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【カフナの魔法 ー 第2回 KALA 限界はない・境界はない】

すべては可能

フナの原則の二つ目は、限界はない、境界はない、です。「ここまでが可能」という境界は、実は本当には存在していない、ということです。KALAは、ハワイ語で「緩める」「解き放つ」あるいは「許す」という意味だそうです。つまり、「ここまで」という境界を緩めて開き、許容する、ということですね。

私たちはいろいろなことを「これはできない」「これは不可能だ」「これは現実的じゃない」と思って生きていますけれど、実のところ本当にできるかどうか確かめたわけではなかったりします。「できない」と思っているから、やってみようとしないわけですね。「できない」という限界を自分で設けて、その内側だけに行動を制限して生きているということにすぎなかったりするんだと思います。

私は元夫と別れて一人になったとき、趣味でやっていた陶芸でお金を稼ごうと考えていたことがあります。すると、私のまわりの人たちは、皆「そんなことは無理だ」「そんなことはできない」と言ったんですね。でもよく考えてみたら、その人たちは皆勤め人だったんです。自営するなんていうことはできない、と思っていたから、やってみたこともなかったわけなんですね。

でも、ちょっと外に目を向けたら、陶芸で生計を立てている人などたくさんいるわけで、できないなどということはありません。そのとき私は、魔法を使って「できる」ということにしてみました。すると、それからしばらくして、陶芸で生計を立てている人たちと出会うようになったんです。そういう人たちは、「やってみると何とかなるものだよ」と言ってくれました。そして、自分たちがやっているやり方をいろいろ教えてくれました。

こういう風に、「これはできない」と思っている意識の限界を開くことで、可能性が開けていくんです。宇宙には不可能なことはなく、すべての可能性に開かれているので、つまるところ魔法とは、この意識の限界を開くことに他なりません。「これはできない」と思っていたのを、「これもできる」と意識を切り換えると、あらゆることが可能になる地平が開けてくるんです。


教育による封じ込め

「これはできない」という思い込みは、誰かが言っていたから、本にそう書いてあったから、テレビでそう言っていたから、先生が言っていたから、教科書にそう書いてあるから、というのがとても多いです。学校でそう習ったというと、それが絶対になってしまっていたりします。

「学校でそう習った」というと、多くの人は本当にそうなのかどうかは考えなくなり、それが絶対の真理であるかのように思い込んでしまうんです。学校では、先生が教えた通りに答えれば正解ということになり、それとは違う答えを書けば間違いということになるので、だから試験に合格するためには、とにかく先生の教えた通りに答えようとするわけですね。それができればできるほど、優秀だということになります。だから、学校というのはある意味、人工的に人の意識に限界を設けているようなところがあるわけですね。

こうしたことが、人の能力を制限して支配するために、実はかなり意図的に行われていたことも、この2年くらいで表に出てきてしまいました。たとえば、ここ10年くらい医学校で免疫システムについてほとんど教えていなかったということが言われていました。免疫システムのことを知っていたら、私たち人間の身体は、たいていの病気は自分で防ぎ、自分で治すことができるのがわかるんです。それを教えないで、薬や医療に頼らなければ健康でいられないかのように言っていたんですね。また、自然療法についても、有害だとか何の効果のない、といったことばかりが教えられ、そういう情報ばかりが出てくるように、ヴィキペディアやグーグルも操作されていたことがわかりました。そのように、「これはできない」という限界を人工的に設けてしまうことができます。そうすると、人の能力は縮こめられてしまい、依存的になり、支配されやすくなってしまうわけですね。

同様に、「お前にはできない」と劣等感を感じさせることで、人の能力を奪ってしまうことができます。「できない」と言われてたら、そうなのかと思って、やってみようとしなくなるし、やってみてもちょっと失敗したら、「やっぱりできないな」と思ってそれっきりやめてしまったりします。

フナの第一原則 IKEでやったように、「世界はあなたの意識が作っている」のです。なので、「できない」と思ったら、できないという現実を自分で創造するし、「できる」と思ったら、できるという現実を創造し始めます。うまくほめると上達する、ということをよく言いますけれど、あれはそういうことです。「できる」という気になったら、できるという現実を引き寄せ始めるからなんです。

実際に自分でやってみたけれど、失敗してひどい目に遭ったので、それきりできなくなったという人もいます。その場合は、「失敗してひどい目に遭った」というトラウマが潜在意識に入り込んでしまったために、絶えず「失敗してひどい目に遭う」というイメージが意識に現れてきて、できなくなるんですね。その場合は、過去のトラウマを魔法で解くと、急にできるようになったりします。意識を変えるだけで、できたりできなかったりが変わるんです。


