福留千晴

地域と食のしごと🌿 Works on Japanese Locals & Fo…

福留千晴

地域と食のしごと🌿 Works on Japanese Locals & Foods🌿

マガジン

  • THEDDO. / スッド

    • 14本

    空き家から地域課題を解決すっど。

最近の記事

ちいさな家の旅

小さい頃、「ちいさいおうち」という絵本が大好きだった。 長い間、家族とまちの歴史を見守ってきた小さな家が、都市化・経済化の波にもまれながらも、最後はまた新しい新天地へ引っ越すというお話。激しい変化に翻弄されるおうちは、そのまま荒波を生きる人たちの感情でもある。いまでもまた新しく買って、息子と読んでいる絵本です。 家は通常、土地に留まり旅をしない。 でも土地や家族の歴史や風景を見守り、そこにあり続けることで、旅をし続けてきたのかもしれない。 今回THEDDO.の事業を通して

    • 地域の空き家はどのぐらいある?

      今回、実際の空き家の片付けや利活用を考える起点に、その周辺には空き家がどのぐらいあるのだろうか?と、THEDDO.では周辺の調査も行いました。 まずはざっくり空き家の周辺100軒程度を、目視確認と地域の方々へ聞き込み調査を実施。実は自分の慣れ親しんだ地域こそ、普段付き合いのある方々以外のことは知らなかったり、どのぐらい空き家があるかは把握していなかったと気付かされました。 結果はなんと、周辺の家の約半数近くがすでに空き家という状況。 そして現在住んでいる方々は皆さん元気だ

      • THEDDO./スッド、はじまりに寄せて

        はじまりに1. 長い冬 2024年、大変な年明けになってしまい、被災された方々へ哀悼の意を表するとともに、1日も早い回復を願っております。 2022年末に父が亡くなり、120年続いた私の鹿児島の実家が空き家になってしまいました。(そのあと整理していて、なんと1500年代からご先祖がこの地に住んでいたことがわかった!) 私は現在東京に住んでいて、その家は自分が生まれてもいない、育ってもいない古い家。けれど夏休みごとに帰省しては幼心に自然と農とのつながりや、いまの自分の生

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