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一つのフィールドが生まれ変わるまで。ある目撃者の話

前回のnoteで、私がサバゲーを始めるきっかけとなったフィールドの話を書いた。
そのフィールドは、ある日突然営業を終了することになったので常連さんたちも本当に驚いていたし、残念がっていたように見えた。
「なぜ?どうして?」という話について、見聞きしたこともあるがここで触れることはしない。
のっぴきならない事情があったことは理解した。
しかし、いち生活者としては大好きな遊び場がなくなって、当時はただただ悲しかった。

そのフィールドの「跡地」に、新しいフィールドが誕生する。
建物の構造はほぼそのままだが、中のバリケや仕掛けは大きく変わった。
設備もグレードアップした。
ほんとうに別物といって差し支えないと思う。

新しいフィールドの関係者には、前のフィールドで交流があった方がたくさんいる。
ゲームで一緒になったときからとても親切にしてくださった人たちで、私のように行き場を失った初心者ゲーマーのことも、気遣ってくれていた。

それから地元のとある企業さん。
再建には山ほど課題があったと思うけど、「法人だからできること」というのが世の中には色々あって、物事がここまで早く進んだのは間違いなくこの地元企業さんのおかげだと思う。
その企業さんが運営する施設の前を通るときは、毎回感謝の念を強めに飛ばすようにしています。本当にありがとうございます。

ここまで読んで、この記事を書いているお前は何者だよって思うかもしれないけど、フィールドの再開を心待ちにしていた者です。
めちゃくちゃ嬉しいぜ!!!!!!!ヤッター!!!!(大ジャンプ)

再建に向けて動いている当事者の方たちが誰一人として「俺がやっている、俺が協力している」などと公言していないのでなんか匂わせな書きぶりになってしまっているけど、名前を書きたくても勝手に書けないだけなのだ。

ていうかこの人たち、めちゃくちゃカッコよくない?

私は目撃したよ。
日中普通に仕事をして終わったその足でフィールドに向かい、夜中までバリケを組み立て、ペンキまみれで壁を塗る姿を。
休みの日だというのに、朝から晩まで広い建物を動き回り、配線や工事の段取りでああでもない、こうでもないと言っている姿を。
エアガン片手に、こうしたほうが面白いとか、こうした方が射線が通るとか通らないとか検証してる姿を。

「自分たちでフィールド作るとか楽しそうやん」って思う人とかいるかもしれないけれど、あれだけのドラム缶、タイヤ、バリケード、組み上げるのにどれだけの時間と労力がかかったことか。

塗装ができるサバゲーマーとか、電気工事ができるサバゲーマーとか、設計関係やってるサバゲーマーとかが普通にいて、サバゲーマー全員有能すぎると思った。

思いっきり遊びたいのは作った人たちだって同じはずなのに、大事な時には裏方に回って。
テストゲーム実施のために関係各所と調整して、色々準備して。
終わったら終わったで反省会。PDCA回す回す。

苦労は一切表に出さず、自分たちの成果を語ることもせず。
ちょっとアレな感じの人に対しても大人の対応で躱して。
めちゃくちゃかっこいいなと思った。

関係者の人たち全員、心の中で勝手にアニキって呼んでる。
舎弟にしてほしいわ。タバコとかパンとか買ってきますんで。

当事者の方達が望まない可能性があるので、ここでお名前は挙げませんが、本当に本当にありがとうございます!

他のフィールドでもオーナーさんがゲームを回しながらフィールドのメンテもして、めんどくさいお客さんにも笑顔で対応して、全員が楽しめるように創意工夫してるんだよね。
世の中のフィールドはそうやって、本当にサバゲーが大好きな人で成り立ってるんだと再確認した。

現場からは以上です。

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