はじまりの月

無事に新年を迎えました。去年はここ数年ではとても平和に過ごせました。毎年ながら、気にかけてくださる方たちのおかげで大きな作業遅れもなく、野菜を喜んで食べてくださる方たちにも恵まれ、小さな怪我とちょっとした寝込みがあったくらいで基本は健康でいられました。今年もまた、同じようで二度とない日々を生きる。

夫婦、犬、鶏3羽ともに元気に新年を迎えました。

私たちの日々でもある野菜たち。我が家の食卓はいつも季節の野菜とともにあります。一生懸命料理して、食べるのはほんの一瞬、とよく言うけれど、そのほんのひとときのために時間をかけて、考えて手を動かして心を寄せるのも悪くない。食べるだけで満足なんてもったいない。料理とは、キッチンに立つその時間をこそ味わうことなのかもしれない。と、最近思います。
夫婦でキッチンに立ち、ああだこうだ言いながら料理する時間。ひとりで自分のためのご飯を作る静かな時間。来客があるときの少し背筋の伸びるような料理の時間。
私たちのキッチンだけでなく、私たちの野菜を食べてくれる皆さまのキッチンで、ちへいの野菜たちが五感に色を添えてくれますように。

我が家で毎年ブームの季節のサラダ。そのときある野菜で。
去年よく食べた卵と枝豆入りポテトサラダ。去年はグラウンドペチカがとても豊作でした。
いただいたなめこ、ちへいの大豆から作った豆腐、白菜でお味噌汁。


しばらくお知らせしていなかった我が家の暮らしぶりを少し。
去年の末、かねてから熱望していた縁側屋根がついに完成。何人かのお力を借りながら、途中雪で中断しながら。

外調理や外でのちょっとした作業のとき、屋根があればなぁ、と思ってました。本当に嬉しい。柿も干し放題。時々鶏が食べてしまうけれど。

今年も野菜と薪を交換していただいたり、薪や廃材を分けていただいたり、おかげさまでこの寒い季節を生きながらえることができています。自分たちでも薪調達や薪割りなどできることはやっていますが、薪を全部、非力な自分たちで調達しようとすると本当に骨が折れます。本当にありがとうございます。友達の協力で廃パレットをいただけたので、来季に使う薪用の薪棚作りもゆっくりとスタート。

こうやってみると、パレットで自分のモバイルハウスを建てたくなります。

家のことも進めつつ、今年も種を採ってます。今年の畑に飛び出していく種たち。そろそろ今年の計画も立て始めなければ。
去年は夏野菜が不作でした。あまりお届けできずすみませんでした…。
今年は全体的にもう少し作付けを増やす予定です。この数年、おそれがありました。散々体を壊してきたので、続けるためには体を大切にしなきゃ、とだいぶセーブした作業量にとどめ、無理をしないことにとてもこだわってしまった。
どこまで手が回るかは未知ですが、倒れない程度に気合を入れてもう少し。

まだ種を採れていないものもあるので、冬の間のお仕事に。


鶏たちは相変わらずけんかしながら元気にやってます。初雪の日は戸惑っていた彼女たちも今ではすっかりゆきんこ。足を赤くしながら雪の上を歩いてます。

暑さにはとても弱いけれど、寒さには強いのだそう。確かに触るととてもあったかい。
ご飯のときと寝る前、毎日こぜりあいしているけれど、なんだかんだいつも3羽でいる。

今月12歳になる犬は、珍しく体調を崩して病院へ。今はすっかり回復。もう若くはないからな…どうか長生きしてくれますように。

農家になって、犬と一緒にいられる時間がとても増えた。

皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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