもすごく美味しいんですよ。

大学生から徐々に銭湯にハマって、銭湯で働くまでに登りつめた、いそっぷさん。銭湯図解本の銭湯制覇頑張ってください!

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