ちはれ

ブログ>http://chihare-ameno.com ただいま休暇中。

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    掌編小説集。

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美術館女子の企画記事を見てきた感想

美術館女子 東京現代美術館×AKB48チーム8小栗有以:読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/s/ims/bijyutukanjyoshi01/ 私は美術品を見るのが好きだし、美術館を眺めるのも好きだ。 それは多分に「ぶらぶら美術・博物館」に影響されてのものだから、カジュアルにアートと人の接点を増やしたい、という考えはわからなくもない。 単独や複数で美術館を訪問する若い男性もほぼ見たことがないから、アイドルを使って興味を持って欲しい、というのも、頷けな

    • 休みの成果。ただ線を引くだけで頭が落ち着くし、それなりに結果が出るのがいい。あと光源考えなくていいのがw

      • 無自覚に拾う多様な認知情報を、これまた無自覚に処理し価値づけ体系立てる、ということが私には困難な障害なのだ、とようやく認識。大学の適応障害もタスク管理がさっぱりなのも家事1回で3日寝込むアンバランスも、これで説明がつく。他の人なら、思考ツールなしで卒論書け、が毎日続く感じかな。

        • 抉られランキングを降りる

          私だってもっとつらいそう叫びたい人たちが、大勢いる。 大勢いるけど、みんな自分が一番酷い目にあってると思いながら、一方で自分より酷い目の人はいるよね、とも考える。 比較の中で、ゆらゆらしている。 先日知っている人が死んだ。 コロナじゃない、終わりの近いことがわかっている人だった。 そんな人たちは今も世界中で、医療ベッドの中で暮らしているんだろう。 その苦しみは、比較できるのか。 その悲しみは、嘆きや悔いは、身近な感染者を亡くすよりマシなのか。 それでも、私はつらいみんな

        美術館女子の企画記事を見てきた感想

        • 休みの成果。ただ線を引くだけで頭が落ち着くし、それなりに結果が出るのがいい。あと光源考えなくていいのがw

        • 無自覚に拾う多様な認知情報を、これまた無自覚に処理し価値づけ体系立てる、ということが私には困難な障害なのだ、とようやく認識。大学の適応障害もタスク管理がさっぱりなのも家事1回で3日寝込むアンバランスも、これで説明がつく。他の人なら、思考ツールなしで卒論書け、が毎日続く感じかな。

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          28本

        記事

          予言がすぎるだろう、私

          来年夏まで世界はもつのかな、とか言ってたらそれどころではなくなってしまった昨今、皆様生きてますか。 本当に素直に、あの時感じていたことを書いたままだったのだけれど、この後さらに本質的に激変するだろう世界を思うと震える。 でも、今回したいのはそういう話ではなく、個人的な、途方にくれた話だ。 作家を目指す理由が、消えてしまった。 そもそも私は、好きだと思える仕事で、仕事を好きな人たちと、文化祭前みたいな生活をしたいと長年思っていた。 それを叶える業態のひとつが、エンタメ

          予言がすぎるだろう、私

          今年の私の漢字は「養」 休養と、ためこんでたインプット入れて土台を耕した、という意味で。 4月から半年以上休んだので、体調がかなり整ったのは利点でした。メンタルから体調まで壊したら、一度きっちり休んだ方が結局早いですね。学ぶのに15年かかってしまったけれど。

          今年の私の漢字は「養」 休養と、ためこんでたインプット入れて土台を耕した、という意味で。 4月から半年以上休んだので、体調がかなり整ったのは利点でした。メンタルから体調まで壊したら、一度きっちり休んだ方が結局早いですね。学ぶのに15年かかってしまったけれど。

          時間軸がめためたになっている

          来週仕事納めとかうそでしょ、という仕事量である。 新人の私にも仕事が押し寄せている。 いや、現場に比べたら確実に軽い量なのだけれど、いかんせん新人なので要領よくこなせない。 数学のテストのときみたいだ。 公式や定理は教わって頭にあるのに、証明を解くのに四苦八苦している。 引き出しを開け閉め開け閉め繰り返して、結局頭の中身がめためたになってしまう。 頭だけで考えているから進まないのだ、とわかってはいるけれど、手書きまで思考が回らない。 先達は別室で駆け回っているので、聞きた

          時間軸がめためたになっている

          来年夏まで世界はもつのかな

          2018年頃、いや、無自覚にはもっと以前から、「東京オリンピックの先に時間が続くと思えない」感覚につきまとわれている。 オリンピック閉会の翌日が、まるで崖のように垂直に断ち切られて、私たちはみんな死ぬか、死ぬほうが楽なくらい断ち切られた跡にへばりつく。 そのイメージは年々より手前の時期に近づいて、オリンピック開会の瞬間震度7強の(つまり観測史上最大震度の)大震災が東京中心に本土の6割を潰すものに変わり、さらに少しずつ早まっている。 今では、2020年に春から先があるなんて

