カッコウが鳴いた

5月、急激に作業が活発化しています。シーズンオフにはおとなしかった膝の痛みもじわじわ主張しはじめています。夫も体に抱えた爆弾たちと折り合いつけつつの作業。夏野菜たちどんどん畑に飛び出していきました。

定植に備えプールでしっかり水を吸うおなすたち。
去年はなかなか不作だったきゅうりたち。今年は元気そうです。
かぼちゃたち。丸みのあるフォルムが好きです。

今年はご縁あり、苗たちもたくさんの方のもとへ。ほとんどが自家採種を続けているちへい野菜たち。ホームセンターの苗よりとても小さく、もしかしたら育ちも不安定かもしれません。(うちでも全然収穫できない年もあります。)
もしうまく育って収穫できたら、できるなら種採りをして、来年も引き続き育てていっていただけたらとても嬉しい。ちへいの畑のお客さんは、種をまいたり土いじりが好きな人が多い気がします。商売あがったりだけど、うちから野菜や苗を買わなくてもいいくらい、自分で種を採って育てる人が増えたらとてもいいと思っています。(時々買ってくれたらそれもとても嬉しい。)

少し前に植えつけた葉物たちもぐんぐん成長。まだ少し小さいレタス、ほうれん草など収穫始まりました。

初夏、急ににぎやかになる。
もう少しでスナップエンドウも実をつけ始めます。

今年はなんとも乾燥していてやきもきしていましたが、それでも枯れちゃうものはほとんどなくて、にんじんの発芽が苦しかった以外は今のところ無事です。

なんとか育ってくれたにんじん。隣の列は半分くらいしか発芽できずでした。
安定のこぼれ種パクチー。
自家採種のカタローニャレタス。直播して間引き収穫。とても育ちがよくて手がかからない。トレイ育苗はなぜか毎年うまくいかないけれど、直播にすると毎年絶好調。去年から育苗やめました。

我が家の犬、11歳になりました。

たんぽぽが似合う。

どんなに疲れていても、雨が降っても雪が降っても、犬の散歩には休みがない。おかげで毎日、季節の変化にはっと気づいたり、集中しすぎずにひと息つくことができる。畑の忙しい時期は特に、頭が常に働いているので、集中をほどく時間はとても大切。

ひょんなご縁で、先週から鶏を一羽、預かることになりました。ピーコちゃんと名付けられたこの子。(一緒に飼っていたパーコちゃんは猫にやられてしまったそう…)鶏ってこんなにかわいらしいんですね。農作業と並行して鶏小屋作り。ようやく半分くらいできたかな…。ハードだけど、疲れを忘れさせてくれる犬と鶏に感謝。

「チキン」な臆病ピーコちゃん。庭のあらゆる場所を掘り返します。

初夏は花が咲く季節。多くの野菜はこの季節に咲いて種を残すこと、何年も種採りしていて今年ようやく気づきました。何か理由があるんだろうか。それにしても5月はとても気候がいい。からりと暑くて涼しさもある。よい季節ですね。

在来作物研究会の種の交換会でいただいた青森地ねぎ。去年育てた株から種を採る。繰り返す。
馬の親子。ふと見ると転がっていたり。



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