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朝読書1hなるべく1冊no.137 出版の法的課題

『出版をめぐる法的課題』
 上野達弘/編著 日本評論社 2015.7 ISBN:978-4-535-52073-8 

           *p174「出版における保護期間経過後の著作物等の利用」美術品を撮影した写真の著作権について記載。
①美術品等を出版物に利用する場合は、既に撮影済みの写真の提供を受けて美術作品等を出版物に利用するようなときは、たとえ美術作品自体はPD著作物であったとしてもそれを撮影した著作物の利用につき、別途承諾を得なければならない場合がある。「二次的著作物として、翻訳・編曲・もしくは変形し、または脚色し、映画化し、その他翻案することにより創作した著作物」の場合である。
②編集著作物の著作権(12条)素材の選択または配列によって創作性を有するものは、著作物として保護する。ペーパーレイアウトも含む。

      *p188「電子書籍を購入した利用者の地位」
ダウンロード等により1回限りの提供でその後の管理は行わない態様もあれば、提供後も定期的にアカウント認証等の手続が必要となる態様もある。
…ファイルを保有すしている状態を「法律的に保護される利益」と扱うこともできる。
…我が国では、電子書籍に所有権がない以上、電子書籍書籍提供サービス利用者としての契約上の地位の相続の問題となろう。
感想
購入し保存した電子書籍がライブラリから自動的に削除されたという事件があったという。技術的なコントロールができたことに驚いたが、今は保護されるようになったと書かれていて安心しました。
#朝読書 #法的課題#電子書籍

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