来年夏まで世界はもつのかな

2018年頃、いや、無自覚にはもっと以前から、「東京オリンピックの先に時間が続くと思えない」感覚につきまとわれている。

オリンピック閉会の翌日が、まるで崖のように垂直に断ち切られて、私たちはみんな死ぬか、死ぬほうが楽なくらい断ち切られた跡にへばりつく。
そのイメージは年々より手前の時期に近づいて、オリンピック開会の瞬間震度7強の(つまり観測史上最大震度の)大震災が東京中心に本土の6割を潰すものに変わり、さらに少しずつ早まっている。

今では、2020年に春から先があるなんて本当? という疑問が延々つきまとう。どうしてもそこの先で、未来とやらが断ち切られている『確信』が離れてくれない。
日本という大地は続く。日本人を助ける人も多分続く。
なのに、来年春には世界が終わる気しかしない。
ノストラダムスの大予言だって、人類が滅ぶと予言されたのは97年よりもっと先だったし。覚えてないけど。

客観的には高い確度で、オリンピックの先も現実社会は続く。
理性ではわかろうとしている。
それでも、4月初めには世界が焼け野原の更地になっている、そんな感覚が、離れてくれない。
きっと、私の世界そのものが、大きく崩壊するのだろう。今のままではいられない、許されない事態になるのかもしれない。

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