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2022 夏の思い出

最近は夜になるともう肌寒く、そろそろ長袖のシーズンかなと秋服を探しに仙台や山形の古着屋さんをめぐるのが楽しみな今日この頃です。会社の上司にとても古着の詳しい方がおり、その方と一緒に見ていく影響で最近は「ユーロビンテージ」というヨーロッパの古着がかっこよく、はまりつつあります。アメリカ古着とは違い、丸みのあるシルエットで優しい印象のものが多いです。

そしてこの夏、奮発して大切にしたい一着を購入しました。「モールスキンジャケット」

この由来や歴史を聞いてみると、かつては炭鉱で働く人が身につけた生地だったため、地下に潜る「モグラ肌(モールスキン)」からの由来で、当時の炭鉱で働く人たちのために、頑丈に作るための横繻子織(よこしゅすおり)という技法で織られているようでした。
そしてこの生地は、使えば使うほど(洗うほど)色や生地感が変化していく、そんな歳をとりながら一緒に変化していくことに魅力を感じついに買ってしまいました!

思えば、いまの仕事や日光へも、同じような考えだなあと思ってます。
住宅も同じで、新築が一番かっこいい家よりも、時間をかけてそれぞれ家族の暮らしの思い出が刻まれて、傷ができたり床材や外壁の色が少しずつ変化してきたり、そっちの方が一緒に歳とってる感じがしていいなあと思うのです。

先日アフター工事のあった築10年の自然素材のお住まい。素材の色が飴色に。

故郷の日光にも、長い年月をかけて生まれた建物や街並みや自然風景があります。今回購入したジャケットの前の持ち主の歴史を紡ぐように、街に対しても一住民として紡いでいけるように住宅をもっと勉強していきたいと思った夏でございました。




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