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ネットワークの基礎技術

ネットワークの基礎技術には多岐にわたる要素が含まれています。OSI基本参照モデルのトランスポート層はTCP/IPプロトコル群と同様に信頼性の確保が求められ、各階層でヘッダがデータに付加されます。IPヘッダにはTOS、TTL、プロトコル、送信元/宛先IPアドレスなどが含まれ、NAPTではIPアドレスとポート番号の組み合わせでアドレス変換が行われます。
TCPは信頼性を提供し、UDPは高速性を提供します。TCPのポート番号には、80番がHTTP443番がHTTPS20番と21番がFTP587番がSubmission用に割り当てられています。ネットワークはLANとWANに分けられ、LANは自分で、WANは電気通信事業者が設営・管理します。物理層ではリピータが、データリンク層ではブリッジが、ネットワーク層ではルータが中継を行います。
近距離無線通信にはIEEE802.15規格があり、BluetoothZigBeeがこれに含まれます。 隠れ端末問題を解決するために制御パケットを送るRTS/CTS方式が利用されます。  交換回線には回線交換蓄積交換があり、アクセス回線としてFTTHADSLが利用されます。HTTPの主なメソッドにはGETPOSTCONNECTがあり、クッキーはヘッダを通じて交換されます。クッキーはヘッダで、サーバがSet-Cookieで送り、クライアントがCookieで返します。
SMTPではEHLOやMAIL FROM、RCPT TOを通じてホスト名が送られ、POPIMAPはそれぞれクライアントとサーバでメールを管理します。DNSにはAレコード、MXレコード、CNAMEPTRなどがあり、DHCPを通じてIPアドレスが自動的に取得されます。DNSレコードが登録されているコンテンツサーバ代理問合せをするキャッシュサーバも含まれます。FTPでは、制御用とデータ転送用の二つのTCPコネクションが確立されます。
仮想化では物理的な構成と論理的な構成を自由に対応させ、OpenFlowでは、OpenFlowコントローラが経路制御などの管理機能を実行します。クラウドはSaaSPaaSIaaSなどの種類があり、ゼロトラストセキュリティアプローチでは、すべての通信に対して認証・認可を行います。


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