31歳になりました💐〜遅咲きの競技人生〜
本日、また一つ歳を重ね31歳となりました。
(若いー!!と言ってもらえることが最大の美容液です。笑)
30代は思っていたより何倍も楽しい!!
私の人生で間違いなく大きなターニングポイントとなった30歳。大切なものを失った瞬間。それでも心を救ってくれた出来事や新たに挑戦をして出会える景色や瞬間もありました。
例えるならば、キャンパスに絵の具で絵画を描く色彩、形、バリエーションがとても豊富になった気がします。
まさに ”私の人生!面白くなってきたぞ!!”と思っています。
遅咲きの競技人生
私の競技人生を一言で表すなら『遅咲き』です。
振り返るともがき遠回りをしてきた20代。
高校卒業後から実業団へ入社し、待っていたのは挫折の連続でした。不器用な私は一つ一つの動作やトレーニングにおいて走りに結びつけるまでとても時間を長く費やしました。また故障も多かったので、心が何度も折れて走ることへ完全に自信を失う日々が何年も続きました。
当時、同世代の選手達が活躍する姿を見て、『自分は何をやっているのだろう』と情けなく感じていました。しかし私には同世代の選手達がとても輝いて見えました。『時間はかかってもいつかは自分もスポットライトの当たるところへいきたい』と長年密かに心の中で抱いていました。
幸運なことに私は昔から人と巡り会う運にとても恵まれてきたので逆境や挫折がある度に出会う人達に何度も心を救われてきました。間違いなく底辺から這い上がる過程の中で大きな力となり、ここまで実業団選手である13年間を走り続けられてきました。
結果を形にするまで何年も苦しみましたが諦めず挑戦し続けた結果、2023年MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)で8位に。夢へ挑戦する大切さを30歳で強く再確認しました。
こうして今、30代が楽しいと思えるのは陽の光が当たらない時に踏ん張り耐えてくれた自分がいたからです。そして"人との出会い"が私を強く前へ推し進めてくれました。だからこそ今は夢を再確認し向かう先へ熱中しています。
同世代選手の活躍
10月下旬に仙台へクイーンズ駅伝の試走に行きました。その時に昨年まで実業団で競技をしていた同い年の渡邉利典くんと奥様、のこさんと一緒に食事へ行きました。
利典くんは現在、仙台を拠点にランニングを通して全世代に向けた運動習慣と健康を育む事業『RUNDY』を立ち上げました。競技引退後もセカンドキャリアへ道を大きく切り開いて行動している彼の話は今後の私にとってとても参考になり、また考える視野が広がりました。
先日に合宿から帰り、頼んでいたスウェットが届きました。早速着用!!
実は私が底辺に落ちていた当時、箱根駅伝の3区を快走する利典くんをテレビで見ていました。
まさに私が先程も書いたように『いつか私も!!』と思わせてもらった同世代選手の一人でした。(同世代選手に私が93年生まれと知っている方は恐らく少ないのかなと思います。笑)先日、本人にこの事実を伝え忘れてしまいました…。笑
今、私がRUNDYスウェットを着たいのは勿論、これからの利典くんを応援したいという気持ちですが私が苦しかった時に勇気をくれた感謝の気持ちを込めています!そんな利典くんとのこさんが立ち上た"RUNDY"をこれからも私は全力で応援しています。今週末はまさにRUNDYの拠点地である仙台でクイーンズ駅伝が開催されます。私も精一杯、チームのために頑張りたいと思います!
人生が面白くなってきた31歳
30代からの誕生日はこれまで支えてくれた人達へ感謝をより届ける日にしたいです。今、”ありがとう”と感謝を伝えたくなる人を人生の中にどんどんこれからも出会い巻き込んでいきます!1年後の32歳はどれだけ成長してどんな人達と出会い、人生を楽しんでいるのか。
最後に一番感謝を伝えたいのは両親です。ここまで年齢を重ねても進化し続けられてきた丈夫な身体に産んでいただいたこと。まだまだこれから走りで感謝を伝えていきます。
まだまだこれから
11.18.2024
鈴木千晴