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同感どころか共感すら得られないことは承知の上、当たり前であるからこそ忘れがちなことを綴…

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同感どころか共感すら得られないことは承知の上、当たり前であるからこそ忘れがちなことを綴っています。 その時はこう考えていたことがある日ふと更新されている、なんてこともあったりします。

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今日も散歩してきた

母、母方の祖父が読書好きということもあったためか実家には時代小説、ファンタジー小説、絵本、戦争体験、行動心理学、写真集、料理本といった本があった。祖父が毎晩小説…

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2年前
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【偶然】さん喬師匠のまくらにて以前読んだ志賀直哉「小僧の神様」、先日お邪魔した落語会にて三三さんのマクラにて「あかね噺」が出ていて嬉しくなる。趣味や見聞きしたことが繋がった刹那の愛しさを噛み締める。

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1年前

寄席で聴いて演目がわからない落語は言葉同様に「古典・新作落語事典/瀧口雅仁」で引いている。紙を捲る操作と紙の手触り、文字の森を見歩くことの心地良さに浸っている。本が好きだと再認識する瞬間である。

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1年前

相も変わらず落語に浸っている。するとあかね噺、鬼灯の冷徹が、出禁のモグラの世界をより楽しめている。古典を知れば落語が。古典、落語を知れば絵本が、漫画が、アニメの世界を数倍楽しめる。世界は繋がっている。読書はやはり善き哉。

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1年前

今日も落語に魅入りたい

先日人生初の落語会に赴いた。 今回初めて前座さんの高座を拝見す。大勢のお客さんを前にしているためかの堅さとお客さんを洞察する力を身に付けようと懸命に噺する姿は初…

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1年前
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酒井順子先生「甘党ぶらぶら地図」中野翠先生「今夜も落語で眠りたい」平松洋子さん「そばですよ 立ちそばの世界」にて「坊ちゃん」を目にする。読み時が来たような心持ちがする。

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1年前

桂文珍師匠の「胴乱の幸助」でげらげらひーひーしている今日この頃。さん喬師匠の「愛宕山」で改めてげらげらひーひーしていたらお半長右衛門のことが出ていたことに気付く。気付くことは面白い。

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1年前

【偶然】平松洋子さん「そばですよ!立ちそばの世界」拝読中。柳家喬太郎師匠がまずい蕎麦に出会った話が出ていた。失敗を笑って愉しくする。人生を愉しむコツを今一度噛み締める。

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1年前

昔観た落語が「松山鏡」と発覚。再会できたことに感謝。

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1年前

4月の散歩

花緑の幸せ入門「笑う門には福来たる」のか?/柳家花緑 池上彰の世界の見方 東欧・旧ソ連の国々 涙子さまの言う通り①/山本ルンルン あかね噺⑤/末永裕樹:原作 馬上鷹将…

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1年前
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不安定な大気に責任転嫁をする。この7日間食べることがおざなりになっていた。当然の如く心が荒み体は狂う。今一度「食べることは生きること」「地産地消が良いとされる所以」を認識するために平松洋子さん、小泉武夫さんの著作を拝読する。

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1年前

噺家という道を選び歩み続ける人々の噺

「柳家喬太郎のヨーロッパ落語道中記」 「落語こてんパン/柳家喬太郎」 「柳家さん喬一門本〜世にも奇妙なお弟子たち〜/さん喬と弟子たち」 落語で笑う度、しんみりする度…

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1年前

好きなこと、苦手なこと、自分の弱味、不足な部分を受け容れて淡々と語る。六代目小さん師匠、喬太郎師匠の著作を拝読して書くことの効力を再認識し自分を受け容れる強さに畏怖する。

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1年前

柳家喬太郎師匠「落語こてんパン」拝読中。義太夫の「語る」と嘘を「語る」をかけたサゲだとばかり思っていたが騙すことを「騙る」ということを知り雷に撃たれた。知ることは面白い。

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1年前

円朝師匠入門と遊馬さんの独演会の予習にと「小説真景累ヶ淵/奥山景布子」拝読。円朝師匠の描く輪廻応報に背筋が粟立つ。歌丸師匠の仰る「落語界の神様」の世界観に益々魅入りたくなり遊馬さんの了見がどのように繰り広げられるか今から心を躍らせ時代小説として継がれた奥山景布子先生に感謝極まる。

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1年前

【宿屋の仇討】遊馬さんのは滑稽さのなかに殺伐とした雰囲気が纏い五代目小さん師匠は滑稽さが際立ち人民とお武家様の関わりが微笑ましい。どちらも腹の皮が捩れる。

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1年前
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今日も散歩してきた

今日も散歩してきた

母、母方の祖父が読書好きということもあったためか実家には時代小説、ファンタジー小説、絵本、戦争体験、行動心理学、写真集、料理本といった本があった。祖父が毎晩小説を読み耽っている姿、祖父の本棚を眺めていた。母は所持しているものはもちろん、図書館や保育園で借りてきた絵本、定期購読していた「こどものとも」を寝かしつけの際によく読み聞かせてくれた。

