子どもはいもを掘る

7月、畑はテントウムシダマシの楽園と化し、ありとあらゆるなす、トマトに群がって、葉だけじゃなく実にもかじりつきまくる。
おかげでステラミニトマトは、せっかく色づいても全然お届けできない状態です。ブラックチェリーはもう少ししたらお届け始まるかと思います。

今年のこの状況は初めてで、普段は仏の私もついに今年はたくさんテントウムシダマシをやっつけました。本当に毎日、すごくたくさん。
手で潰しながら、家でかわいがっている犬や鶏を思い出す。同じ感じがする。
もう途中から気が滅入ってやめました。見つけたら地面に落とすくらいにした。
人間の能力じゃわからないけれど、おそらく必要があってここに集まっているのだと思う。私たちなりに原因を探り、バランスを整えていこうと日々勉強。

じゃがいもは、しっかり芽かきをしたら今年は豊作のようです。さつまいものような大きさのグラウンドペチカがごろごろ出てきて、いもほり体験にきてくれた子どもたちはさつまいもだと思ったようです。

子どもたちは見ていておもしろい。それぞれの楽しみ方をしている。

昨日は、去年もたくさんじゃがいも掘ってくれた近所の男子が掘りにきてくれました。どうやら子どもはじゃがいも掘りが好きらしい。
お母さんと2人、結構な量のじゃがいもを掘って、大きさごとに仕分けまでしてくれて、さらには畑に生えている触ると痛い草を、私たちのために引っこ抜いてくれてました。なんて優しい!今年もありがとうね。

先日は、音水小屋にて「ちへいの畑の野菜を味わう会」2回目。とても素敵なご家族が参加してくださり、食べもののこと、暮らしのことなど話しながらの和やかな夕飯。食卓を共に囲む時間に感謝。今回はグラウンドペチカのいももちや、マンズナルいんげんの炒めもの、ラタトゥイユなど、少し夏らしさの感じられるお品書きに。翌日は猛暑の中、草取り作業、本当にありがとうございました!

来週8/9(火)は、畑で種のとり方、残し方の小さな勉強会を予定してます。(雨予報なので、悪天候になりそうな時は延期します。)
畑で今、種をつけようとしている花たちの観察、すでに種ができたものから実際に種をとること、そして今実っている夏の実ものの、種とりに向けた実の残し方など。畑は栽培と収穫があって、最後は種を採る。この種には、今年のデータと、それよりずっと前から今年まで続くデータが詰まっている。縁があってここにやってきた種。種をつないでいくことの意味、おもしろさをお伝えできたら。

作業の合間に少しずつ種もとっています。
秋冬の葉物が少しずつ成長中。ひとつぶの種からこんな風に小さな芽が出て、種をつける頃には私の背を越えるくらい大きくなっている。


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