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知ってますか?痛み止めを飲み過ぎてはいけない理由

先日親知らずを抜いて、久しぶりに抗生物質や痛み止め(ロキソニン)などのお薬にお世話になりました

もう、特に痛みに関しては6時間ごとにお薬の効果が切れるのが分かり、
飲まなければ寝れないくらい痛かったので助かりました〜感謝

一時期、お薬はよくないもの、絶対飲みたくない!
という感じのときもありましたが
(長女を産んだ頃かな)

今は、必要なときは西洋医学に頼る
でも頼りすぎないようにする
というスタンスに落ち着きました

そして、先日看護師のお友達から

『鎮痛剤を乱用している人がいて、やめた方がいいと伝えたいけど上手く説明できなくて。何か鎮痛剤についてまとめたものはある?』

と聞かれ

どんな感じなのか聞いたら

毎晩バファリンをのんでて、理由は軽い頭痛とのむとスッキリするから
だと。。

うーん、、

薬局で働いていたときも、痛み止めを常用している方が結構いたのを思い出しました。
癖になっている方も多かったです。

テレビのCMなどで素敵な女優さんが風邪薬や痛み止めを宣伝していると
飲むのが当たり前、むしろトレンドのようになっていて少し心配に感じます


『痛み止めを使い続ける事がなぜ体にとってよくないのか』
痛み止めには色々な種類があるし
書きたいこともたくさんあるのだけど
どんな返答をしたのか簡単に


使い続けている方も、絶対ダメ!と思っている方も
なぜよくないのか知っていただけたらと思います


痛み止めには様々な種類がありますが、

一般的によく使われるロキソニンなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症剤)は

痛み物質のプロスタグランジン(PG)の作用を止めることで痛みや炎症を抑えます


しかし、プロスタグランジン(PG)には痛みや炎症を起こす以外の大切な作用もあるのです!
例えば、

①胃の粘膜を保護する
②血管を拡張する
③交感神経の働きを抑える
④血流を改善、体温を上げる

などです。

PGの作用が遮断されることで

①胃の粘膜保護作用の遮断→胃炎
痛み止めを飲むと胃が荒れると言われるのはこのため

②血管拡張作用の遮断
→血管収縮による高血圧や頭痛


③交感神経の働き抑制の遮断
→交感神経緊張による頭痛、肩こり、腰痛、不眠、、、、など

④血流が悪くなり体温が下がる
→免疫力が落ち、感染症などに罹りやすくなる
 風邪や怪我の治りが悪くなる
(下記の体温の法則の図参照)


そうです、
痛すぎて眠れないなどの急性期に痛み止めを使うのは良いかもしれませんが漫然と飲み続けることで

逆に頭痛や腰痛などの痛みや、胃炎や免疫力低下をはじめとする様々な副作用が引き起こされてしまうのです!!

もし、痛み止めを飲み続けているけど痛みが繰り返される方がいたら、

もしかして原因がお薬の副作用により引き起こされている痛みにすり替わっているかもしれません

お薬についている添付文書には
必ず副作用も載っているので、(下記参照)
そのなかに思い当たるような症状があるなら
薬を止めてみるのも手だと思います◎

ちなみに、
市販のバファリンは何種類かあるのですが
そのいくつかにはカフェインが入っています

“のむとスッキリする”のは

コーヒーを飲んだあとのように一時的に覚醒するからかもしれないですね

とにかく、
軽い頭痛で気軽に痛み止めを飲み続けるようなことは他のリスクが高すぎるのでやめた方がいいと思います◎
種類もたくさんあるので
自分で判断せずに合ったものを医師や薬剤師に聞いて選んでくださいね

うちの治療院に来られる方で
肩や首、背中が張っていることで頭痛が起きている方がとても多いのですが

頭痛の理由で一番多いのが考えすぎ!

いつも不安や怒りで思考を使いすぎている方に多いです。
そんな方は交感神経もギンギンです

施術で身体と交感神経を緩めると同時に、どこに原因があるのかを探っていくとスッキリされて頭痛も繰り返さなくなる方が多いです◎

おまけ
“頭痛”の心理的なとらえ方

◎緊張型頭痛
自分自身には必要のないことであるにもかかわらず、他人の責任まで背負いこむひとに多い
自分の限度を超えて緊張や怒りが頭や首周辺の筋肉に鬱積し頭痛が引き起こされます

◎偏頭痛
自分に自信が持てず、自分がした事に対してどんな反応が返ってくるかが気になり直観に従った行動ができないひとがなりやすい
自分が必要とするものを要求するのが苦手なので、偏頭痛を口実にすることで休息が取れる

他人にNOということを学び、自分自身の境界線を確保して自己評価を培って自分のための時間を取ることが大切です


ロキソニン添付文書より重要な副作用

●ショック、アナフィラキシー
●無顆粒球症、白血球減少、溶血性貧血、再生不良性貧血、血小板減少
 →血液検査を行うなど観察を十分に行うこと。
●急性腎不全、うっ血性心不全、間質性肺炎
●消化性潰瘍・・下血、血便、吐血などある場合は直ちに中止し適切な処置を
●消化管穿孔・・心窩部痛、腹痛などの症状が認められた場合は直ちに中止
●小腸・大腸の狭窄、閉塞
●劇症肝炎、肝機能障害など
●喘息発作

ロキソニン添付文書より


茨城県ひたちなか市で夫婦で統合的な見方による治療院をしています(^-^)
ご縁がありましたら嬉しいです

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