そのため本を読むこと、字を読むことが自然と身になってい

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【偶然】さん喬師匠のまくらにて以前読んだ志賀直哉「小僧の神様」、先日お邪魔した落語会にて三三さんのマクラにて「あかね噺」が出ていて嬉しくなる。趣味や見聞きしたことが繋がった刹那の愛しさを噛み締める。

寄席で聴いて演目がわからない落語は言葉同様に「古典・新作落語事典/瀧口雅仁」で引いている。紙を捲る操作と紙の手触り、文字の森を見歩くことの心地良さに浸っている。本が好きだと再認識する瞬間である。

相も変わらず落語に浸っている。するとあかね噺、鬼灯の冷徹が、出禁のモグラの世界をより楽しめている。古典を知れば落語が。古典、落語を知れば絵本が、漫画が、アニメの世界を数倍楽しめる。世界は繋がっている。読書はやはり善き哉。

今日も落語に魅入りたい

今日も落語に魅入りたい

先日人生初の落語会に赴いた。

今回初めて前座さんの高座を拝見す。大勢のお客さんを前にしているためかの堅さとお客さんを洞察する力を身に付けようと懸命に噺する姿は初々しく微笑ましく孫を見守る心持ちがした。
師匠、お客さんが心地好く噺に浸るよう慇懃に高座返しをする姿は謙虚さと精進の意気が見えて未来の真打の軌跡に立ち会ったような感覚であった。

前座さんの噺の後に真打の噺、姿勢を拝見すると自省しつつお客

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酒井順子先生「甘党ぶらぶら地図」中野翠先生「今夜も落語で眠りたい」平松洋子さん「そばですよ 立ちそばの世界」にて「坊ちゃん」を目にする。読み時が来たような心持ちがする。

桂文珍師匠の「胴乱の幸助」でげらげらひーひーしている今日この頃。さん喬師匠の「愛宕山」で改めてげらげらひーひーしていたらお半長右衛門のことが出ていたことに気付く。気付くことは面白い。

【偶然】平松洋子さん「そばですよ!立ちそばの世界」拝読中。柳家喬太郎師匠がまずい蕎麦に出会った話が出ていた。失敗を笑って愉しくする。人生を愉しむコツを今一度噛み締める。

昔観た落語が「松山鏡」と発覚。再会できたことに感謝。

4月の散歩

4月の散歩

花緑の幸せ入門「笑う門には福来たる」のか?/柳家花緑

池上彰の世界の見方 東欧・旧ソ連の国々

涙子さまの言う通り①/山本ルンルン

あかね噺⑤/末永裕樹:原作 馬上鷹将:作画

スパイ武士道/池波正太郎

お稲荷様って、神様?仏様? 稲荷・地蔵・観音・不動/江戸東京の信心と神仏/支倉清,伊藤時彦:著 杉野仁考:写真知れば

知るほどおもしろい琉球王朝のすべて/上里隆史、喜納大作

トロイメライ

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不安定な大気に責任転嫁をする。この7日間食べることがおざなりになっていた。当然の如く心が荒み体は狂う。今一度「食べることは生きること」「地産地消が良いとされる所以」を認識するために平松洋子さん、小泉武夫さんの著作を拝読する。

噺家という道を選び歩み続ける人々の噺

噺家という道を選び歩み続ける人々の噺

「柳家喬太郎のヨーロッパ落語道中記」
「落語こてんパン/柳家喬太郎」
「柳家さん喬一門本〜世にも奇妙なお弟子たち〜/さん喬と弟子たち」

落語で笑う度、しんみりする度に噺家さんたちの了見とお客さんたちを洞察する力に畏怖を抱く。辛酸を舐めたこと、厳しさを微塵も思わせず表舞台に立つ玄人の姿勢を噺家さんを通して改めて痛感する。

それは噺家さんたちが真の意味で「生きている」からであり、自らのため、先達か

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好きなこと、苦手なこと、自分の弱味、不足な部分を受け容れて淡々と語る。六代目小さん師匠、喬太郎師匠の著作を拝読して書くことの効力を再認識し自分を受け容れる強さに畏怖する。

柳家喬太郎師匠「落語こてんパン」拝読中。義太夫の「語る」と嘘を「語る」をかけたサゲだとばかり思っていたが騙すことを「騙る」ということを知り雷に撃たれた。知ることは面白い。

円朝師匠入門と遊馬さんの独演会の予習にと「小説真景累ヶ淵/奥山景布子」拝読。円朝師匠の描く輪廻応報に背筋が粟立つ。歌丸師匠の仰る「落語界の神様」の世界観に益々魅入りたくなり遊馬さんの了見がどのように繰り広げられるか今から心を躍らせ時代小説として継がれた奥山景布子先生に感謝極まる。

【宿屋の仇討】遊馬さんのは滑稽さのなかに殺伐とした雰囲気が纏い五代目小さん師匠は滑稽さが際立ち人民とお武家様の関わりが微笑ましい。どちらも腹の皮が捩れる。