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プロの俳優さんでも言えていない言葉 元放送部顧問の独り言#3

気になる。
気になっちゃう〜。
もうね、ちゃんと言ってよ! そこは!
っと声を大にして言いたいほど言えていない言葉がある。

「させて」ください、だ。
どう聞いても「さして」ください、に聞こえる。

ちなみに放送部で放送コンテストの朗読、アナウンス部門に出場する生徒は必ず言えます。
言えない子は、練習サボってます。
だって、毎日発生練習、滑舌練習をこれでもか! ってほどやるんだから。
そのくらい、基本中の基本の言葉なのだ。

けれども、この「させて」と言う言葉。
演劇では練習しない。

え。演劇だって、きちんと滑舌練習するでしょ?
はい。しますよ。
でも、「させて」をきちんと発音できるまで練習する子はかなりレアです。

声優さんになりたい?
じゃあ、この「させて」は言えていないとおかしいです。
アナウンサーさんや声優さんはほぼほぼ発音の確かさが求められる職業なので、この言葉は基本ですよね。

でも、なんででしょうね。
声優さんになりたい! と言いつつも声優さんになってくれた教え子はいないです。
「させてください」が言えるようになったとしても。
とても声が良い生徒だったとしても。
残念ですよね。
ま、声優さんのみでは、食べていくとこが最も困難な職業ですし。

私の知り合いには声優さんをやっている方、います。
とても良い声で。
声優さんになりたい! っていう生徒の中にこんなに良い声の人はいなかったな。
そう思うくらい段違いで声が、発音が素晴らしいです。

そういう方は発音自体がきちんとしていて。
心地よいです。
まさかそのような方たちが「させてください」が言えないわけがない。

でも、TVerでドラマとかを見ていると、平気で言えていない俳優さん、多いんですよね。
その時点で私は応援する気が失せてしまいます。
ちなみに、ものすごく俳優歴が長かったとしても言えていない方は多いです。

見ていて、聞いていて。
気にならないんですかね?

「させて」が言えてなくても。

あと、多いのは「雰囲気」
「ふいんき」って言っちゃいますよね。

ちなみに私は声が良くない方です。
でも、指導していた手前、この辺の言葉は練習しています。
だって、言えないと私が指導しているという信頼性が損なわれてしまいますから。

全く、何にもやったことはないし、練習したこどないけれども。
お家でちょっと声優さんの真似をしてみて。
私、いけるかも?
なーんて思っちゃっている人よりも私は滑舌練習をしてましたから。
あと、マイクに向かって話す時の息の量だとか。

ま、それにしても一気に興ざめしないようにプロの俳優さんだったら、そこは言えてよ!
っと思ってしまう今日この頃でした。

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