          来年夏まで世界はもつのかな

          #一駅ぶんのおどろき に投稿した作品まとめ

          1000文字目安、発表済OK、と聞いたときから応募は決めてましたし作品の選定まではしてたんですけど、転職とそれに伴うもろもろで月曜までかんっぺきに忘れてて、あわてて投稿したのでお知らせできなかったんですよね。 そのせいか、他のおすすめ記事に作品が出ない!!! スキが足りなくて上位表示されない!!!!! というわけでまとめ作りました。 おすすめにのせたいのでスキをください!  コメントも出るようにしてます! 限界集落で燃やす話。集落は燃やしません。何言ってもネタバレになり

          #一駅ぶんのおどろき に投稿した作品まとめ

          No one knows

          公募のため、サイト掲載作品を一部修正して転載しております。 ******  葉の落ちきった木々の下で、灰色の空に煙がゆっくりと昇っていく。 「のんきだなあ」 「田舎だからね」  タイヤを燃やせば有害だが、枯れ葉を燃やせばよくある姿。芋でも包んで持ち込めば、童謡めいた風物詩だ。 「背中さむ、顔熱いから余計寒い」 「餅でも買やよかったか?」 「悪趣味ぃ」 「だって不自然過ぎね? 野郎2人で巨大落ち葉焚き」 「動画用のネタです、とか言っときゃいいさ」  その間にも炎が揺

          No one knows

          来るならおはぎを持ってこいってさ

          公募のため、サイト掲載作品を一部修正の上転載しています。 ****** 「はんごろしにする? みなごろしにする?」  おっとりとした風情の小面が、麺棒を片手ににこりと笑う。  ちょいとモノのわかった奴なら、「ああ、米のつき方か」と合点するだろう。小面の面を付けた女が浅黄の割烹着をまとい、膝下にその裾をひらつかせているなら尚更だ。 「いつも通りにしてくれ」 「また半殺し? つまんなーい」 「いつも通り、だ」  はーい、と間延びした返答はそのまま乱闘の気勢に変わる。  

          来るならおはぎを持ってこいってさ

          Youtuberから入った彼らは、まったく真相を知らない

          公募のため、サイトより一部修正の上転載しております。 ******  師走というばかりでなく、社会人なら2日3日はたやすく過ぎる。4kgもある肉塊を漬け込むのと同じ時間だというのに、学生でいたあの頃の方がずっと、1日が長かったように思う。  ――ひとぉつ、解凍に金物を使うべからずのこと!  解凍の器にはプラスチックを使え、レシピの待機指示に逆らうな、肉は焼けてもすぐ食うな。  歴代のOBたちによるローストターキーの知恵は、覚え書きのような口伝によって、後輩たちに伝え

          Youtuberから入った彼らは、まったく真相を知らない

          定時後は慌ただしい

          公募のため、サイトのものを一部修正して転載しております。 ******  体の中がぎゅう詰めになると、また「のーざんぎょうでー」なるものがやってきたのか、とエレベーターのカーゴは得心する。上がる回数と下がる回数は基本的にほぼ同じなのだが、この時ばかりは逸る者たちのせいか、下がる方がずっと多いように感じられる。  だが、今回は不思議なことに、誰も彼もが上へと上がっていく。  最上階、肌寒い屋上で中身をはき出しては、また下がってあれこれと詰められる。  びーる、と誰かが言

          定時後は慌ただしい

          22時の没頭

          サイトより一部修正して転載。 ***** string q = “彼は私を愛しているか”; if(!String.IsNullOrEmpty(q)) {   int i = q.Length;   for(int j=0; i>j; i--)   {     string a=”彼は私を愛している”;     j=a.length;     if(j==i)       break;     else       i = q.Length+1;   } }

          22時の没頭

          指先はしっている

          公募のため、サイトより一部修正して転載。 ******  幼い頃、私はとても素敵なお兄さんと出会ったことがある。  ミモザの花が黄色い房をいくつも作るその陰で、白いシャツに黒いジーンズをはいた、細いつり目のお兄さんは、小さな私にはひどく大人に見えた。  どんな話をしたのかはわからない。ただ、彼の最後のひと言だけが、深く私の中にしまわれた。 「君が一番美しくなった頃に、また会いに来るよ」  そう言って、彼はディズニー映画の王子様のように、うやうやしく私の指先にキスを落

          指先はしっている

          転職先決まりました。 テキストに書くかどうか迷ったんだけど、とりあえずこっちで。

          転職先決まりました。 テキストに書くかどうか迷ったんだけど、とりあえずこっちで。