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今日も落語に魅入りたい
先日人生初の落語会に赴いた。
今回初めて前座さんの高座を拝見す。大勢のお客さんを前にしているためかの堅さとお客さんを洞察する力を身に付けようと懸命に噺する姿は初々しく微笑ましく孫を見守る心持ちがした。
師匠、お客さんが心地好く噺に浸るよう慇懃に高座返しをする姿は謙虚さと精進の意気が見えて未来の真打の軌跡に立ち会ったような感覚であった。
前座さんの噺の後に真打の噺、姿勢を拝見すると自省しつつお客
噺家という道を選び歩み続ける人々の噺
「柳家喬太郎のヨーロッパ落語道中記」
「落語こてんパン/柳家喬太郎」
「柳家さん喬一門本〜世にも奇妙なお弟子たち〜/さん喬と弟子たち」
落語で笑う度、しんみりする度に噺家さんたちの了見とお客さんたちを洞察する力に畏怖を抱く。辛酸を舐めたこと、厳しさを微塵も思わせず表舞台に立つ玄人の姿勢を噺家さんを通して改めて痛感する。
それは噺家さんたちが真の意味で「生きている」からであり、自らのため、先達か