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商店街の店の並びや、国道沿いの建物や、カレーの味

一人暮らしをしていた頃の、どこかの時に、ひと月程、カレーを食べていた事を思うこが度々起こる。

ひとつの鍋で日々、朝と帰宅後に、強火にし、何らかの肉と水分と野菜果物とカレーっぽい香辛料を加え、その時の味をいただく。

毎度美味しいが、特別に何とも美味しいと思う味が時々ある。今まで加え続けた食物の相乗効果なのか、それぞれの日の心持ちなのか。
思い返して「美味しかったなー。いつ頃のだったかな〜?」
何が作用したのか、もう見当がつかないけれど、その頃のことや、それに関連した取り留めのないことを思い出す事になっていく。

それは、しょっちゅう歩く長い商店街の並びや、車窓から何度も眺めている道沿いに並ぶ建物が、隣り合う順番があやふやでわからないその感覚に似ていて「ふふふ。やっぱりハッキリわからないな〜。今度通る時に気にしてみていよー。」と、きっと見過ごすことを分かりつつ、でも気にして見ることがあるかもしれない時に私はどんな感覚になるのか?を、楽しみにしてみたりして。

もはや、特定できない事を思い返す時、思わぬ幸福感に浸る。


今月初めて参加しました。お声掛けいただいてとても嬉しく思ってます。しかし早速、テーマにフィットしていない事を書いてしまっているなぁと、間抜けっぷりを披露してまって照れてます。手探りですが、また楽しみたいです。

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