西へ消える暁は誠の道へと導く第十一話 「game start」
スタジアム内
誠也:マンチェスター・ダービーだからか人が多いね
暁斗:多いね〜。今日スタメンどうなると思う?
〇〇:流石に優勝争い直接対決だし、ガチメンでしょ
誠也:もう少しでスタメン発表だし、今ピッチで練習してるから見に行こ〜
暁斗:席どんな感じかな〜
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スタメン発表(後ろの番号は背番号)
シティ
GK:アレックス・ハルミトン 31
LSB:エマ・ジョンソン 18
CB:マックス・スターリング 4
CB:レオナルド・シルバ 3
RSB:リオ・サントス 2
DMF:マルコ・ロペス 25
OMF:イサベル・フェルナンデス 20
OMF:フェリックス・モレノ 17
LWG:ジェイドン・バロン 7
RWG:アリス・ハリス 10
CF:ハリー・スミス 9
ユナイテッド
GK:ユースタス・ブラックソーン 1
LSB:アントニー・キャンベル 27
CB:ロイ・エヴァンス 5
CB:リチャード・ヒル 6
RSB:アラン・ヴァレンティン 30
DMF:ノエル・ロスコー 18
CMF:ニール・フロスト 8
CMF:マーティ・ハモンド 40
LWG:アンディ・ブルーム 10
RWG:グラハム・キッチン 25
CF:クリス・アデオイエ 9
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暁斗:スタメンはいつもと変わんないね
誠也:この席、見やすいな
〇〇:ベンチの様子も見えるかも
暁斗:練習やってるね
誠也:俺もあそこに入りたいなあ
〇〇:どうやってだよ
誠也:選手と目があって、「ちょっとそこの青年、上手そうだから一緒にやらねえか」って言われたい
暁斗:それは奇跡すぎるwもっと現実見なよ
誠也:現実的に言ったら、あと何年くらいだと思う?
暁斗:高卒でプロいけたら、十年以内には行けたらいいね
誠也:いや、七年以内だな。〇〇はどう?
〇〇:昔の俺だったら三年だな。ははは、、、
暁斗:なんで三年なの?
〇〇:小さい頃から、シティ好きで高卒でトップチームに入りたいって思ってたからなあ
誠也:今は違うんか
〇〇:、、、違くない、、、かな
暁斗:(話逸らさないと、、、)そういえば、今日のスコア何対何だと思う?
誠也:、、、俺は、スミスの2ゴールで2-0だと思う
暁斗:さすがに相手がユナイテッドだから一失点くらいするだろ。2-1で
〇〇:いや、5-3だな
誠也:〇〇それはないだろ。今シーズンのシティの失点数17点だぞ。こんなに固いバックス陣から三点は取れないよ
暁斗:せめて二失点じゃない?
〇〇:三失点。練習見てて、危ない感じがした
誠也:〇〇の観察力は褒めるけどさ〜シティ舐め過ぎだよ
〇〇:じゃあ、賭けしようぜ。シティが二失点以内に抑えて勝ったらサッカー部に入ってやる。三失点したら、俺は入らない。どうだ?
誠也:いや〜それとこれは別なんじゃないかな〜
暁斗:誠也、ここは乗ろうよ。シティは絶対に勝つから、〇〇が入ってやるって言ったのと同じだよ
誠也:そうか!〇〇、その話乗った。暁斗!〇〇がサッカー部に入った記念で宴するぞ〜
暁斗:いいね〜
〇〇:何してんだか(そう入ったけど、サッカーやめるのはな。飛鳥との約束もあるし、俺はどうすればいいんだ、、、シティ勝ってくれよ、、、)
暁斗:あと、貴瀬さんにお願いしてなんとしてでも、勝ってもらおう
〇〇:それはなしだろ
誠也:ちょっと連絡する
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誠L:ちょっとお願いがあります
貴L:なんだ?
誠L:〇〇が賭けで、、、
さっきまでのことを話した
貴L:そうなのか、分かった。何としてでも勝ってやるから安心しろ
誠L:よろしくお願いします!
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誠也:何とかするってさ
暁斗:誠也、連絡ありがと
〇〇:ガチになってるじゃん、、、
(英語が面倒だったのでこれ以降日本語します。英語で喋ってると思って読んでください。これからどんどんシティの選手ができます)
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ロッカールーム
ヤヤ:ミーティングはここまでだ。なにか言いたいことはあるか?
貴瀬:話が長くなるがちょっといいか。個人的な話になるが、俺には〇〇という息子がいるのは知っているな。今日この試合を友達と見に来てくれた。
だが、このチームでプレーしたいと言っていた〇〇がサッカーをやめようとしている。そんなことは避けなければならない。
この試合に二失点以内に抑えて勝ったら、復帰してくれる。〇〇がこのチームで戦っているところを見たい。
未来ある者の人生がかかっているから、この試合、勝ってくれ。
お願いします。
スミス:タカセさん、顔上げてください。俺が点決めてあげますから
シルバ:タカセさん、いつも勝つつもりで戦っています。安心してください。お前ら、未来の俺等のチームメイトのために絶対勝つぞ!!
選手全:おぉーーー!!
貴瀬:ありがとう
ヤヤ:貴瀬、俺も精一杯やるから、お前も尽力しろよ。〇〇にまた会いたいなあ
貴瀬:ヤヤさん、よろしくお願いします
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実況:シーズン終盤に首位攻防の一戦が始まろうとしています。注目はなんといってもハリースミス選手ですよね
解説:そうですね。得点ランキングで独走してますからね
実況:今日の試合でも点を決めるのか。まもなく試合開始です
ピッー
試合が始まり、最初にチャンスを掴んだのはユナイテッド
サイドへのスルーパスが通る
キッチン:(枚数が少ない。切り込むか)
ゴールラインまで切り込んでクロスを上げる
ジョンソン:やばっ
ブルーム:ドンピシャだ!
完璧に合ったシュートはゴールへ
ブルーム:シャー!!
実況:ゴーーール!!開始数分でユナイテッドが先制しました
解説:完璧な崩しでしたね
実況:そうですね
シルバ:ジョンソン、守備が軽すぎだ。でもまだ始まったばっかだ。逆転するぞ
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シティがボールを保持するもシュートまでなかなか行けず、前半アディショナルタイム
モレノがサイドに居るハリスにパスを出す
モレノ:ハリス!
モレノがもう一度パスを受け取りゴールの方へ体を向けたが、フライパスで裏へ抜けていたサントスにパスを出す
サントス:さすが、モレノさん。ここでクロスだ
スミスが頭で合わせる。しかしキーパーが弾く。そのボールをアランがボールを拾う
アラン:カウンターだぞ
パスを繋いでフォワードに渡る。そのままドリブルをし、ずらしてロングシュート
ブルーム:ギリギリだな
ボールはハルミトンが触れないゴールの角へ飛んでった
ブルーム:よしっ
実況:ゴーーール!!前半終了間際に華麗なカウンターからの追加点
解説:前半が終わるタイミングでの失点はシティからしたら痛いですね
ピッピー!
実況:ここでホイッスルがなりました。前半、ユナイテッドが2点を取って折り返します
シティは劣勢で前半終了
後半に逆転できるのか!?
to be continued
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