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人を説得するには

アリストテレス
著書『弁論術』にて


本当の意味で人を説得して行動を
変えるためには
ロゴス エトス パトス が必要である
と記しています。


1.ロゴス

これはいわゆるロジック(=論理)
その主張が理にかなっていているもの
なのか
相手の行動はどういうメリットなのか
行動に対する根拠は必ず必要です。


2.エトス

これはいわゆるエシックス(=倫理)
その主張は道徳的に正しいものなのか
社会的に価値のあるものなのか
自己中心的な行動ではいけません。
人道的な正しさが必要です。


3.パトス

最後はパッション(=情熱)
目の前の人が真剣であればあるほど
相手も共感します。
また、人間は感情を持っている動物
なので
心でぶつかるのが大切です。


このように
人を動かすには上記の3つが必要です。
しかし、みなさんは持てていますか?


最近のニュースでは
部活の体罰問題、角界の暴力事件
南青山の児童保護施設の反対など
問題になってますよね。

ですが
全て理にかなった主張をしています。
まああなたの言っていることも分かる
と思う部分もありますよね。
つまりロゴスはみな持っています。


また、
熱意を持って問題と対峙しています。
部活の指導など教育面では
特に真剣に向き合っています。
つまりパトスも持っています。


しかし問題は
その2つだけで
人を動かそうとしていること
です。


だからこそ
思い通りにいかないと
非道徳なことをしてしまうのです。


人は自己中心的になってしまう
生き物なのでしょうか。


一度立ち止まって
人を動かそうとしている自分は
人として正しいのか、
正義に乗っ取っているのか
確認して説得する必要があります
ね。



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