限界はない

宇宙に不可能なことはありません。以前は絶対に不可能だと思われていたことも、可能だったということがわかるということが、今までもありました。

たとえば、少し前には、人間は食べなかったら死ぬと思われていて、誰もがこれは絶対の真実だと思っていました。だけど、不食というのが出てきて、これが実は誰でもできるということがわかりました。それができるとなったら、今度はこれが実は前からあったということもわかってきました。

311で福島が放射能で汚染されたときは、放射能の半減期が何十年、とかいう話を聞いて、これはもうどうしようもないと思いました。放射能が消える装置が宇宙からやってきて、とかいろんなイメージをこしらえていた人がいましたが、そしたら何と放射能を喰って分解するバクテリアというのが発見されました。自然農法でやっている農地では、多様なバクテリアが生きているので、放射能が多いところには放射能を喰うバクテリアがどんどん繁殖して、放射線量が低くなっているっていうんですね。

西洋医学では、一生治らないと言われている病気はたくさんあります。癌も切除する以外に治す方法がないと言われています。でも実際には、免疫力が高まると腫瘍も自然に消えていったりします。西洋医学に治すメソッドがないから、治らないと言っているだけなんですね。他の自然医療では、免疫システムのことを勉強していて、免疫力を上げることで治すので、治らない病気というのはまずありません。

MS(多発硬化症)という中枢神経が破壊されていく病気があって、これも西洋医学では不治の病いだと言われています。前にMSで視覚障害が出ていた人が来て、ホメオパシーをやったことがあるんですが、そしたら数週間して視覚障害が消えてしまいました。西洋医学では、一度損傷した神経は治らないとされているので、視覚障害は一生残ると言われていたんですが、それが治ってしまったんです。

統合失調症というのも、西洋医学では治らない病気とされていますが、これが治ったことがあります。ホメオパシーやってからしばらくして妄想が出なくなり、医者に行ったら「統合失調症は誤診だった」と言われたそうです。統合失調症は治らない病気だということになっているので、もしそれが治ったのなら、最初から統合失調症ではなかったっていうんですね。西洋医学のお医者さんというのは、不思議な発想をするなあと思いました。


限界を外す魔法のことば

このように、私たちは「これはできない」「これは不可能」という限界がいたるところにあると思って生きているわけなんですが、これを外す簡単な魔法があります。それは、「もしすべては可能なんだったら?」と考えてみることです。仮定として考えてみるならば、抵抗が少ないわけですね。そう思って想像してみると、「これは不可能」という境界がゆるむんです。可能性が広がっていって、うれしい気分になってくるんじゃないかと思います。


魔法の使い方 その2 本心の望みかどうかを知るには。。。

魔法を使うには、まず自分が望んでいることが本心から来ているかどうかを知るのが重要です。何故なら、本心の望みならば叶うことになっている らなんです。本心の望みかどうかを確かめるには、いくつか方法があります。
たとえば、もし本物の魔法使いみたいな人が来て、その望みを今すぐ叶えてあげると言ったと想像してみて下さい。私は人のために魔法が使えると思っていた時期があったので、こういうことを人に本気で言ったことがよくあるんですが、そうすると実に面白いことが起こるんです。かなり多くの人が、いやそんなことはやっぱり望んでいない、今のままが幸せだって言うんですね。そして、それまでこれがないから自分は不幸だと嘆いていたのに、それっきり嘆くのをやめてしまったりもする。

これがどういうことなのかというと、私たちは「ooがないから、自分は不幸だ」という設定で生きることに慣らされてしまっていることが多いっていうことなんですね。人並みにこれとあれがそろっていないと、とかああいうのですね。で、その結果どうなっているかというと、絶えず「自分は 満たされていない、自分は不幸だ」という現実を自分で創って生きていることになるんです。これは本心の望みではないので、いくらがんばっても やっぱり実現しないし、たとえ実現しても、やっぱり嘆き続けているっていうことになると思います。そういう設定になっているので。 設定を変える方法については、この後の「魔法の使い方」で説明しますね。


すべては繋がっている

KALAのもう一つの意味は、宇宙には境界はなく、すべては繋がっている、ということです。意識の世界では、境界はありません。遠隔リーディングやチャネリング、遠隔ヒーリングをやってみた人は、これが実感としてわかると思います。私たちの意識は言葉にして言わなければ伝わらないというものではなく、実は頭蓋を超えてつながることができ、どこからでもアクセスすることができるんです。

ネットで繋がって魔法の使い方を皆でやっていても、かなりパワフルなエネルギーのフィールドができるのが感じられると思います。参加者の皆さんは世界中のあちこちにいるのに、地理的な距離にはまったく関係なく繋がることができるんですね。録画を見てあとでやってみた人も、やっぱりエネルギーのフィールドを共有することができます。時間的な距離も関係がないんです。意識の世界は時空を超えているんです。

