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ブロールのナドゥ

追記。新しいリストは↑の記事に。

強いコマンダーの力量は、正確に知っておく必要がある。
そう感じたので土日全てナドゥの生態調査を行った。
ある程度リストがまとまったので忘備録も兼ねて一旦共有しようと思う。

ブロールには存在しない

6月17日現在のブロールナドゥプレイヤーは、手甲に思考が囚われている。この気持ちよさに囚われているせいで、カードパワーの低い対象をとるカードを大量にデッキに詰め込んでいる。先手1でマナ加速して、お願い通ってと祈りながらナドゥを投げる。あとは相手が対処する前に盤面を散らかして逃げ切る作戦。
確かに、これも強いと言えば強いのだが、デッキ構造自体はとても脆い。
ナドゥが唱えられないほど重くなった手札に、キャストする対象のない蛇皮のヴェールや軽いだけの装備品が盤面に転がっている、そんなゲームをするために私はブロールをしているわけではない。
手甲がない以上、幻想を断ち切って真っ当に生きる道を模索しようとカードリストを眺めていたら、見つけた。ブロールで使用可能な手甲を。


シュコォォォ

ブロールのナドゥの相棒。こいつを主軸に仲間を探していく。
試行錯誤を繰り返した結果、ついにチームナドゥのメンバーが集結した。


ベストメンバー



アンクタスキャプテン(監督ナドゥ)

戦利品の魔導士はアンクタスをサーチできる。進化繭にもアクセスできる。略奪者の戦利品は、2マナ以下のアーティファクトを不採用にすることで手甲にアクセスできる。ドローと土地伸ばしエンジンの役割。

ビルポックアシャヤシステム

アシャヤが盤面にいる状態でポックが出ると、自分のことを土地だと思い込んだポックが、自分自身のコピーを作り、盤面に出る。これが一生続く(本当に一生誘発し続ける)。ポック(土地のすがた)によって、ビルの上陸が誘発し、ナドゥが誘発してライブラリーが無限にめくれ続ける。ナドゥの弾は、新しいポックにカウンターを乗せることで途切れることはない。
十分に土地と手札が確保できたら、ナドゥの誘発で手に入れたバウンスでアシャヤを戻すか、ポックの誘発をもみ消すことで誘発を解除することができる。
デッキにエルフとエレメンタルのクリーチャーを、アシャヤ、3ニッサ、不屈の補給兵だけにしておくことで、サーチと無限マナが実現する。

最終地点

勝ち方はなんでもいいのだが、無限ターンを採用した。コグラで人間を戻せるので無限。(ちなみに対象にとっているのでナドゥも誘発する)


守ってナドゥを誘発させているだけではない

森を護る者も伸びた土地を再利用する手段があると悪いことができる。


替えが効かない奴ら

上陸シナジーは相手のターンにフェッチを切ることでナドゥを誘発させられるのが利点で、装備で誘発させる場合はメインフェイズに可能な限り誘発させるため土地をたくさん寝かせる必要があるし、装備をつける先としての生き物もそこそこ用意しなくてはならない。上陸の場合2体か3体いれば十分なので、上陸で湧いてくる虫やナントゥーコ、5マナで2/2が出るエンチャントといったパーツを必要としない。手札を必要なだけ補充して、機をみてコンボを決めにいくことができる。

上陸でナドゥを誘発させるプランの問題として、誘発させられるのがこの2種のみというところ。しかも青緑でエンチャントをサーチするカードは存在していないので、ビルに多大なる負荷がかかっている。


たくさんのビル

そのため、サーチカードやアクセスできる手段をたくさん用意しておかなくてはならない。幸いなことに生物コンボデッキなのでこれらのサーチは汎用的に運用できる。追放でない限りビルを墓地から利用できる手段は緑には存在しているため、早期ターンに出したビルがしばかれても絶望はしなくても良い。とはいっても、ビルの替えが効かないのが課題であることに変わりはない。

相手のターンと自分のターンに2回も誘発する

青緑の組み合わせは昔から圧倒的爆発力でド派手に盤面が展開することを得意としている反面、相手への干渉手段に乏しく、相手にやられる前に殺すのが得意な色とされている。
例えばキナンは特にそうで、デッキにマナクリとファッティ生物を大量に入れなければならない。
しかし、オーコやウーロといったtier1に上り詰めた歴代の青緑は器用で、相手に干渉でき、必要な時に必要なだけリソースを補充することが可能な特性を持っていた。私はナドゥはデッキへの制約が比較的緩く、対象をとる何かを入れること、フェッチランドを大量にデッキに採用しなくてはならないこと、その程度だと思っていて、構築の自由度はかなり高い。カウンター、格闘スペルで相手に干渉しつつリソースを確保して、隙あらばゲームを一気にたためる、一級クラスの条件を満たす性能を持っていると感じた。

https://www.mtggoldfish.com/deck/6456471#paper

デッキリスト。もし興味があれば、使ってみて欲しい。
妨害スペルに関しては色々あるがざっくり言うと、バウンス、誘発消し多め。
アーティファクトを低マナ域で採用せずに達成させるためにエンチャント多め。
上陸のために、フェッチ多め。
土地枚数は初手に3枚きて欲しいので43枚。
初見だとどういう動きをするのか分からないと思うので、ナドゥをメインに入れて指名対戦にして、統率の塔を抜いて土地を入れたら、スパーキーと戦ってデッキの構造を把握するといいかもしれない。

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