畑にぎわう

先日、畑にて、ちへいの野菜苗をお迎えくださった方を対象にした勉強会を初めて開催しました。
私たちがお伝えできることは「正解」ではなくて、畑を始めてからこれまでの経験。このひとつの畑の中でも、違う地点では特性が変わってくる。どんな場所に植えられるかで、その後の育ち方は変わってくるかと思います。

言われたようにやっても同じにならない、というのはよくあることで、私も園芸本を熟読してプランターデビューした頃なんか、全然育たない野菜たちにどう接したらいいのか困惑してました。野菜を知ろうとせずにただ食べようとしていた。
初めての野菜栽培の方にとって、今年は未知の世界。だけどここを経て来年は2年目。経験していく中でしか得られないものは蓄積されて、自分の宝になる。ちへいの畑での育ち方、育て方を参考にしていただき、野菜たちと見つめ合う時間の中で、それぞれの気づきがありますように。

野菜を育てるのは環境の力が大きいと思う。種をまいて、日々気にかけて少し手をかけてあげれば、あとは環境が育ててくれる。雨風、太陽、草、土、虫、微生物、鳥や獣も。私たちは人間の頭で、野菜の居心地よい環境を想像する。

週末には、音水小屋にて「ちへいの畑の野菜を味わう会」を初めて開催しました。サラダにおいしい葉物は少しずつ終わりを迎えはじめてきたのですが、なんとか初夏の葉物でサラダできました。大きくなってきたにんじん、収穫最盛期のスナップえんどう、好きな人は本当に大好きなパクチー、終わり間近のロメインレタス。みんなでおいしく食べて話して、とても嬉しい時間でした。

味わう会に参加してくれた皆さん、音水小屋に宿泊し、翌日は畑のお手伝いに来てくれました。ここぞとばかりにパワー系作業を手伝ってもらって本当に大助かりです。しまいにはお野菜買いに来てくれた方も作業の輪に加わっていてびっくり。
皆さん本当にありがとうございました。

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なす、ピーマンたちの不織布をはがして、はがしたそばから支柱立て。小学生男子も働いてくれました。
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この日は夏日。とても暑くてしかも強風。皆さまお疲れ様でした!
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人数のパワーはすごい!夫婦2人だと気が重い作業もあっという間に終わりました。
今年も例年通りかわいらしいサイズのにんにく。皆さんのおかげで無事収穫完了。

最近は、雨と太陽が交互に来て、野菜も草もぐんぐん育ってます。ちへいの畑はいわゆる少量多品目栽培、いろんな種類の野菜を少しずつ育てていますが、気づけば本当に草に埋もれてしまうことも。手が100本くらいあればなぁとかいつも思う。
草に埋もれて消えてしまう野菜もいるし、草の中で頑張ってる野菜もいる。
少しずつ助けに行くからどうか待っててちょうだい。

2週間くらい前のツタンカーメングリーンピース。
昨日のツタンカーメングリーンピース。成長著しい。
ズッキーニももうすぐ。
畑は花ざかり。ルッコラ。毎年種がこぼれて自然発芽する。
黒田五寸にんじんの花。毎年種採りしている大好きなにんじんです。


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