シンクロが起きるというのも、実は意識の領域ですべては繋がっているからなんですね。たとえば、ある情報を必要としているとき、まさにその情報を持っている人にばったり会ったりすることがあります。あれは偶然みたいに思えますが、実は無意識の領域で交信し合っていたからなんだと思います。意識の領域が時空を超えて繋がっていることがわかれば、こうしたことが起こるのも当然なことがわかると思います。

アカシックレコードといって、宇宙にはこれまで人類が経験したすべての体験、すべての知識が記録されているのだと言われています。これによって私たちは、チャネリングすることであらゆる知識、あらゆる体験にアクセスすることができるわけなんですね。それにより、誰か他の人が獲得した知識や能力を使うことも可能です。こうした意味でも、宇宙には境界がなく、すべては繋がっているんです。


ないものを「ある」にする魔法


意識の領域に境界はないということを実感できる魔法です。

魔法の使い方 その14 ないものを「ある」にする魔法
ないものをあることにする魔法です。これまでに、あったことを「なかったことにする」魔法をやりましたけれど、ないことにできるなら、「ある」ことにもできるんです。「ある」も「ない」も設定の問題にすぎないからです。

たとえば、チョコレートが食べたいのに、チョコレートがないという時、あるいはある理由で食べられないような時ですね。「食べられない」と思うと、ますます食べたくなります。「ない」ということにイライラして、チョコレートのことしか考えられなくなったりします。こういう時、「チョコレートを食べている」ということにするんです。 食べたい食べたい、と思っている時、身体のどこかが緊張して硬くなっていると思います。胃のあたりとかアゴのあたり、肩とか手のあたりかもしれません。そのあたりの力を抜いてリラックスさせて下さい。 そして、「私は今、チョコレートを食べている」ということにする。チョコレートの味や口の中で溶ける感触、鼻へ抜ける香りなどをできるかぎり リアルに想像して下さい。それを気が向くまで続けて下さい。現実にチョコレートを食べたみたいな満足感があるんじゃありませんか? 現実のチョコレートよりも、ずっと満たされた感じがするかもしれません。いずれにしても、「チョコレートが食べられない」という飢餓感は消えていると思います。

この魔法は「ない」という感覚に悩まされていたら、何にでも応用できます。誰かに会いたいとか、どこかへ行きたいときにも、同じように「会っている」「そこにいる」ということにして、その気分を味わってみて下さい。さっきまでの哀しい気分が消えて、満たされた気分になっているのがわかると思います。


ダイナマインド

ダイナマインドとは、フナのサージ・カヒリ・キングさんが作った、とても簡単でパワフルな効果があるヒーリングのメソッドです。意識を向け変えることで、何がすべてできるのかが、よくわかると思います。

まず両手の指を合わせて玉の形を作り、「私は今、xxの問題がある。でもこれは変わり得る。私はこれがなくなるようにする」と言って、まず胸骨の上を7回指先で叩きます。それから手の親指と人差し指の関節のつけ根のところを7回たたき、もう一方の手も同じようにたたきます。それから、首の後ろの背骨の一個だけグリグリしてる大きな骨のところを同じように7回たたきます。それからまた両手の指を合わせて玉の形を作り、頭の上のところを意識して息を吸い、足のところを意識して息を吐きます。これで終わりです。

たとえば、頭が痛かったら、「私は頭が痛い。でもこれは変わり得る。私はこの痛みがなくなるようにする」というわけですね。やり終わったら、まったく痛みが消えていることもあるし、完全には消えないけど、いくらか痛みが和らいでいたりします。そしたらまた繰り返してやると、さらに和らいでいくと思います。

身体の問題も、実は意識によって簡単に変わってしまうのがわかるんじゃないでしょうか?

セミナーの参加者に鍼灸師の方がいて、教えてくれたんですが、胸骨のところは壇中(だんちゅう)といって、免疫と関係のある万能のツボだそうです。そして、手のところは合谷(ごうこく)といって、ここも万能のツボだそうです。首のつけ根のところは大椎(だいつい)といって、手足の陽の経路がすべて通過する場所で、熱の出入りを調整したりするツボだそうです。これは正確には一番大きな骨の上ではなくて、その下の骨との間のくぼみです。

意識によるヒーリングについては、「ヒーリングの魔法 基礎編」のその1からその3にくわしく書いてあるので、よかったら見てください。

その1



https://note.com/chihiro279/n/ncc0cc95cec39



その2


その3

このセミナーの録画はこちらで見られます。

https://www.facebook.com/100000165488492/videos/691584675145784/

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