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愛しい愛しいあなたの幻影へ。 どうやら本当にこのままトントン拍子に行きそうです。 あなたと歩めなかったその先に、彼と進むことになりそうです。 あなたがずっと拒んでた私の父とも、何だかあっという間に会いました。 「すごく緊張したけど、とても楽しかったよ」と言ってくれたことにとてもホッとしています。 最近は毎回長々とミーティングをしています。 私の拙い話も鬱陶しがらずに聞いてくれます。 しっかりと自分の意見も話してくれます。 あなたよりも口下手で、あなたよりも言葉選びがとって
寝ぼけ眼で彼のことをおかえりーって出迎えて、眠れないからと晩酌を始める彼の膝に頭を乗せて、眠くて多分すごく支離滅裂な私の話をふんふん聞いてくれて、もういい加減寝なさいと寝かしつけられて。 寝返りをうつ度に顔をグリグリ擦り付けられて。 朝起きて洗濯機回しながら少し喧嘩して、仲直りしながら額をくっつけたままお昼寝して、 どっちのヨダレか分からないけどヨダレだらけになって起きて。 カメラ重いから置いてきなさい、やだ持ってく、の押し問答はいつものこと。 手を繋いで、病気してから歩み
この前の下手くそな2人のセルフのデータが返ってきた。 それすらも愛おしいなと思ってしまう。 金曜日、彼の家に先に帰った。 お風呂を済ませて、電話をかけるとまだ都内。 終電かなと夢現の中で考える。 ふと玄関が開く音、寝惚け眼で時計を見ると、3時前。 酒臭い、タバコ臭い彼が抱き着いてくる、擦り寄ってくる。 頑張ってタクシーで都内から帰ってきてくれたようだ。 若干潔癖な私、けどその日は眠さが勝った。 揉みくちゃにされながら、抱き枕になったまま眠りにつく。 朝、ふやふやとしてる彼
最近流行りのウルフカットなるものにしてみた。 確か我々が高校生くらいの時も流行ってた気がする。 スッピン・眉なし・上下スウェットでいたら、ピンクのキティサン履いて地元にいそうだと妹に笑われた。 そんな話を彼にしたお風呂あがり、髪の毛を乾かしたスッピン眉なしの私を見て 「可愛い!こんな子、高校時代いたわ!」 と謎にテンションが上がり始めた。 可愛い可愛いと愛でられて、複雑な私。 少し体調も悪かったので、ひとしきり愛でられたあとはスリスリと首筋に鼻を擦り付けなられながら、就寝
「人を好きになるって何?」 友達と話していた時、そう聞かれた。 9年目になる幼馴染の彼、彼のことは好きだ。 「でもときめかないんでしょ?」 そうだ、10代の頃の胸を焦がすような気持ちはもうないに等しい。 それでも私は彼が好きだと断言出来る。 性欲とかそういうのは、恥ずかしい話私にはもうないに等しい。 だけど、抱き締め合えばその体温に安心する。 それでも私は彼が好きだ。 浮気は出来ればしてほしくないけれど、別に昔ほど他の女の子と話していたり、会ったりすることに嫉妬は覚えな
最早闘病記ではなくて、惚気日記になっていることは承知で徒然なるままに書いてみる。 私と彼の出会いは9歳だ。 習い事が同じだった。 当時の彼は坊ちゃん刈りの少しぽっちゃりとした男の子、そんなイメージだ。 かくいう私はいじめられっ子。 小学校の仲間がいない習い事が唯一の逃げ場だった。 そんな中、突然そんな逃げ場にいじめっ子の1人が入ってきた。 見つけられた瞬間から、大きな声でバカにされなる、何度も何度も。 先生も注意してくれたけど、何も変わらない。 悲しくて恥ずかしくて逃げたか
少しだけセンシティブな話をしようかと思う。 先日、高校3年間同じクラスの友達が出産をした。 何かあると飛んで来てくれるし、飛んで行くし、本当に友達の少ない私にとって貴重で大事な存在の彼女。 その彼女の妊娠を聞いた時、仕事中なのにも関わらず泣いてしまった。 そんな彼女の子供、しかも生後2日目だ、可愛くない訳がない。 シャッターを切るのも止まらず、笑われてしまった。 「あんたももう子供つくっちゃいなよ」 それに曖昧に笑う。 いろんな人から言われるその言葉。 少しだけ胸が痛くな
大好きなあなたへ。 お別れしてから少しだけ時間が経ちましたが、お元気ですか? あなたと私が恋人としていた年月は9年と4ヶ月。 誰かが歌っていたけど、 「好きだけじゃ駄目なんだ。」 大人になってしまった私たちには本当にその通りで、気持ちだけじゃどうにもならないことが多過ぎました。 だけど、私たちにとってお互いの存在は最早日常で、それがなくなってしまって、私は少しだけ寂しかったりしました。 半身がなくなってしまったような、そんな感覚です。 少しだけ、あなたも同じように思
平成の大恋愛を終えて3ヶ月が経とうとしてます。 世の中は何だか一気に様変わりしてしまって、日に日に心がザラザラしていってる気がする。 そんな私も先月誕生日を迎えて、三十路まであともう少し。 そりゃそろそろもう結婚も考えるし、考えなきゃだし、周りからは急かされるし、どんどん独身仲間が減っていく一方です。 今の彼とは自分たちの年齢のこともあって、ほとんど結婚前提でのお付き合い。 「この人となら結婚するのも(条件的にも人柄的にも)悪くないな」から付き合い始めたと言っても過言では