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【ルーン語り】ルーンとの出逢いと、旅のはじまり。

ルーン石。
手に平の上にころりとおさまる石の上に、見慣れぬ線が刻まれています。
初めてそれを手にしたのは、2007年のことです。

当時の私は、カリフォルニア州認定のマッサージセラピストになるべくトレーニングコースに通っていました。

マッサージのトレーニングに集まっていたメンバーのうち、全くの初心者は私ともうひとりくらいで、あとはすでにアロマトリートメントの経験者だったり、何かしらセラピーに関わっている人ばかりでした。

前職からまったく違う世界に足を踏み入れようとしていた私でしたから、何もかも初めて知ることばかり。

そんな中、合宿形式で行われていたトレーニングの休憩中にクラスメートが持ち寄っていたのが、タロットカードやオラクルカード。

みんな当時の悩みや自分の抱えているテーマについて一枚ひくと、それに対する答えやメッセージが書いてあるというもの。特に、女神や天使の絵が描かれたオラクルカードは人気でした。

「へえ〜」と珍しがりながら、それらを借りて自分でも自分でもひいてみるうちに、自分でも何かこういった指針になるような、ヒントをくれるようなアイテムを手元に迎えてみたいなあと思い始めたのでした。

合宿が終わって家に帰り、色々と調べていると、ルーンというものに出逢いました。

何がきっかけでこの石にたどり着いたのか、今となっては思い出すことができません。

それは、オラクルカードのように華やかなイラストが描かれているわけでもなく、素焼きの白い石に直線が組み合わさった文字が刻まれているなんとも素朴な佇まいの25個の石でした。

付属していた解説書は当時の私にはやや難解で、頭の周りにハテナマークが飛び交うこともたびたびでしたが、それでもなぜか私はこの素朴な石に不思議な魅力を感じていました。

そして、何か迷ったことがある時に時々取り出して、ルーンの入った袋をかき混ぜてはひとつひいてみる、解説書を読んで自分なりに解釈してみる、ということを繰り返していました。

あれもこれもと買い集めたオラクルカードやタロットカードは、2018年にそれまで10年続けてきた祐天寺のサロンをクローズするときに、欲しい方にプレゼントしたりして手放しましたが、ルーンだけは手元に残り、一緒に引っ越しをしたのでした。


初めて手にしたルーン関連本「ルーンの書」

#ルーン #rune   


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