《ものおもい日記》0618*新卒１年目の焦燥感

水曜日から喉が燃えるような熱さで、木曜日から咳が止まらなくなり、金土日と数分間治まらない咳に体力が奪われる日々。

声は枯れ、息をするのがしんどい。

これ本当に風邪か？
風邪でも、そうじゃなくても構わないんだけど、声が出なくなるのだけは心に堪えるものがある。

惨めに思えて仕方がない。

主張ができない、コミュニケーションが取れない、昔を彷彿とさせる。
自分に未来なんて見いだせなかった時の。

別に慰めてほしいわけでもないし、持ち上げてほしいわけでもない。

比べられたくもないし、競いたくもない。
ただ自分の今やっていることが、自分じゃない何らかにとって意味のあるものであってほしいだけ。

じゃないと、私が今ここで生きていて、活動している意味が見いだせなくなってしまう。

私は日々とにかく焦っている。

それは、誰かに置いていかれるでもなく、誰かと競ってるでもなく、ただ自分自身を早く少しでも何らかに価値を与えられる存在と信じたい。

それだけに過ぎない。

昔を思い出しちゃうから、昔を思い出せば出すほど、今のままじゃ生きてても死んでても変わらなかったあの時のままになってしまう。

そんな焦燥感。

自分には何も自信がない。

文章しか書いてこなかった、それしか普通に闘える武器がなかった。

それをメインウェポンとして使えない今、新しい武器を作らないといけない。その今は何も持たない無一文の状態。

コツコツとやっていく、私のやり方。
我が身を振り返りながら、咀嚼をしながら、確実に得ていく私のやり方。
陰の中に原動力を見つけていく、私のやり方。

理解もされにくいし、不器用だって言われるし、信じられるものも多くないけど、
ちゃんとやり抜くんだぞ、自分の新しいメインウェポンを作っていくんだぞ、と腹に落としていた。

のに、なんだ。声が出ないなんて。
自分だけのせいじゃないけど、焦燥感に飲み込まれてしまいそう。

コツコツとやっていくとは言ったけど、こんなの聞いてない。ムカつく。

毎日、目に見えない、話したとて共感されない、自分自身の大きな影に飲まれないように走って、心を消耗している。

私はただ生きているだけじゃ、生きている意味を見いだせなくなって、やめたくなっちゃうんだから。

早く価値を見出さないと。

心の大部分をそんな気持ちで覆ってるわけじゃないにしても、私の根幹はそこで2割は絶対ここにいる。

楽しいだけじゃ生きていけないんですよ。私。意味が無いと、与えられるものが無いと。

原動力って楽しさだけじゃない。強い感情がポジティブだけとは限らない。

私はなんのために生きてるの。
私はどうして生き続けているの。

仮置きだったとしても、そこに答えがなきゃ、私は生きることを肯定できない。

だから私は焦燥感に飲み込まれている。

ここだけの話、私のこれがスタンダード。楽しいだなんて考えないよ。