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2022夏 建築探訪

この夏、「前川國男の自邸」を見に来ました。
学生のころからずっと見たいなと思っていて、大学4年時に行った際は残念ながら修繕中で見ることができず、ついにこの夏、念願叶い見に行くことができました。

東京小金井にある「江戸東京たてもの園」の中にある建築。電車やバスを使って、その姿がついに現れると、やはり、佇まいから心奪われるものでした。

南側の外観は大きな切妻屋根とシンメトリーな窓の配置が美しく、植栽や裏の林も建物を包むように林立しており自然と一体的な雰囲気がありました。

内部に入ると、南側に設けられた大きな窓から光が入り、外部へと目線が抜けたり、余分な柱や壁が一切なかったり、とても開放的な空間でした。
冬だとここからもっと太陽の光が内部に降り注ぐんだろうなと思います。

外とのつながりや、太陽の動きと窓の配置、空間の作り方、今自分が携わっている家づくりと照らし合わせて、どんなに時代が変わっても、家づくりにおいてやはり、普遍的に大切にするものはあるなあと改めて感じました。

どんなに時代が変わっても愛され続ける建物を日光に残したいです。

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