見出し画像

朝読書1hなるべく1冊no.45 作家

「プロ作家になるための四十カ条」若桜木虔 ベスト新書2006

自己流では作家になれない。執筆の心構えや新人賞の得点配分など実践テクニックのコツ40をぜひ教わりたいと手に取った。

1.新人賞の得点方法
 ①新機軸・斬新さ 35点
  テーマのオリジナリティ
 ②人物造形 25点
  キャラクター設定の巧拙
 ③物語展開の面白さ 25点
 ④動機の良さ 15点
70点で予選通過、80点が最終選考、90点以上が受賞いなければ賞の該当者なしとなる。
自分にそっくりなアイディアを思いつくアマチュア作家が3万人いる。独創性がないと作家予備軍の泥沼から永久に脱出できない。

2.執筆時間の捻出方法
プロット作成に着手したら30分で纏める。時系列に並べる。好きな作品の欠点を分析して探してみる(風景心理台詞回し、オリジナルトリック、ご都合主義)

3.小説創作に漫画原作脚本を活かす
漫画の1ページ相当が200文字。30ページ読み切りなら400字原稿用紙15枚。徹底して文章を削ぎ落としていく訓練をする。徹底してキャラクターを魅力的にする。漫画の原作脚本に肉付けして小説とする。

4.小説におけるフォルテシモとピアニッシモ動と静
主人公の行動、心理、シーン、情景

5.竜頭蛇尾をさけるには、綿密なプロットを組み合わせる。モチベーションを維持する。

6.原稿の推敲
篠田節子さんの場合
第一稿は、大雑把にすっ飛ばして書く
第ニ稿は、骨組を小さくしないよう矛盾点を解決して(知ってる事だけ書くのではない)
第三、四稿は、人物を描く
体感の変化を克明に書く
それからポイントを絞って取材に行く。いつてからシーンを書き直す。

5.原稿の推敲
風景→季節感
体感→主人公の触感、痛感、味覚
心の動き→感情と理性面

物語をダイジェストで書かない
エピソードを出し惜しみしない
これから先は読んでからのお楽しみ→やってはいけない

小説を書くのは大変な事。でも初め一歩を知る事は大事。全てはそこからだと思う。#朝読書#小説家#プロ作家

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?