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アニバーサリー


今日は2021年2月5日(金)。だいじな日である。

2年前の今日、あることを始めた。だから今日は記念すべき2周年記念の日。

あることというのは、ひとりでは出来ない、では二人なら出来るのかというと、ひとりで自立していなければ二人でも出来ない。

ひとりひとりがしっかりと自分自身で立っていて、尚且つその自立した二人でなければ出来ないこと。

でも、考えてみれば人生の中のほとんど全てのことはそうだと思う。

事始めというのは何でもそうだけど、最初は高揚と喜びで満ちているし、何をやっても輝かしい希望の光にしか見えない。

やがて、だんだんと慣れてきて、自分の中のいろんなものが浮かび上がってくる。

そうして自分の枠や、思い込んでいた自分像や、観えていた世界が次第にこわれる。こわれるというべきか、こわすというべきか。

こわれる/こわす時はあんまり素敵な気分ではない。心が重たかったり、もう無理だと思ったり、自分で自分自身を否定しているような気持ちになったり。

でもこわれるのは自分自身ではなくて、周りにくっついている、時に私自身を保護している枠や壁。

私のタンゴの先生はこのことをいつも「自分の限界の向こうへ行くの。」と表現していた。

量子場調整を時々受けているが、その先生はそのことをこんな風に表現されている。

「私らしくありたいとよく世間ではいうけれど、素顔で化粧をしていない状態が私らしくいる状態だとする。けれどよく見ると口元にご飯粒がついている。このご飯粒はその人らしさじゃないよね?これが思い込みや癖というもの。ご飯粒をつけたまま、私は素顔の私よ、この私を愛してよ。とは誰も言わないよね?」

なるほどな、と思った。

あれから2年。日々、口元についているご飯粒をとる作業に忙しい。


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